武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

新宿酒場ロン 10・12

2007年10月13日 | 人生の意味
新宿酒場ロン 10・12
島、絵美、銀さんが話しこんでいる。
「国民の期待に応えた、とはよく言ったね」
「ボクシングの内藤か」
「相手はチンピラファミリー、汚い根性がボクシングに出ていたな」
「サミング、頭突き、抱え投げ、特にレフリーの見えないところでやっていた」
「そういうのはプロレスだけでいい、ボクサーというのは、もっとかっこいいものだ」
「あのチンピラはヤクザと同じだ」
「ファイトマネー、いくらか知ってる?」
「チャンピオンの内藤が1千万円で、あのチンピラが1億円だって」
「えェッ、そうなんだ」
「プロモーターに聞いたから間違いない」
「間違いナイと言えば、長井はNYへ逃げたの?」
「いや、前からアメリカ好きで、建前はアメリカのコメディー修業なんだけど、言葉が分からないからね、日本でノバに通っていたけど、アメリカでは通用しない。遊びに行ったセブ島のフィリッピン女をはめたつもりが、はめられて、1千万円を振り込まされた。それでNYへ逃げた形になった」
「セブ島から日本にいる女房に電話して、半端じゃないカネを振り込まされて、裁判沙汰になって、とんだドタバタコメディーだ」
「ところで天才黒川が死んだ。心臓マヒだってさ」
「若尾文子の旦那か、選挙に燃えていたけど」
「虎は死んで皮を残し、建築家は死んで建物を残すか」
「吉祥寺の駅のそばに、まことちゃんハウスが建てられることになった。赤と白のストライプ外観が東京地裁によって認められた」
「東京は進んでいるのか、遅れているのか。どうなんだろう。ヨーロッパでは絶対に認められない」
「それは、公共性という概念が希薄なせいじゃないかな。地域コミュニティーの環境公共性がない」
「電線がクモの巣状に地上に張り巡らされている国はヨーロッパにないからね、先進国では日本くらいなものだ」
「それどういうこと?」
「電線ケーブルは地中に埋められていて、景観がきれいだっていうこと、日本はそういう美的センスはゼロだ」
今夜のロンはNYのサックスジャズだ。フランチェスコ・カフィーソ。
洋子ママが歌いたそうにしている。
(ムラマサ、静かだ)
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