麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

きょうはなゆきでたんじょうび

2022年02月10日 | 俳優座

【今日はな、雪で誕生日】

 

予報通り、東京には雪舞い散る

三連休前の木曜日となった。

劇団俳優座は、雪も連休も関係なく

今日も稽古を進めます。

 

 

今回、テーブル稽古に時間を掛けています。

まず第一に、新劇史に名を刻む田中千禾夫の

戯曲を丹念に読みほどく作業を丁寧に、と。

座組に若手が多いことから、座として、

本にどう向き合うのかを縷々、

継承することも大切と考えて。

 

継承・・・ブログタイトルの誕生日は

言い遅れたけれど、劇団の、である。

1944年の今日、10名の同人により活動開始。

78歳になりました。

 

田中千禾夫は、千田是也の招きで

51年から座に籍を置き、作家としては勿論、

演出も手掛け、さらに俳優座が主として興した

桐朋学園短大部演劇専攻科で教鞭も執った。

代表作は『マリアの首』『雲の涯』など。

90歳で天寿をまっとうした彼の一字一句に、

襟を正して挑んでいます。

 

雪といえば。

『マリアの首』のラストシーンは雪。

 

嗚呼、気付けば今回もあっちこっち。

積もった雪に、はしゃいだ子供が残す足跡のようだ。

ん? そうでもないかな……

 

読み稽古に時間を割いてきたが、

昨日、立ち稽古に必要な仕込を行ったので、

誕生日の節目から、立ちます。

 

 

継承・・・戯曲との関係もそうですが、

田中千禾夫の舞台に立った先輩俳優による座談会を

LABO公演38『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』の

パンフレットに掲載予定。

女優陣はそのテープ起こしを仕込の時間中に。

 

 

適材適所で力をあわせて本番へ、一歩一歩。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ガラガラ | トップ | きょうはなでんししゃこうば... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿