タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

高見山に登る

2013年12月12日 | 山歩きから
新しくメンバーに加わった人に案内してもらい高見山に登りました。

と言っても全国の人はもちろんですが、私たちのメンバーに聞いても分かる人がいない、超マイナーな山です。



場所は世界遺産の島、安芸の宮島の対岸にあります。

高見山と言う山は全国山名事典(三省堂)を見ると5座ありました。思った以上に少ない感じです。

今日登った高見山はその中に入っていません。地元の登山者は、すぐ近くにある船倉山の支峰と言うイメージで覚えておられるのでしょうが、その船倉山も「広島県百名山」(中島篤巳著)を見ても載っていません。他のガイドブックに紹介されているのを見た記憶もない山なのです。

そのようなこともあって、このあたりの山を歩くのは初めてのことなのです。

もうひとつタカ長の興味はその名前。高見山と言うのは鷹見山から来ているのではないかと考えるのはタカ長の単なる独断と偏見ですが、、、、

今日初めて登ってみて、この山は間違いなくタカを見る山であることを実感しました。次はノスリが渡る頃行ってみたいですね。

     

宮島の対岸、大野町の高見川沿いの道を登り、、、、、

     

水量が少なくなったところで右岸から左岸に移り、尾根に登る道に取り付き、、、、、

     

高度を稼せぐと見覚えのある経小屋山が見え、その左に光る海も見え、、、、

     

尾根に登ると安芸の宮島が目の前。そこからしばらく行くと展望のよい鉄塔の下に出て、、、、

     

宮島から広島市街地までの広い風景を楽しみ、もうひと頑張りで高見山に着きました。

と言ってもどこが山頂か分からないような、尾根道のチョッとした高み、そこが山頂でした。しかし、まわりには大きな木もなく、その尾根のすぐ左には大きな岩があり、その上に立てば大展望。

     

この方向が、春にタカが渡って来る方向になります。この画像の右もこのように開けているので、、、、、、、

3月にくればノスリやハイタカの渡りを楽しむことが出来るはずです。来春には必ず来て見たい、と考えながら船倉山に向かいました。

その船倉山は平凡な山頂でした。その上せまいので私たちのメンバーが来ると全員山頂に立てないはずです。

     

その山頂のそばにある岩の上から見た広島方面。

どちらの山も山頂は平凡ですが、そのまわりの雰囲気は思った以上によくて、タカだけでなく小鳥類も、また春には花も楽しめそうな感じでした。

     

山を下りれば落ち葉の道が待っていました。

どの山も一度登っただけではその良さは分かりませんが、この山は「拾い物」をしたような感じがする山でした。

タカ長の期待通りにタカの渡りが見られるか、、、、、、花やら鳥を楽しむことが出来るか、、、、、、。

そのようなことが分かってくるのは来年3月以降のことになります。