武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

守屋という白ブタ

2007年10月23日 | 人間の欲望
守屋の退任式が市谷の防衛省で行われた風景は、何か気味の悪いものを見ているような気持ちに襲われた。
あの真っ白な海軍の軍服、金ぴかの肩章をつけた制服組が大挙して守屋の見送りに姿を見せていた。あれは帝国海軍ではなくて、儀仗兵だったのだろう。
どこか弛緩した、唐十郎の赤テントにでも出てきそうな、顔に白い粉をつけて、紅を引いた海軍の将校たち。
その中を、白ブタがアルマーニを着て歩いていた風景。
戦争という狂気は、強いものが貧しき国を侵し、無垢の人々の生命を奪い、片手片足の人間を作っていく。その心に浸み込んだ人々の悲しみと憤りはどこに向かうのだろうか。
日本の自衛隊が、インド洋で英米艦の為に、燃料(軽油)を日本の費用負担(直接経費年200億円)で過去6年せっせと働き、またこれからも継続するのだと自民・公明党は頑張っている。
されど、自民が提出したテロ特措法には、派遣の国会承認は必要ないとしている。 自衛隊という軍を海外派兵するのに、シビリアン・コントロールの最たる国会の承認がいらないというのは、我々国民をなめているとしか思えない。
しかも、その燃料補給は96%が英米の補給艦に対して補給するのである。
直接給油を受けない英米軍艦は日本のありがたみを少しも感じないだろう。
一方では、世界の国々と親米政権のアフガン・カルザイ大統領は、この問題が日本で騒がれ、世界にフイードバックされるまで、日本が補給活動をしていることは何も知らなかったという。 アフガン・パキスタンでは今まで、日本人に対するテロは全く起きたことがなかった。しかし、このニュースが現地で流布された今、民生支援のために、多数活動している日本人の支援者達は、今後、身の危険にさらされることは間違いない。
日本政府がしゃかりきになって、インド洋で燃料補給をしたいのならば、すればいいだろう。 但し、年間200億円のカネをアメリカにくれてやればいい。
あるいは、韓国海軍にでもお願いして、プレミアムをつけてやってもらえばいい。
福田総理は、海上自衛隊が米補給艦への給油量の誤りを4年前から把握しながら、上層部に報告していなかった問題について「私の責任ではない」と責任転嫁をしたそうな。
嘘の報告をした防衛課長とそれを指示した守屋は証人喚問で厳しく追求されるべきだ。 この防衛課長は退官後、自民・片山さつきの秘書になっていたが、昨日22日に片山議員に辞表を提出したと漏れ聞こえてくる。
しかし、不思議なのは、資本金5億円、年商300億円程度の弱小商社である山田洋行が、なぜ100万ドルの寄付をアメリカの大学に寄付をしたのかである。
親会社は火の車だというのに。
また守屋は、ミライズの資金ショートを救うために、日本のある大企業に資金援助を働きかけたという。これは守屋とミライズのズブズブの関係を証明するものだ。
そして、総責任者の石破大臣の受け答えが、官僚言語になってきたのはどういうことだろう。 官僚言語とは、文語体を、さも理論的に話すが、その本質は相手を煙に巻き、曖昧模糊にしようとする誤魔化しの言語だ。
(ムラマサ、ギラリと光る)
 
コメント
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