武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

驕る平家

2007年10月11日 | 人間の欲望
福田総理と民主との論戦を2日間じっくりと見た。
福田さんは遅れてきた老人で、これから荒波を乗り越えて、未来の国家像を構築していこうとするエネルギーには欠ける。
例えて言えば、腹が痛くて福田内科医に駆け込んだが、本当はすぐにでも腫瘍を切除する外科手術をすべきところを、聴診器を当てただけで、胃薬を出しておきますと言う医者に似ている。
安心感はあるが、政治のリーダーシップと未来構想力はなく、小沢の民主から見れば、自民は驕る平家の壇ノ浦で、民主の誰が平家にとどめを刺すか、長妻義経か馬淵義経か、福田さんには気の毒だが、やっぱり「貧乏くじを引いた男」になってしまうだろう。
テロ法について、自衛隊の燃料補給艦が補給していたのは、94%が英米軍の燃料補給艦であったことが明らかにされ、それでは何のために我が日本の自衛隊が莫大なカネを使って燃料補給をしているのか訳がわからない。
英米の軍艦は、自衛隊から直接補給を受けていないから有難味は全くないだろう。
このように国際政策と軍事政策を全く持っていない外務省と防衛省では、日本がいくら国際貢献だと言ってもカエルの顔にナントカである。
やはり自衛隊の任務は英米軍の便所掃除かそれ以下であった。
しかも、燃料補給量についてアメリカ側の情報公開により、日本サイドは慌てて20万から80万ガロンに訂正し、それがまたまた67万ガロンに訂正されてしまった。
つまり防衛省はノー天気なのか、隠蔽体質なのか、シビリアンコントロールが効かないデタラメ振りだ。
こんなことをやっている防衛省と外務省に自衛隊の海外派遣を任せるわけにはいかない。
次に、福田総理の会計処理と政治献金問題、福田さんは民主の馬淵にずいぶん厳しくやられてしまった。
時の総理が予算委員会の満座の中、すみませんでしたと何度も謝罪をさせられ、フウーと大きな溜息をついていたのはみっともない。
福田も頭隠して尻隠さずのタイプなのか。
福田さんの政治団体は領収書のあて名を改ざんし、最近だけでもその数が112枚、総額950万円であった。 福田総理は「会計がずさんだった。申し訳ない」と何度も謝罪していた。 しかも会計責任者は藤田実という藤田エンジニアリングの会社社長であり、その藤田グループ(上下水道設備会社)は国からの公共事業を請け負っておりながら、最近のことで分かっているだけでも1千万円を超える政治献金を福田に行っていた。
これは政治資金規正法違反である。 馬淵から追求された福田総理は、献金は認めたものの、自分の会計責任者をやっている人間が国の公共事業を請け負っていることは知らなかったと言い逃れていたが、上下水道工事の会社が公共工事をやっていることは小学生でも分かることで、これを信ぜよというのは、太陽は西から出て東に沈むと言っているようなものだ。
さて、驕る平家は滅亡し、源氏が鎌倉幕府を開くことになるが、源氏もやがて衰え、新しい政治勢力・足利尊氏が台頭してくる。
つまり、権力は腐敗し衰亡すると言うことだ。
(ムラマサ、一閃)
コメント
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