武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

罪と罰

2007年10月27日 | 人間の欲望
新宿酒場ロン 10・26
島、絵美、銀さんがいる。
「財務省の人間がレイプで捕まったけど」
「しかもノンキャリだが主計局・地方予算課だ。始め5人で飲んでいて、3人が33歳の女をナンパして、女のマンションに上りこみ、やってしまった」
「今年の2月の話で、桜田門がずっと内偵していた」
「示談で話は済まなかった」
「悪いのは男2人だが、どちらも奥さんがいる。単なる浮気じゃないから家庭が大変だ。集団強姦罪というスーフリによって新しくできた刑法犯」
「しかし、何か罠の匂いもするが」
「真夜中の1時に中野駅前で蜘蛛の巣を張って、引っかかる獲物を待つ」
「そして、巧みに誘い込んで、レイプされたように装う」
「証明が難しいな、強姦か合意か。ただ状況証拠は、女が逃げ出して、裸でコンビニに飛び込んでいる。これを覆すのは無理だ」
「男の肩を持つわけではないが、シェークスピアは言っている、事実は真実ではない」
「それにしても、懲戒免職は免れない。可哀想だが、 いい年をして、財務省の本省役人でありながら、スーフリと変わらない」
「免職と刑事と民事のトリプルパンチか。 額賀大臣が謝罪していたが、役人の不祥事が続くね」
「じゅうめいさん、早かったわね」
「いや、前から知っていたが、桜田門がゴーサインを出さなかった。そして 女性が告訴しているから、捜査立件せざるを得なかった」
守屋事件。
「守屋を面白く思わない勢力がいる。あれだけ、派手なことをやっていたから、防衛省の連中は皆知っていた」
「防衛省の天皇とか、ドンとか呼ばれて、絶大な権力を持っていた」
「守屋は自分の息がかかった人間には、手厚くして、そうでない者には、人事で冷や飯を食わせていた」
「敵対勢力って?」
「桜田門筋だろうな。守屋の後釜は警察庁出身の西川官房長で決まりかけたが、つぶされた」
「二人は犬猿の仲だったから、その恨みはある」
「そして、この問題の本質は、莫大な防衛予算で、年間4兆8千億円の使い道だ。半分は人件費だから、残り2兆円としても、1年で使い切り、年々増えていくその甘い蜜は、防衛利権として、大商社、大メーカーそして、族議員が群がっている」
「もし、これを本気でやれば、国が転覆しかねない一大疑獄の影がある」
「そこまでは行かない。やっても守屋とその郎党だけだ、守屋としても、裏の裏まで知っているから、両刃の剣になる。 権力はそれが怖い」
「地検特捜は守屋を狙っているが、来週29日の衆議院・守屋の証人喚問で、見定めるだろう」
「だけど、守屋の退職金が8千万円とは驚いたな」
「正確には7,635万円だが、役人栄えて民滅ぶだな」
(ムラマサ、月影に蒼く冴える)

コメント
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