ネット越しに高い重機。
無理に喩えるなら、バレーボールの景色。
日本女子バレーの最高峰「Vリーグ」は
NECの連覇で終幕した。
(「Vリーグ」自体も今季で終わり、
来季からは新リーグ「S-V.LEAGUE」を
スタートさせる)
2位はレギュラーラウンド無敗で
ファイナルラウンドに進んだJT。
3位にはレギュラーR4位だった
埼玉上尾メディックス
チーム最高順位でのフィニッシュ!
そして、まだ出場権を得ていない
パリ五輪に向けた
代表登録メンバーが発表された。
その中に・・・黒後愛(埼玉上尾)の名前。
言わずと知れた「春高バレー」のヒロイン
下北沢成徳高で、春高連覇(2016-17)と
三年次(17)のインハイ春高二冠を引っ提げ
東レアローズに進むとともに日本代表。
順風満帆な〈黒後のバレー〉だったが
東京五輪後に、休養。
あの笑顔がコートから消えたのは
一年に及び、22年東レに復帰も、
同シーズン終了後退団し、埼玉上尾へ。
復調した黒後が火の鳥NIPPONで
再び躍動するのが楽しみだが、
そのユニフォームは16。
15に袖を通すのは宮部藍梨
(ヴィクトリーナ姫路)。
金蘭会高校でエースだった宮部と
黒後は、高校時代からライバル。
宮部の球歴もユニークだ。
高校在学中に日本代表入りしながら
進学したのは、決して強豪ではない
神戸親和女子大学(16年)。
学業を優先した選択だった。
翌年9月にはサウスアイダホ大学に留学。
さらにミネソタ大学に編入し、卒業。
姫路に入団。再び日の丸を背負った。
前述したようにオリンピック出場を
まだ手にしていない日本。
(男子は獲得)
個々が「火の鳥」ともいえる二人の
活躍に期待しないわけにはいかない。
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