タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

エッ、鬼ヶ城?

2014年11月20日 | 山歩きから
相棒と広島・山口県境にある鬼ヶ城山(1030.9m)の下見に行ってきました。

鬼ヶ城山という山は多いようで、日本山名事典(三省堂)をみると13座が紹介されています。ほかに「鬼ヶ岳」というのが3座ありました。

私たちのグループでも一度だけ登ったことがありますが、そのときは北からのコースを登りました。別にこれといった特徴のない山で、あまり良い印象を持っていなかったのですが、、、、、

今回は前々から気になっていた東からのルートを登りました。短いルートで半日コースです。

    

人工林のなかの道と別れ、落葉樹の尾根を登り、、、、

    

直登に近いのぼりですが、傾斜があまりないので苦になる登りではありませんでした。

そろそろ山頂が近くなってくるところで、、、、、

    

このような岩が現れ、その岩の上に立ってみると、右手のほうにこのような岩が見え、、、、

    

しかし、これでは鬼が何とか言うような岩ではないし、鬼伝説がありそうな岩は先なのだろうかと思いながら山頂に向けて登って行くと、、、

右手下のほうにゴルジュ地形のような岩が見えたので道を外れて下りてみると、、、、

     

このような岩がありました。中央の部分を下りてみたかったのですが、足場が良くないので先ほどの小さな岩のところまでひき返し、下からそのゴルジュのような岩のところに向かいました。

    

下から近づいてみると、まぁ、これなら鬼伝説があってもよいくらい大きな岩でした。

といってもあくまでこの地方の基準で、この程度の岩は全国には五万とあるはずで、特別自慢するほどのものではありません。

    

二つの岩の間にはいって行くと、、、、

    

向かって左にこのような小さな岩室がありました。大人一人がビバークできそうな大きさです。

これをみて安心しました。

最初の小さな岩では、いくらひいきめにみても鬼が出てきそうな雰囲気はまったくありませんから、、、、、、。

やはり下見にって良かったのです。ぶっつけ本番で行くと見落とすかも分かりませんし、大勢がそれらしい岩を探し歩くのも適切ではありませんから。

    

鬼ヶ城山の山頂は展望のない平凡なものです。しかし、山頂一帯の落葉樹は良かったですね。天気さえ良ければこの時期に歩きたいコースでした。

    

登りも下りも落ち葉を踏んで、、、、

この時期だけの楽しみといえそうですね。

    

山を歩いているときこのようなハングル文字を見つけました。タカ長の乏しい能力でみると、、、、

  「慶北(慶尚北道のこと)スマート山の会」と読めました。

このような山に韓国から??? という感じです。どのようなわけがあってここまで来られたのか、テープではなくこれをつけた人に会いたくなりました。

今日みたいにのんびり歩きのときに出会ったら、タカ長も韓国の山に何座か登っているので、話に花が咲いたはずですが、、、、、、。

    

本日の軌跡です。山頂の近くで軌跡が乱れているのは迷ったわけではありませんよ。

お話したように鬼がすみそうな岩を探し、その岩の周りを歩きまわった結果なのです。

ともあれ今日は楽しい下見ができました。地図を見ると分かるようにこの山の東側は地形なだらかです。

落葉の時期か、春の芽だし前に行くと楽しそうです。この山がいい山であることが良く分かった下見登山でした。