麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

はちかん旅日誌2~ライラック―スーパー北斗篇

2019年09月09日 | 俳優座
熱のこもった旭川市民劇場例会を終え、
8日は函館への移動日となった。

まず昨日、書き漏らしたことから。
暫く旭川の会員を休止していた方が
仲間九人と鑑賞運動を再開したいと!
さらに嬉しいことに、再入会理由は
俳優座『八月に乾杯』が例会作品と知り、
「本物の舞台を見続けているから」と
事務局に語ったと聞いた。

そして、その方々は旭川から距離のある
士別に暮らす面々だという喜び。



朝10時半、後ろ髪を引かれながら
旭川駅から特急ライラックに乗車。
札幌駅でスーパー北斗に乗り換え、
入函したのは16時を少し回っていた。

その途中、岩見沢を通過。
かつては演劇鑑賞団体があった街。
空知支庁の中心地で道内では
函館の次に近代上水道が敷設された。

……そうそう。
日本で一番二番の伝で言えば、
旭川は大規模な「歩行者天国」を
全国で最初に実施したのだそう。
(諸説あり)閑話休題。

岩見沢演鑑の、最後の事務局長は、
劇団仲間の制作者だった京増くん。

1997年頃から自然発生した任意団体
「若手制作人会議(仮)」の一員で
アクの強い初期メンバーの中にあり、
ポリバレントな制作者だな、と
僕は常々思っていた。

蛇足ながら・・・
ポリバレントは「多価」の意で、
日本では、サッカー界において
「複数ポジションをこなせる選手」
を指す言葉として使われ、
今や一般化した外来語のひとつ。

僕の京増評は、その意味では的を射て、
彼は演劇創造の側から鑑賞を創る側に
仕事をかえた。それも鮮やかに。

鮮やかにといえば。
中二の時、我が柿生中学の八組に
転入してきた「蘭子」は美少女で、
他の組の男子が廊下に鈴なりになった。
が、鈴木奈々を彷彿とさせるキャラは
あの時代には、少々早すぎて
男どもを鮮やかに裏切ってみせた
そんな彼女は室蘭からやって来た。

残念ながら僕らの乗った特急は、
室蘭本線を東室蘭から外れて、
函館本線に乗り入れたので
室蘭駅は通過すらしなかった……。

この辺りで、およそ14時。
その1時間ほど前から進行方向左に
太平洋が伺えるオーシャンビュー。
15時半頃からは大沼公園の水面。

車窓からの風景は初秋というより夏。
9月だというのに30度超えの好天。
関東に強大な台風が接近という
ニュースも気にしながら、
北緯41度46分、東経140度43分の地を
目指して、体を揺らした日曜日。

というわけで本日は
函館演劇鑑賞会での例会です。
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はちかん旅日誌1~旭川篇

2019年09月08日 | 俳優座
9月6日、ツール・ド・北海道と
劇団俳優座『八月に乾杯!』が
奇しくも旭川で開幕した。
自転車も北海道内をツアーするが、
我々もこの後、三都市を巡る。

さて、北海道第二の都市に
入旭したのは4日水曜日。
翌日から準備に入り、6日夜と
7日昼の2ステージを終えた。

会場の旭川公会堂は常磐公園の一隅。
北海道らしい広大さで約16ヘクタール。



その公会堂近くに建っていたのが
「旭川開村記念碑」。
1890年北海道庁令により、上川郡に
旭川・永山・神居の三村が誕生。
それまで「忠別」と呼ばれていた
この地域の、アイヌ発音「チユプペト」
(太陽や日=チュプ、川=ペト)から
旭川と命名されたという。

公園内には、千鳥ヶ池のほか美術館、
図書館、文学資料館などが建ち、
緑の中に彫刻も散見される文化エリア。
それから、上川神社も。



公園のすぐ脇には石狩川が流れ、
河川敷は「旭川冬まつり」の会場。
「さっぽろ雪まつり」に次ぐ
ビッグイベントと聞いた



全国巡演とはいえ、ホテルと会場の
行き来に終わる街も少なくはない。
が、北海道のへそは4泊できたので
「旭川」を少し味わうことができた。

上の写真は有名なジンギスカンの店。
店内にはサインがたくさん飾られていた。
水曜夜、巡演の鋭気を養うべく
羊肉を堪能したのだ





・・・と、ここで誤解を招かぬように
断っておくけれど「味わう」は
食べるだけではなく、飲食も含む
風景や香りなど全体としての
「旭川」を指しています。念のため。

演劇の話に戻しましょう。
旭川市民劇場例会は、初日夜、
温かい拍手が鳴り止まず、
ダブルカーテンコールで幕!

二日目昼公演のあとに開かれた
交流会でも、沢山の参考になる言葉に
むしろこちらが励まされました。

本日は函館に移動。
はちかんの旅は続きます
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はちかん旅日誌0~六本木篇

2019年09月03日 | 俳優座


『八月に乾杯』が北海道巡演へ。

少し前から小出しにしていましたが、
いよいよ明日、北の大地へ

それを知ってか知らずか、
六本木ミッドタウンの、
富士フィルムのギャラリーでは
「北海道応援プロジェクト」と
題した写真展をやっている。



8月30日から9月5日。
我々の稽古が終わる一日前に始まり、
我々が旭川に入った翌日に終わる、
という、なかなかな同調ぶり。
……同調していないか





で、上の写真は31日に稽古場をバラして
道具を降ろしているの図。
下は、それをトラックへ運ぶの図。
・・・少々わかりにくが



天気予報など見る限り、
ずいぶん秋めいている由。
・・・荷造りはまだである。



唐突に、おでん。

北海道といえば美味しいものが
たくさんあるけれど・・・
上の写真は、東京・六本木。
劇団がふだんお世話になっている
照明と音響の会社を招いた宴の一品。

北海道巡演、詳しくは旅先から。
以下、スケジュールです。

9月6日~7日、旭川
(旭川市公会堂)

9日函館(函館芸術ホール)

11日江別(えぽあホール)

13日釧路(まなぼっと)
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