タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~3月16日

2010年03月16日 | タカの渡り観察
こんな日もあるのですね、、、、、、

 タカ長は午前中仲間と裏山の縄張りを巡視し、今度の雪と雨で倒れた木を片付けてきました。これでメインルートは安心して歩くことが出来ます。

 裏山を歩きながらいつも空を注意していました。しかし、飛んだのはトビが1羽だけでした。何となく悪い予感がしていました。

 観察地に下りて「今日は出ていないでしょう」と聞くと、、、、、予想していた返事が返ってきました。今日は飛んでいないのです。

 午後はまったく鳥が動きませんでした。それにしても、、、、と言う思いが強いのです。いつもは賑やかな観察地のまわりのヤマガラやシジュウカラなどの小鳥類もまったく姿を見せないのです。野鳥の世界に何かあったのでしょうか?

 例えば野鳥の世界の大物が亡くなって国民全体、いや鳥民全体が喪に服していたとか、、、、、。



 このように最悪の日に遠来の客がありました。香川県のビジネスマン氏です。広島の出張を終えて福岡に行く間の時間を割いて、かの有名な(?)タカ長観察地を訪ねて下さったのです。仕事用のスーツとリュックサックを持って観察地まで上がって来られたのですが、鳥の面では結果は最悪でした。

 シーズン中にこのような日はめったにありません。そのような日に出くわすのはある面とても貴重な体験ですが、しかし、心優しいタカ長としては観察地の上を流れるノスリを見ていただきたかったと思っています。ノスリの神様に前借がきくのならせめて50羽くらい前借してビジネスマン氏に見て頂きたかったですね。



 タカカノの報告によると、タカ長団地の桜が咲いたようです。観察地との標高差は約100mですが、観察地の桜はご覧の通りです。今日はまったく話題がありませんから、タカ長観察地の標準木の様子をアップすることにします。





 この桜がいつ咲くか、開花予想は皆さんにお任せします。先日の渡り予報を大きくはずしたタカ長としてはしばらく謹慎することにします。

 今日の結果

   3月16日    晴

      観察者    ジューヤク トビ吉 御大 タカ長
      観察時間   8:00-15:30

        ノスリ           6
        ハイタカ    西向き  6
        ハイタカSP  西向き  2
        ハイタカSP  東向き  2

 謹慎するといいながら明日の渡りは〇になる、と心ひそかに予想しています。◎としないところがミソですよ。謹慎中(?)ですからあくまで控えめに予想しています。



今日の観察~3月15日

2010年03月15日 | タカの渡り観察
このうなると「キ印」と思われるかも分かりませんが、、、、、、

 タカ長は来月の韓国での調査を前に歯に具合が悪いところが見つかり、このところ治療に専念しています。火事にたとえれば、火の手が上がる前に消化に務めているのです。旅に出て、それも外国に行って歯が痛くなると大変ですから、しっかりと治療して調査に専念したいと考えているのです。

 今朝も治療が終わって観察地の上がるとジューヤクさんとトビ吉おじさんが傘をさして空を見上げていました。こうなるともう「キ印」と言われても仕方ないかも分かりませんね。



 しかし、チョッと待ってください。タカ長を含めジューヤクさんもトビ吉おじさんも単なる「キ印」で観察地に通っているのではないのです。少し我田引水的に言わせてもらうと、私たちのメンバーはデータをとることの意味が分かっているからこのようなことをしているのです。

 チョッと天気が悪いから止める。

 気分が乗らないから観察しない。

 などなど理由を上げ始めるとキリがなくなります。そのようにして集めた数字は、ある面ではまったく意味を成さないものになります。単なる気分屋の産物にしかなりません。

 タカ長たちも大きなことは言えませんが、しかし、観察の根っこの部分、分母の部分は出来るだけ統一していないと、そこに記録された数字の信用性が低くなると考えているのです。



 ご存知のように春の渡りを観察している観察地点は、秋に比べるとかなり少なくなっています。そのためにいつまでも解明できない問題が残っているようにタカ長は感じています。
 
 タカ長観察地のメンバーから聞いた話しですが、野鳥の会の某支部長が「春は数が出ないから観察しない」と言っておられたとか、、、、、。誰もが大きな渡りを見たいのです。そのことは良く分かります。しかし、美味しいところだけ食べたいと言うような気持ちでは調査は出来ないはずです。

 そのような気持ちで集めた数字は観察データにはなりません。そのような基本的なことも分からないで観察をされても、その観察データを見るほうはイマイチ信用できないものが残ってしまうのです。

 チョッと屁理屈になったかも分かりませんが、少なくとも私たちは単なる「キ印」で観察地に通っているのではないのです。

 そのようなことを続けてきたので「ノスリはハチクマより悪天候に弱いのか、チョッとした雨で渡りを止めるようだ」と言うようなことを実体験として言えるようになっています。



 タカ長が観察地に行く直前から雨になりました。

 それでも私たちは観察地の東屋で雨を避けながら観察しました。しかし、11時頃から本降りになってきたので今日の観察は終了としました。

 この降りかたを時間雨量にすると何ミリになるのか分かりませんが、いままでの経験ではこのくらいの降り方になるとハチクマも渡りを止めるようなことが経験上分かったような気がします。もちろん、タカ長観察地だけの経験ですから、その感覚がすべての観察地にあてはまるのかどうか、それはタカ長には分かりません。同じような観察データが多くの観地から寄せられると、かなりの信憑性を持って言うことが出来るようになるのでしょうが、そのような観察データは無いのではないかとタカ長は思っています。

 同じこの東屋で、これくらいの降り方になったとき一羽のハチクマが観察地の前の木に下りて休み、小ぶりになったのを見とどけて飛び立っていったのを見たことがあります。ほとんど目の前、至近距離を懸命に羽ばたきながら高度を上げていったあのハチクマは、気のせいか首の長さが通常のものより長く感じられたものです。

 天気がよくないときの観察は嫌なものです。その気持ちは誰も同じことだと思います。しかし、だからと言って皆が避けていたら天気が良くないときのデータはまったく集まらないことになります。そのことが定着すると、データがないから渡らないのだと言うことになりかねません。データが無いことと、データを取りに行っていないことが曖昧なまま、記録がないことだけが定着し、天気の悪い日には渡らないことになってしまうのです。

 ゼロもまた貴重な記録です。それを証明する調査は大変ですが、ゼロの調査をしてはじめて、「このようなときは渡らない」と自信を持って言い切れるようになるのです。私たちはその自信を得るために観察地に通っているのかも分かりません。


 それにしても天気が安定しませんね。困ったことです。

    以上のように今日の結果は「渡りを認めず」です。

今日の観察~3月14日

2010年03月14日 | タカの渡り観察
 タカ長の渡り予報は天気予報並みです、、、、、

 今朝は朝から晴、タカ長の予報としては◎だったので早くから障子岩に登りました。頭の上を次々と流れてくるノスリを想像しながら道を急ぎました。

 

 あの世界遺産の島、宮島の上に立ったタカ柱を撮るつもりだったのです。しかし、今日飛んだのは小さなハイタカだけ、それも1羽とか2羽では写真にとってもタカを探すのに苦労するはずです。そのように写真にならないのでカメラを向けませんでした。



 近くを飛んでくれたのはトビだけです。ノスリは予想以上に少なくてアテがはずれました。タカ長の渡り予報は天気予報並みなのです。つまり当らないということです。

 思ったより早く霧雨が降ってきたので山を下りました。午後はまったく鳥が動きませんでした。渡りははずれでしたが観察ポイントとしては春も秋も楽しめそうです。西行きのハイタカ属を27羽記録しましたが、あれがハチクマだったらと思うとわくわくします。タカ長観察地のサブポイントとしては合格ですね。

 障子岩の参考記録です。

     観察時間     8:30-14:00

        ノスリ            8
        ハイタカ   西向き   22
        ハイタカSP  西向き   5
        ミサゴ            1
 
   タカ長観察地とダブル個体もありそうですが、その数は思った以上に少ないようです。渡りの傾向はピタリとあっていますが、、、、、。つまり今日はハイタカ属の動きが多かったと言うことです。


タカ長観察地の結果

   3月14日     晴のち曇

     観察者    ジューヤク トビ吉 カメ吉 カンヌシ ガミーネ
     観察時間   8:00-15:00

        ノスリ           26
        ハイタカ    西向き  26
        ツミ     西向き    1
        ハイタカSP  西向き  19
        ハイタカSP  東向き   1
        ミサゴ            1


 小さな雨が降ってきたので15時に撤収しました。明日からの天気予報も良くない日が続きます。ノスリがドカッと渡って来るのはいつになるのでしょうか?



今日の観察~3月13日

2010年03月13日 | タカの渡り観察
天気も回復して大当たりを期待したのですが、、、、、、

 天気が回復しました。ぐずついた天気の後の晴、正直大当たりとは言わないまでも3桁の渡りを期待して観察地に上がったのです。



 雲はまだ厚いけど、天気は回復傾向であることは間違いありません。未明までの雨が上がって、観察地の周りの木々も枝先に雨粒を残していましたが、それさえも吉兆だと思って待っていたのです。



 アメリカハナミズキの花芽も大きくなってきたようです。昨日までは寒さに苦しめられた観察が続きましたが、今日からは気温の面でも楽になりそうです。



 サクラの花も開花に向けてスピードアップするのではないでしょうか。ノスリの渡りも今週初めに第一波が渡り、そろそろ第二波がやって来ても良いのでは、、、、と期待していたのです。



 ところが観察早々山に雲がかかり始めて視界を遮ってしまいました。南側の低いところに少し明るいところが残りましたが、肝心のところはすべて雲の中、、、、、と言った状態になってしまいました。

 これではほとんど見えません。11時頃までそのような状態が続き、渡りの記録はゼロでした。昼前に1羽が観察地の上を流れていくのをジューヤクさんが見つけましたが、それもほとんど偶然のことです。雲の中から現われて、次の雲の中に隠れてしまう前に偶然ゲットしたようなものです。

 そのすぐ後キョージュが同じように流れて行くノスリを見つけました。これが午前中のすべて、、、、、。

 天気が回復した午後になって渡りが活発になってきましたが、それも2時過ぎまででした。全体的に言えば期待はずれの一日でした。西の様子は分からないのですが、明日はタカ長の予報どおり◎になるのでしょうか?

今日の結果

   3月13日     曇のち晴

     観察者     タカ長 ジューヤク トビ吉 キョージュ カンヌシ コリ吉
     観察時間    8:00-16:00

        ノスリ           79
        ハイタカ    西向き  4
        ハイタカ    東向き  1
        ハイタカSP  西向き  3
        ツミ      西向き  2
        ミサゴ          1

 

 少し画質が悪いのですがこのグラフをご覧下さい。

 上が2008年のノスリの数を示したグラフ、下が2009年のものです。二つのグラフの傾向はまったく違いますね。上の2008年が後半型、下の2009年は前半型であることが一目瞭然、これほどハッキリしたパターンは面白いですね。

 下のグラフの122と読める棒の右に何もない谷間が見えますが、そこが3月13日のところです。

 今日3月13日までのノスリの総数が396羽になっています。

 総数693羽を記録した2008年は3月13日までに19%の132羽を記録しました。
 総数861羽を記録した2009年は3月13日までに54%の465羽を記録しています。

 ことしの396羽が全体の19%だとしたら今シーズンの総数は2084羽になります。先ず無理な記録ですね。

 ことしの396羽が全体の54%だとしたら今シーズンの総数は733羽になります。このあたりが今年の総数になるのでしょうか?

 最低ラインを見積もっても後者の700~800くらいが今シーズンのノスリの総数になりそうですが、タカ長としては今シーズンはこれまで天気が悪かったので前半型とは言えなくて、まだ半分渡っていないのではないかと思えるのです。

 そのことを考えると、総数が4桁になる夢を捨てるのはまだ早いと思われます。

 タカ長のこの期待をこめた予測が当るかはずれるか、これからの推移に注目しましょう

韓国の「クェンチャナ文化」

2010年03月12日 | 韓国情報
 タカ長の友だちが心の病気のため入院生活をして最近退院しました。このブログのファンの一人です。その彼の目に触れることを意識して、、、彼の病気全快を願ってこのブログを書いています。

 韓国の「クェンチャナ文化」のことです。クェンチャナ文化、と言ってもタカ長が勝手に言っているだけですから、参考書を探しても出ていないですよ。


   写真はネットより借用

 その日私たちはソウルを旅行していました。この写真と同じような快晴でした。

 欲張りな案内役としては先ず南山(ナムサン)のソウルタワーの展望台からソウルの概要を見てもらって、出来るだけ多くの所を案内したかったのです。いま考えればおかしいのですが、その時はマジで朝早くソウルタワーに行ったのです。しかし、まだ営業時間前でした。それも1時間以上も、、、、、。

 チョッと困ったタカ長はダメもとでピストルを持って職務していたガードマンに、展望台に上げてくれるように頼んだのです。韓国語が出来るわけではありません。英語は中一程度、相手のガードマンは英語が理解できません。それでもとにかく頼んでみたのです。

 タカ長の意向を知ったガードマン氏は誰かと電話で話をしていましたが、すぐに展望台にあがることを許してくれたのです。


   写真はネットより借用

 営業時間の1時間以上も前ですから展望台には誰もいません。丁度このような状態でした。ガードマン氏が私たちと一緒したわけではありません。展望台の売店の人も出勤していません。本当に私たちだけの世界でした。

 ソウルタワーの展望台は2フロアあります。そこでゆっくりと観光して下りようとした頃最初の売り子さんが上がってきました。

 もし私たちが悪い人なら爆発物を仕掛けることも売店の商品を万引きすることも可能でした。もちろん私たちの仲間にはそのようなことをする人はいませんが、それにしても良く上げてくれたものだといま頃思っています。

 帰国して韓国通の友だちにそのことを話と、韓国人がそのようなことをお願いしたら叱られるそうです。しかし、外国人は韓国の様子が分からないのだからこのような依頼を受けることもある、と言うのが彼らの考え方なのです。

 日本でこのようなことが出来るでしょうか?

 営業時間の1時間以上も前に外国人が東京タワーに上げてくれと言ってきたら無条件で上げてくれるでしょうか?先ずダメですね。

 私たちの経験は数年前のことですから、いまソウルタワーに行っても同じようなことが出来るかどうかは不明ですが、以上のことは私たちが実際に経験したことなのです。



 その日私たちは安東(アンドン)に行くため慶州(キョンジュ)のバスターミナルでバスを待っていました。安東行きが発車するホームにはウルサン行きのバスが止まっていました。そのバスが何かの事情で発車が遅れていたのでしょうか、私たちが乗る安東行きのバスがターミナルに入ってきましたが、所定のホームにバスがいたので隣のホームに入って止まりました。



 これはそのとき写した写真ではありませんが、韓国を個人旅行するときはバスの行き先くらいは読めることが必要条件になります。タカ長は韓国語はほとんど出来ませんが、行き先表示くらい何とか読むことが出来ます。そのため自分の乗りたいバスが隣のホームに入ってきても対応できました。

 〇〇行きはxx番ホームから出発、と言うのはあくまで原則で彼らは簡単に隣のホームにバスを止めるのかも分かりません。

 町のバス停でバスを乗るときでも、日本のように自分の目の前に自分の乗りたいバスが止まる、と考えないほうが無難です。韓国では多くのバスが走っていますからバス停でバスが2台も3台も止まることは珍しくありません。その場合は少し離れたところで客扱いをしてそのまま発車してしまいます。バス2~3台分くらい走って行って自分の乗りたいバスに乗らないと、極端に言えば一日中待ってもバスに乗ることが出来ないのです。

 バスに乗ってもお客が座ってから発車します、と言うようなことはありません。バスが止まるまで席を立たないでくれ、と言うようなアナウンスはありません。気短な運転手はバスが止まる前にドアーを開け、客が乗ると同時に発車し、走りながらドアーを閉めることもあります。

 どこかの国とはまったく事情が違うのです。



 韓国中部の群山の錦川(クンガン)河口のユブドに鳥を見に行くときに写した写真です。自分たちがセットしたツアー旅行の一こまです。このようなところから乗るほうがユブドに行くのが近いからか、正規の業者に頼んだ船ではないからなのか、事情は知りませんがこのようなところから船に乗ってユブドに行きました。

 このなかにはちゃんとした旅行社のガイド(右側でこちらを向いている女性)も乗っているのです。

 タカ長の韓国経験の一部を紹介しました。如何ですか?

 日本式に悪く言えばいい加減でテレンパラン、良く言えば柔軟性があって合理的、、、、これがタカ長の言う「韓国のクェンチャナ文化」なのです。

 韓国語に「クェンチャナヨ」と言う言葉があります。

 例えば謝って人の足を踏んだとき「ごめんなさい」と言いますね。言われた人は「いいえ」とか「大丈夫ですよ」とか言うようなことを言いますね。そのときの「大丈夫」に相当する言葉ですが、この言葉はそのような意味を持って広く使われているようです。

 タカ長のイメージではアニメの一休さんの「気にしない、気にしない、、」と言うあの言葉のイメージです。小さなことには気にしない、と言うような意味を持っています。
 その「クェンチャナヨ」を借りて韓国人のこのような特性を「クェンチャナ文化」とタカ長が勝手に名づけているのです。

 例えば上記のバスのこと。先着のバスが何かの事情で遅れていた。そのバスが出発して所定のホームが空くのを待っていたら自分のバスも遅れさせることになる。そのように判断した運転手が空いている隣のホームにバスを止め、定時に発車したのです。

 このように考えたらあの運転手をテレンパランな、いい加減な運転手と責めることが出来ますか?それよりは日本のようなキチッとした考え方のほうがおかしいのではないか、とテレンパランなタカ長は考えてしまうのです。



 そのとき行った安東の河回村(ハフェマウル)です。タカ長お勧めの観光地です。ご覧のように朝鮮王朝時代の村がそのまま現在に残っているような村です。どのような事情か知りませんが、あの朝鮮戦争でも破壊されることもなく今に残っているのです。



 あのエリザベス女王も訪れたことがある観光地です。このようなところを歩くと、文字通りタイムスリップした気分になり、今の世の中のチマチマしたことに気を病んでいる自分が馬鹿らしくなるのではないかと思うのですが、、、、、、

 如何なものでしょうか???


今日の観察~3月12日

2010年03月12日 | タカの渡り観察
今日も寒い観察が続いていますが、、、、、

 今日も曇り空、天気予報とは違っているようですが、これもまたいつものことなのでいまさらコメントする気にもなれません。当るも八卦、当らぬも八卦、天気のことをいかにもそれらしく言うのが彼らの仕事なら勝手に言わせておきましょう。

 観察地も寒かったようですが、タカ長が行った緑化センターも予想以上に雪があり寒かったです。



 本当なら公園内の植物を観察したり、野鳥を観察しながらのんびりと歩く予定でした。しかし、寒くて厚着をして歩きました。のんびり、と言う気分ではありません。



 車道は除雪されていますが公園内はこのようなところもありました。チョッとした雪山歩きの気分で歩いてみました。今回の雪は重くて、あちらこちらの木の枝が折れたり倒れたりしていました。

 タカ長としてはこの上を渡りタカを1羽でも見たかったのですが、本当に本当に何も飛びませんでした。カラスもトビも飛びませんでした。今日もまたタカ長の思惑は外れてしまいました。



 タカが駄目なら花です。園内には色々な季節に咲く桜も植えてあります。そのなかには咲いているものがありました。これは「10月桜」です。



 10月桜をチョッとアップで撮ってみました。風があってピント合わせが難しかったのですが、これは何とか止まったようですね。

 寒咲きの大島桜が咲いている、と言うことでしたがタカ長は横着をして見に行きませんでした。



 道路ののり面には赤花のアセビが咲いていました。レストランに展示されていた写真には「アケボノアセビ」と書かれていました。確かにアケボノツツジを思わせる色ですね。

 そのように今日のタカ長は花を楽しみました、と言うことにします。鳥はレストランのえさ台に集まってくるアトリ、ミヤマホオジロ、アオジ、カワラヒワ、シジュウカラ、ヤマガラなどを暖かい室内から楽しみました。

 それにしても天気がハッキリしなくて困りますね、、、、、、、

今日の結果

   3月12日    曇のち晴

      観察者    ジューヤク トビ吉 御大
      観察時間    8:00-16:00

        ノスリ            29
        ハイタカ    西向き    4
        ハイタカSP  西向き    7
        ハイタカSP  東向き    1

 数字の面でも期待はずれですね。下関での観察ではノスリ52羽と、おそらくノスリと思われる大型不明20羽を記録しています。ささやかな期待を持たせる数字ですね。明日の天気予報は良くないようですから、この調子では日曜日が当りになるのでしょうか?

    タカ長としては期待をこめて日曜日が◎になる、と言う予報を出すことにします。

 

今日の観察~3月11日

2010年03月11日 | タカの渡り観察
これでは週末組のために寒い思いをしているようなものですね

 とにかく天気は回復しました。しかし、観察地のまわりの山は、、、、



 雪の山、B山あたりは少ないようですが窓ヶ山は白くなっていました。光線状態が悪くて写真は撮れませんでしたが、このような窓ヶ山はあまり見たことはありません。



 山が見えたのは観察開始してしばらくのあいだ、すぐに厚い雲がかかってきました。ジューヤクさんは「谷川岳のようだ」と言っていました。それは少しオーバーですが、それにしても3月とは思えないような寒々とした風景でした。



 観察地の桜の花芽も少しずつ大きくなっているようです。間違いなく今月中には咲いてくれるのでしょう。あまり無責任な開花予想はしませんが、気温は明日あたりから上がるようですから、花の春もまもなくやってくるはずです。



 花芽がこれだけ膨らんだら間もなくでしょう?

 いつ開花するか、その予想は皆さんにお任せします。

 それにしても今日も寒い観察でした。ノスリは期待はずれ、これでは週末組のために私たちが寒い思いをして観察しているように思えてきます。

 タカ長観察地の皆さんは心の広い優しい方ばかりですから、寒い思いをしても不平不満は口にしません。週末組の皆さん、次の日曜日は天気予報も良いようですから、安心して観察においで下さい。

 第二波がドカッとやってくるかどうかは保証の限りではありませんが、過去の例から言えばまだまだ出てもおかしくはありません。一緒に期待しましょう。


今日の結果

  3月11日   曇一時晴

     観察者     ジューヤク タカ長 トビ吉 御大
     観察時間    8:00-16:00

        ノスリ             6
        ハイタカ    西向き   12
        ハイタカ    東向き   2
        ハイタカSP  西向き   1
        ハイタカSP  東向き   1
        ミサゴ            1


 どうですか?ニヤリ???

 週末に期待を持たせる数字でしょう?

 期待通りことが進めば問題ないのですが、、、、、
                        この週末はどうなるのでしょうか?楽しみですね。


今日の観察~3月10日

2010年03月10日 | タカの渡り観察
今日はまちがいなく観察地に出かけましたが、、、、、

 チョッと前までの天気予報では、天気が悪いのは3月9日だけで10日以降は回復傾向になっていました。

 しかし、今朝も雨、、、、、、「何で昨日だけ当るのだ、、、、」と八つ当たりしたい気分のタカ長です。明日の天気が当らないことが多いのに、週間予報や長期予報をする心理がタカ長には理解できません。

 百歩も千歩も譲ってそのことには目をつむるとしても、許せないのは

 「明日は傘をもって出かけたほうが良い」
 「洗濯をしたほうが良い、、、」
 「布団を干したほうが良い、、、」

 などなど個人の生活に立ち入るようなコメントを天下のNHKの電波を使ってコメントすること。

 100%とは言いませんが、90%以上の確率で天気予報を当てるのならそのようなコメントをすることも許されるでしょうが、今の予報技術ではそこまで言うのは無神経すぎるのではないかと思うのです。

 その上予報がはずれても釈明はおろかまったく責任を取らないのですから、この種のコメントだけは止めて欲しいのです。

 そのようなことを常々話しているので昨日は罰が当ったのでしょうか????



 数日前からの天気予報をまるまる信じていたわけではないのですが、昨日の観察が雨で流れた今日は朝から観察モードいっぱいでした。そのため天気の回復を願って観察地に上がったのです。

 しかし、ご覧のような雨です。流石のジューヤクさんも休みでした。



 あちらを向いてもこちらを見ても、、、、、鳥が見られる気配もありません。それでも1時間ねばってみましたが、午前中に天気の回復は見込まれそうもないので観察は終了としました。

 と言うことで今日は「タカの渡りを認めず」と言うことにします。


周防大島の山を歩く予定でしたが、、、、、

2010年03月09日 | タカの渡り観察
何だか訳のの分からないような一日でした

 今日のタカ長、周防大島の文殊岳から嵩山まであるき、途中の尾根道からハイタカの渡りを楽しみ、嵩山の展望台からは四国松山の方向へ飛ぶハイタカを見て帰る予定でした。

 ところが今日だけは天気予報がバッチリ当って朝から雨、マイクロバスをキャンセルすることも出来ないのでとにかく大島に向かいました。何で今日だけ天気予報が当るの???平素からお天気キャスターの悪口ばかり言っているので罰が当ったのでしょうか?

 雨だけならまだしも強い風が吹いていました。大島の海は白波が立っています。これなら登山を中止しても誰も文句を言う人はいません。とりあえず道の駅へ、、、、。しかし、まだ開店していませんでした。

 そのため次の予定地へ、、、、、、



 駐車場に車が少なかったので疑心暗鬼、双眼鏡で入り口を見ると開館時間は9:00-16:30。やっと雨の心配のない室内に入りゆっくりと見学することにしました。



 陸奥といえば大島の北方向の柱島沖で謎の爆発を起こして沈没した戦艦として知られています。館内には陸奥の歴史や遺品などが展示されています。それらをゆっくり見て歩いたのですが、心は室内での時間つぶし、、、、、



 そのあと隣の小さな水族館で遊び、、、、、



 再び車に乗って五条の千本桜を車内から見て、、、、、

 もちろんこの時期ですから花はまったく咲いていません。青い海をバックに咲いている桜をイメージしながら桜の木を見たのですが、なかなか満開の姿を想像することが出来ませんでした。雨の中では仕方ありません。桜の木も年老いているのできれいに咲くのかどうか、良く分かりません。以前地元の人に聞いた話では満開になるのは4月10日頃だそうです。



 そのあとすぐ近くにある河津桜をみました。花の盛りは過ぎているようでしたが、まだまだ楽しむことは出来ます。しかし、今日は雨と風、雨だけなら写真は撮れても風があると花がゆれて写真を撮る気分にはなれませんでした。

 花を見たあとは道の駅で昼食。

 午後は車で山登り、のつもりで嵩山に向かいましたが中腹まで登ると路面は雪、、、、無理をして登れなくなってはいけないので、車での山のぼりも止めて、、、、、、



 白壁の町柳井にゆきました。柳井に着く頃いちど上がっていた雨がまた降りだし、傘を指しての観光、、、、



 醤油屋の倉を見学したあとは「町並み資料館」へ、、、、、

 この資料館の2階は柳井出身の歌手松島詩子の記念館になっています。



 ここには松島詩子が終生愛用したピアノが展示されていました。20円で買ったぴあのだそうです。

 そのほか舞台衣装や装飾品、レコードやポスターなどなどが展示されていました。



 松島詩子といえばこの「マロニエの木陰」ですね。タカ長の心のどこかにもその歌が残っています。

 帰宅してパソコンで松島詩子の動画を見ながらその歌声を聴きました。さすが音楽の先生ですね。ごまかしの発声ではありません。

 山口県と広島県の教員免許を得た彼女は広島県立忠海高等女学校の先生をしたあと28歳で歌手レビューしています。いまの感覚では遅いレビューと言っても良いのでしょうか。

 柳井の観光を終えて山陽道経由で帰ろうとしたら雪のために熊毛、岩国間が通行止めになっているとかで行きと同じ188号線で帰りました。

 途中道の駅に寄ったら火曜日は定休日、、、、

 どこまでも段取りが狂いぱなしの一日でした。

   この天気ですから今日の観察はお休みです。




今日の観察~3月8日

2010年03月08日 | タカの渡り観察
終わってみれば記録更新

 今日の観察地も風が強くて寒い一日でした。昨日よりは天気が良かったものの、思ったほど回復してくれません。

 朝の出足は悪かったのですが、10時前に6羽のノスリがA山から次々と流れてきたのを皮切りに、その後は観察終了まで順調に羽数を伸ばしてゆきました。



 数羽のノスリが何度も現れ流れて行きました。時々はこのように太陽がのぞいたので、このなかを飛んでくれることを期待したのですが、タカ長の期待したコースを飛んでくれません。



 近くを飛んでくれたときは太陽が雲に隠れていました。画面の上に一つ見えるのがノスリです。頭にイメージしたようには飛んでくれませんね。

 

 そのような訳で今日もそれらしい写真は撮れませんでした。写真を撮るために観察地に出かけているのではないので、このような写真で我慢しないといけないのでしょう。

 今日はカメ吉おじさんもいましたが、タカ長観察地の春は写真には不向きなのでびっくりするような傑作は撮れなかったはずです。

今日の結果

  3月8日    曇

     観察者    ジューヤク トビ吉 カメ吉 タカ長 コリ吉
     観察時間    8:00-16:00

       ノスリ            181
       ハイタカ    西向き   11
       ハイタカ    東向き   1
       ハイタカSP  西向き   5
       ミサゴ            5

  ノスリの数は一日の数としてはこの観察地の新記録です。終日ハッキリしない天気でしたが、これまでたまっていたのが一気にやってきたのでしょう。渡るときには渡る、観察地の西側の尾根から次々と面白いほどノスリが流れて来ました。

 これで終わりではありません。例年の数字から言えばまだ40%しか渡っていません。週末は天気が回復するようですから、その頃第二波がやって来るはずです。もし渡ってこなかったらどうするかって、、、、???そのときはお天気キャスターのようにケロッとして言い訳ひとつしませんよ。

 とにかく週末組の皆さん、がっかりするのはまだ早いですよ。まだまだ渡ってきますよ。