タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

佐世保タカ見旅から~23

2018年09月26日 | タカの渡り
さらば奥平戸

今朝は早くから戸屋久に行きました。

早朝あの道を歩くのは暗いのではないかと思い30分遅く出発しましたが、、、、

それほど気をつかう必要はなかったようです。

6時半ころ福良漁港公園の駐車場から歩き始めましたが、実際に歩いてみると歩くには問題ない道でした。

大雑把にいえば最初の15分が登りで、そのあと15分の平坦な道、そして15分下って戸屋久に到着しました。

    

今日は9時ころが満潮らしく、ついたときは前の島と陸続きではありませんでした。

その道の先端で観察開始。

到着早々ハチクマが渡り始めました。

    

本日最大の群れ(?)です。7羽しか写っていませんがハチクマが8羽いました。

7時台に30羽が渡りましたが8時を過ぎるとピタリと止まり、、、、

    

2羽のハチクマがひき返してきました。

その後は目の前の尾根に見え隠れするハチクマは目につきましたが、渡る気配はありません。

タカ長の頭の上まで出てきてひき返すハチクマもいました。

何が気に入らないのか、、、、今日は海を渡るのを止めたようでした。

もう何年も前のことですが、、、、、

佐世保の烏帽子山で観察しているときアカハラダカがまったく飛ばない日がありました。

そのとき彼らの飛去方向の九州南方に台風がありました。

そのことを察知したのか、観察者同士の連絡によるとそのとき対馬を飛びたたなくなっていました。

対馬にいる時に九州南方の台風の存在を察知したのでしょうか?

本当のところはタカ長にはわかりませんが、彼らの気象察知能力には人間の比ではありません。

判断の間違いが直接生死に関係するのですから、人間には分からない能力を身につけているのでしょうか?

    

そのあといつもの定点に移動しました。

そこでは19羽の渡りを記録しましたが、渡りをしないでそのあたりをウロウロするハチクマも目につきました。

そのような状態だったので少し早めに観察を止めようとしたら、、、、

31羽、36羽、19羽のハチクマが頭上を流れてきて、先日と同じように目の前の尾根を越えて行きました。

そのまま行けば戸屋久の方向ですが、その群れが海を渡ったかどうか分かりません。

    

ここに来て初めて知ったのですが、このあたりは「奥平戸」といわれているようです。

その奥平戸とは今日でお別れです。

明日天気が回復するのなら平戸島にたまったハチクマが一気に飛び立つことが期待されますが、、、

この天気の状況は変わりそうにありません。

ということで、奥平戸とは今日でお別れです。

いい出逢いもあった今年の奥平戸、来年も来ることができるよう健康には留意して頑張るつもりです。