武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

竹中平蔵と金子のバトル。 あほう自民党の末路。

2009年01月19日 | 人生の意味
昨日の田原のサンプロ。
久しぶりに見ごたえがあった。竹中平蔵と金子勝のバトル。
明日論評しよう。
次に丹羽宇一郎(CI会長、元経済財政諮問会議委員)。
田原から派遣切りを聞かれて、「派遣切りは解雇権の乱用ではなく、労働基準法にも違反していないから問題ない。製造派遣法は企業にも労働者にも利益があるから良いものだ」とヌケヌケと喋っていたが、国賊ものだ。
今の財界というのは、このように日本を駄目にする発言をして平気なのだから、驚かされる。その製造派遣の法律は天から降って来たものではなく、財界の強い要請を受け、財界と厚労省官僚が結託して法案を作り、小泉・竹中政権が2004年に法律として製造派遣を制定したものだ。派遣労働者を人件費(固定費)ではなく、部品調達費(変動費)に仕分けしていることからも分かるように、派遣労働者を人間扱いしていない。そういう社会は滅亡の道を辿ることになる。財界と官僚が作った「法律」に違反していないから何が悪いという態度は、まさに「法匪」と言うのか、あるいは、例えそれが毒まんじゅうであっても見かけはうまそうだから饅頭だと言い張るのと似ている。同じ言い方にしても「企業は派遣労働者を物のように扱い、コスト調節弁にしなければ、企業はやっていけない。つまり日本がやっていけなくなる。それでいいのか。それが現実だ」と説明したほうが、非常に分かりやすいし、それでは問題の解決をどうするかという話になるが、「派遣切りは問題ない、製造派遣は労働者も喜んでいる」と言うのは聞く耳持たぬだから、始末が悪い。

漫画太郎。
昨日、港区のホテル新高輪で開かれた自民党大会で、漫画太郎は、「経済危機に対応できるのは自民党しかありえない。まずは景気対策に全力を挙げる」と声を張り上げた。しかしながら最善の景気対策は「麻生太郎の退陣」だろう。総選挙をすぐに断行し、民意を問い、本格政権が国家経営を行なうべきだ。100点満点の政権はありえないが、選挙を経れば国民は納得し、我慢はできる。沖縄で玉砕し、広島、長崎に原爆を投下され、あの焼け野原の敗戦から立ち直った日本であるならば、ここは我々日本人の底力の出し処だ。しかしながら権力の椅子にしがみつく私利私欲だけの麻生太郎などに誰がついていくものか。ついていくのは利権にぶら下がる猿だけだろう。
また漫画太郎は、「国会の制度、運営のあり方を見直さなければいけない」と発言した。つまり参院を廃止して一院制にするということだが、その趣旨は、野党第一党の参院を潰すという党利党略だ。
さらに、漫画太郎は、消費税増税を2011年から実施すると強調した。その前にやることがあるのではないのか。官僚帝国の何兆円にも上る無駄をなくすことが先決だ。随意契約、贅沢な官舎、機構と独法の整理、高額な退職金、仕事は非正規職員にさせ官僚と役人は新聞とお茶を飲んでいる、銀座の高級クラブに毎晩通う官僚帝国の実態、まあこんなのはほんの序の口だ。そして消費税の増税を言う前に、三菱、三井住友、みずほのメガバンクは法人税を払っているのか。1銭たりとも払っていまい。わずかな年金生活者からむしり取るように各種料金を取り上げていながら、銀行からは法人税をとっていないのだ。
また、幹事長の細田博之(東大法学部卒、二世議員、経産省官僚出)は、「野党による政権交代は幻想に過ぎない。民主党の高速道路無料化や農業者所得補償制度などは、首をかしげざるを得ない。無責任な政党にまかせることはできない」と批判した。本ページで何度も述べたが、先進国は高速道路は無料なのだ。首都高速を走って700円、高速道路300Km走って5千円などという法外な料金を取っている国は日本だけだ。幻想に浸っているのは自民党ではないのか。

派遣切りされた男。
福井県警敦賀署は18日、無職のM(38)を建造物侵入で現行犯逮捕した。
空き家に入り風呂場に隠れていたという。 男は、「三重県の自動車関連工場で派遣社員として働いていたが、12月末に派遣切りされた」と言い、「寒さをしのぐために入った」。 寒波襲来の季節、空き家に入りたくなる気持ちも分かる。 しかし、その前に役所や地元の警察に相談すべきだった。 そうすれば道は開ける。
何でも、近所の人に見咎められ110番され、警察に捕まったらしいが、その男、お金を持っておらず、「岐阜、愛知を転々とし、職を探して生まれ故郷の福井に来た」 と語ったと言う。留置所は3食と寝場所は確保できるが、何ともやり切れない。 この冬空に人間を放り出して、「法律に違反していないから何が悪い」 という政治を変えなければなるまい。
(ムラマサ、鋭く斬る)
コメント
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