タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

晩夏の山

2018年08月26日 | 山歩きから

昨夜の夢。

友だちと遊びに行っての帰り、最寄り駅にバイクから下ろされ、、

駅にはたくさんの人がいたようですが、時計を見たら午前2時を過ぎていて、、、、

そのうち人もいなくなり、自宅に帰るためにタクシーを呼ぼうとしても電話番号が分からなくて、携帯電話で確認しようとしても老眼で数字が読めなくて、、、、自宅に帰りたいのに帰れなくて焦ってきて、、、、

そのあたりまでは何とかストーリーが追えたのですが、その先はシッチャカメッチャカ、、、、、何かしらわけのわからない変な夢でした。

そのため今日は朝から頭がぼんやりしていて、集中力は欠如、ブログの更新もままなりません。

    

8月も下旬になって、晩夏といってもいい季節です。

昔から暑さに弱いタカ長ですが、実は晩夏の山歩きは嫌ではありませんでした。

昔はいまのような猛暑ではなかったはずですが、それでも山を歩けば汗だくになります。

マイカー時代になる前の山ですから、県内の日帰り登山といっても午後遅くまで歩くことが普通でした。そのようなとき、、、

汗を絞りだした体に山からの風が吹いてきて、一瞬の涼しさ。その涼風に秋近しを感じていました。その瞬間が好きだったのです。

    

その瞬間に、猛威をふるった猛暑の最後のあがきを感じていました。

絶対的な権力をほしいままにした権力者の、凋落の予感をみたような気がして、ある種の寂寥感みたいなものを感じていました。

盛者必衰、そのことわりの一端が見えるような気がして、この時期の山歩きが好きだったのです。

しかし、この歳になるとあの頃の感性が失われたのか、吹く風にそのような寂寥感を感じることはありません。

そよと吹く風にも何かを感じていたあの頃の感性がなつかしいですね。

もう、ぜったに帰ることがない世界の話です。