麻生太郎。
昨日の演説を聴いた。まるでヤクザ映画に出てくる筋者が、ドスの効いた声を張り上げ、目を険しくし、口をひん曲げて喋っていたのは、我が国の総理大臣として恥ずかしい。自民党も恐るべき人材払底だ。自分達が選んだ総理総裁だが、本当に胸を張って、この安っぽい男を支持しているのか。この「イケスカナイ顔」をいつまで見れば済むのだろう。 最長今年の9月10日までの総理大臣だから、迫力が無い。 権力の座に居座る為に、己の私利私欲を剥き出しにして、必死にしがみついているその姿は醜悪の極みだ。漫画太郎の腹は9月任期満了解散だから、民主党が「話し合い解散」 を望んでも詮無きこと。 民主党が本気で日本を憂うるなら、参院で麻生に問責決議を突きつけ、麻生内閣を総辞職か解散へ追い込み、総選挙を目指さなければならない。選挙という国民の審判を受け、自民だろうが民主だろうが本格政権を樹立し、日本丸の舵を切らなければ日本は立ち行かない。 このまま行ったら、漫画太郎は4月のロンドンG20金融サミット、オバマとの首脳会談、7月のG8イタリアサミットまで日本の顔として参加することになる。 そしてその後は9月に総理の座を追われることになる。 何という日本の赤っ恥だ。 国際会議で各国首脳と握手をして、時を置かずして総理を辞めましたということか。ますます日本は国際的に信用されなくなる。漫画太郎が施政方針演説で、どれほどの美辞麗句を並べても、誰も聞いていないのだ。
☆
漫画太郎が演説していた衆院議場は非常に静かだった。ほとんど野次もなく拍手もなく、嵐の前の静けさというのか。 そして、与謝野馨が、「麻生総理のリーダーシップの下」を何回も素っ飛ばしたのは、単純な間違いではなく「意図的」であったろう。それは自民党の意を表したものなのか。
自民党を離党した渡辺喜美は麻生太郎を指して、「中身が空っぽの方がいいのは御みこしだが、頭が空っぽではアルツハイマーだ」。
★
キャノン。
昨日発表された平成20年12月期連結決算は、売上高が前期比8.6%減の4兆941億円、最終利益は36%減の3091億円だった。ダーティーキャノンのカメラ、プリンターなど誰も買わないだろう。本ページは派遣切りそのものに問題があるという考えだが、それは国の社会保障政策と法律の問題であるから、そのこと自体でキャノンを責めている訳ではない。問題は、派遣契約の中途解除を止めよ、契約満了まで雇用を行なえということだ。またキャノンの薄汚さは、法律を逆手に取って、3年継続雇用直前の派遣労働者を2年11ヶ月で首を切ることだ。キャノンは合法だと言うが、それは法の裏をかくやり方で許されない。
★
リーマンショック。
昨年9月に破綻したリーマン・ブラザーズのファルド前最高経営責任者(CEO)が、5年前に1300万ドル(約11億6000万円)超で購入したフロリダ州の超豪邸を昨年、100ドルというタダ同然で妻に譲渡していたことが26日、分かった。ファルドはリーマン破綻で損失を被った株主から巨額の賠償を求める訴訟を起こされており、差し押さえを逃れ財産を妻に移譲したと見られる。米国政府は70兆円の公的資金の投入を決めたが、ファルドを議会に呼び、彼の報酬を明らかにした。 2000年以降の8年間の報酬が4億8000万ドル(480億円)。その内、現金報酬は6000万ドル(60億円)だった。 カネを稼ぐのは自由だが、人を騙して、莫大な金額を懐に入れるとは許されない。しかも、この金は少なからず日本のゼロ金利で銀行に預けた預金をアメリカにくれてやったものであり、また日本の官僚がやっている日本年金運用機構が、我々の年金のカネをリーマンに吸い取られたものだ。 ファルドの顔は、カネの亡者のような薄汚い顔をしていたが、彼を見ていたらベニスの商人を思い出してしまった。 ベニスの商人はユダヤだったが。
★
米金融大手6社。
2008年4四半期決算が出そろった。ウェルズが純損失に転落し、6社のうち5社が赤字、唯一黒字のJPモルガン・チェースも大幅減益だった。景気後退で不良債権処理額が軒並み倍増したという。 ウェルズ・ファーゴは純損益が25億ドル(約2270億円)の赤字となった。 また、ゴールドマン・サックスが今月発表した最新の試算では、世界の金融機関が抱える損失は計2兆ドル超(約180兆円)にのぼる。昨年3月時点の予想1兆2千億ドル(約110兆円)から大幅に損失が膨らみ、金融機関の財務悪化が進んでいる。さらに、バンク・オブ・アメリカは、シティに続いて2度目の資本注入を受けることが決まり、またシティは会社を2分割する方針を打ち出した。
世界恐慌はこれからが本番だ。
(ムラマサ、鋭く斬る)
昨日の演説を聴いた。まるでヤクザ映画に出てくる筋者が、ドスの効いた声を張り上げ、目を険しくし、口をひん曲げて喋っていたのは、我が国の総理大臣として恥ずかしい。自民党も恐るべき人材払底だ。自分達が選んだ総理総裁だが、本当に胸を張って、この安っぽい男を支持しているのか。この「イケスカナイ顔」をいつまで見れば済むのだろう。 最長今年の9月10日までの総理大臣だから、迫力が無い。 権力の座に居座る為に、己の私利私欲を剥き出しにして、必死にしがみついているその姿は醜悪の極みだ。漫画太郎の腹は9月任期満了解散だから、民主党が「話し合い解散」 を望んでも詮無きこと。 民主党が本気で日本を憂うるなら、参院で麻生に問責決議を突きつけ、麻生内閣を総辞職か解散へ追い込み、総選挙を目指さなければならない。選挙という国民の審判を受け、自民だろうが民主だろうが本格政権を樹立し、日本丸の舵を切らなければ日本は立ち行かない。 このまま行ったら、漫画太郎は4月のロンドンG20金融サミット、オバマとの首脳会談、7月のG8イタリアサミットまで日本の顔として参加することになる。 そしてその後は9月に総理の座を追われることになる。 何という日本の赤っ恥だ。 国際会議で各国首脳と握手をして、時を置かずして総理を辞めましたということか。ますます日本は国際的に信用されなくなる。漫画太郎が施政方針演説で、どれほどの美辞麗句を並べても、誰も聞いていないのだ。
☆
漫画太郎が演説していた衆院議場は非常に静かだった。ほとんど野次もなく拍手もなく、嵐の前の静けさというのか。 そして、与謝野馨が、「麻生総理のリーダーシップの下」を何回も素っ飛ばしたのは、単純な間違いではなく「意図的」であったろう。それは自民党の意を表したものなのか。
自民党を離党した渡辺喜美は麻生太郎を指して、「中身が空っぽの方がいいのは御みこしだが、頭が空っぽではアルツハイマーだ」。
★
キャノン。
昨日発表された平成20年12月期連結決算は、売上高が前期比8.6%減の4兆941億円、最終利益は36%減の3091億円だった。ダーティーキャノンのカメラ、プリンターなど誰も買わないだろう。本ページは派遣切りそのものに問題があるという考えだが、それは国の社会保障政策と法律の問題であるから、そのこと自体でキャノンを責めている訳ではない。問題は、派遣契約の中途解除を止めよ、契約満了まで雇用を行なえということだ。またキャノンの薄汚さは、法律を逆手に取って、3年継続雇用直前の派遣労働者を2年11ヶ月で首を切ることだ。キャノンは合法だと言うが、それは法の裏をかくやり方で許されない。
★
リーマンショック。
昨年9月に破綻したリーマン・ブラザーズのファルド前最高経営責任者(CEO)が、5年前に1300万ドル(約11億6000万円)超で購入したフロリダ州の超豪邸を昨年、100ドルというタダ同然で妻に譲渡していたことが26日、分かった。ファルドはリーマン破綻で損失を被った株主から巨額の賠償を求める訴訟を起こされており、差し押さえを逃れ財産を妻に移譲したと見られる。米国政府は70兆円の公的資金の投入を決めたが、ファルドを議会に呼び、彼の報酬を明らかにした。 2000年以降の8年間の報酬が4億8000万ドル(480億円)。その内、現金報酬は6000万ドル(60億円)だった。 カネを稼ぐのは自由だが、人を騙して、莫大な金額を懐に入れるとは許されない。しかも、この金は少なからず日本のゼロ金利で銀行に預けた預金をアメリカにくれてやったものであり、また日本の官僚がやっている日本年金運用機構が、我々の年金のカネをリーマンに吸い取られたものだ。 ファルドの顔は、カネの亡者のような薄汚い顔をしていたが、彼を見ていたらベニスの商人を思い出してしまった。 ベニスの商人はユダヤだったが。
★
米金融大手6社。
2008年4四半期決算が出そろった。ウェルズが純損失に転落し、6社のうち5社が赤字、唯一黒字のJPモルガン・チェースも大幅減益だった。景気後退で不良債権処理額が軒並み倍増したという。 ウェルズ・ファーゴは純損益が25億ドル(約2270億円)の赤字となった。 また、ゴールドマン・サックスが今月発表した最新の試算では、世界の金融機関が抱える損失は計2兆ドル超(約180兆円)にのぼる。昨年3月時点の予想1兆2千億ドル(約110兆円)から大幅に損失が膨らみ、金融機関の財務悪化が進んでいる。さらに、バンク・オブ・アメリカは、シティに続いて2度目の資本注入を受けることが決まり、またシティは会社を2分割する方針を打ち出した。
世界恐慌はこれからが本番だ。
(ムラマサ、鋭く斬る)