麻生太郎。
今度は、各界の識者を官邸に呼んで国家戦略をまとめるという。日本の国家像を打ち立てる為に会合を開く。大変結構なことだが、国民の信を得ていない政治リーダーが、それをやるのは本末転倒だ。小沢ショック後の世論調査でも麻生の不支持率は70%を超えている。支持率は好意的なメディアで28%に回復したが、一時は9%の一桁まで支持は低落したのだから、嫌・麻生太郎はまだまだ根強い。日本が目指す国家像を示すというなら、まず衆院を解散し、国民に信を問え。選挙に勝利し国民の支持を土台にして、日本の国家像を練らなければならない。今のままでは砂上の楼閣になる。支持されていない総理大臣が何を言っても「薄らバカ」にしか見えない。総選挙を通して自民党のマニフェストとして国民に国家観と憲法を問い、支持を勝ち取るべきだ。解散ができない、つまり国民に信を問えない総理など、誰が信用するというのか。パフォーマンスをする前に、まず漢字検定を受けたらどうか。1級を取れとは言わないが、せめて高校3年レベルの漢字検定2級くらいとって、その合格証を見せてみよ。
☆
最近ますます、麻生太郎の顔が尖ってきている。政権投げ出しも秒読みか。まあイタリアサミットまでは岩に噛り付いても、「権力という名の椅子」にしがみつくだけだ。
88兆円という赤字国債発行予算を上げたばかりで、政権延命の為の大借金補正をやるという。 この国は世界一の大借金国(900兆円)であるというのに、さらに借金を重ねるとは、もうネジがはずれてバカになっているようだ。 フランス、ドイツは緊縮予算を組んで嵐が過ぎるのを待とうとしている堅実な国家経営だ。 ほとんどの国民は麻生太郎がやろうとしている補正について知識がない。ただ「薄らバカ」の政治リーダーに引きずられて、気が付いたら破局の崖っぷちに立たされているか、あるいは既に転落の坂道を転がっているのかどちらかだ。 はっきりしている事は、赤字国債の莫大な利払いに追われ、財政赤字に苦しみ、年金支給の高齢化、つまり以前は60歳だったが、現行は65歳であり、将来は70歳支給開始にすることを官僚と自民党は目論んでいる。 また老人医療費は1割から2割、3割へと自己負担が増えていくのは既定路線だ。同時に増税、消費税の大幅アップが待ち構えている。うがった見方をすれば、今自民党が大借金をこしらえ、その尻拭いを民主党にやらせ、緊縮予算に国民が不満を言い始めた頃、自民党が政権を奪取するという深謀遠慮ではないかと勘ぐりたくなるほどだ。さて景気対策の為の自動車25万円補助のことだが、マイカーを13年以上乗っている人というのは非常に珍しい。その珍しい人の為に、新車を買えば25万円、国が代わりに払ってくれるという。 13年以上も同じ車に乗っている人は新車を買うだろうか。買っても中古車だろう。つまり麻生太郎がやろうとしていることは、「蒲焼の匂い」で、炭火で焼いた蒲焼の匂いは嗅がせてやるが、喰うのは官僚と政治家だけ、国民は匂いだけだという見せかけ商法に過ぎない。また贈与税減税について、住宅建設やリフォームに限り、親から子への生前贈与を610万円(既存の110万円プラス新規500万円)を上限に無税にするというが、明らかに金持ち優遇税制だ。それをやるなら住宅ローンの5年無利息とか、大幅な住宅取得減税をやるべきだが、それをしないなら意味はない。なぜなら実際に親にその気があれば、600万円の補助など黙っていてもやる。そして今の遺産相続の仕組みは、相続人3人がいる場合のモデル相続税を言えば、夫が亡くなった場合、妻の相続分は1億6千万円までは相続税がかからない、そして子供達は一人当たり8千万円までは無税になるから、ほとんどの家庭では相続税はかからない。 実際的に相続税が問題になるのは、3億2千万円以上の財産を残した場合(3人相続のモデル)に限定されるから、庶民にとっては相続税の話は関係ないのだ。一方それらの財源として、建設国債と赤字国債を合わせた国債の追加発行額は10兆円に達する。 本予算では新規に33.3兆円の赤字国債を発行をするから、補正を加えると2009年度の発行額は40兆円を大きく突破する。さらに公共事業は景気対策にはならない。官僚と政治家が建設利権に大喜びするだけだ。もはや日本は財政破綻国家だ。暴走を始めた麻生太郎の亡国政治。
(ムラマサ、鋭く斬る)
今度は、各界の識者を官邸に呼んで国家戦略をまとめるという。日本の国家像を打ち立てる為に会合を開く。大変結構なことだが、国民の信を得ていない政治リーダーが、それをやるのは本末転倒だ。小沢ショック後の世論調査でも麻生の不支持率は70%を超えている。支持率は好意的なメディアで28%に回復したが、一時は9%の一桁まで支持は低落したのだから、嫌・麻生太郎はまだまだ根強い。日本が目指す国家像を示すというなら、まず衆院を解散し、国民に信を問え。選挙に勝利し国民の支持を土台にして、日本の国家像を練らなければならない。今のままでは砂上の楼閣になる。支持されていない総理大臣が何を言っても「薄らバカ」にしか見えない。総選挙を通して自民党のマニフェストとして国民に国家観と憲法を問い、支持を勝ち取るべきだ。解散ができない、つまり国民に信を問えない総理など、誰が信用するというのか。パフォーマンスをする前に、まず漢字検定を受けたらどうか。1級を取れとは言わないが、せめて高校3年レベルの漢字検定2級くらいとって、その合格証を見せてみよ。
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最近ますます、麻生太郎の顔が尖ってきている。政権投げ出しも秒読みか。まあイタリアサミットまでは岩に噛り付いても、「権力という名の椅子」にしがみつくだけだ。
88兆円という赤字国債発行予算を上げたばかりで、政権延命の為の大借金補正をやるという。 この国は世界一の大借金国(900兆円)であるというのに、さらに借金を重ねるとは、もうネジがはずれてバカになっているようだ。 フランス、ドイツは緊縮予算を組んで嵐が過ぎるのを待とうとしている堅実な国家経営だ。 ほとんどの国民は麻生太郎がやろうとしている補正について知識がない。ただ「薄らバカ」の政治リーダーに引きずられて、気が付いたら破局の崖っぷちに立たされているか、あるいは既に転落の坂道を転がっているのかどちらかだ。 はっきりしている事は、赤字国債の莫大な利払いに追われ、財政赤字に苦しみ、年金支給の高齢化、つまり以前は60歳だったが、現行は65歳であり、将来は70歳支給開始にすることを官僚と自民党は目論んでいる。 また老人医療費は1割から2割、3割へと自己負担が増えていくのは既定路線だ。同時に増税、消費税の大幅アップが待ち構えている。うがった見方をすれば、今自民党が大借金をこしらえ、その尻拭いを民主党にやらせ、緊縮予算に国民が不満を言い始めた頃、自民党が政権を奪取するという深謀遠慮ではないかと勘ぐりたくなるほどだ。さて景気対策の為の自動車25万円補助のことだが、マイカーを13年以上乗っている人というのは非常に珍しい。その珍しい人の為に、新車を買えば25万円、国が代わりに払ってくれるという。 13年以上も同じ車に乗っている人は新車を買うだろうか。買っても中古車だろう。つまり麻生太郎がやろうとしていることは、「蒲焼の匂い」で、炭火で焼いた蒲焼の匂いは嗅がせてやるが、喰うのは官僚と政治家だけ、国民は匂いだけだという見せかけ商法に過ぎない。また贈与税減税について、住宅建設やリフォームに限り、親から子への生前贈与を610万円(既存の110万円プラス新規500万円)を上限に無税にするというが、明らかに金持ち優遇税制だ。それをやるなら住宅ローンの5年無利息とか、大幅な住宅取得減税をやるべきだが、それをしないなら意味はない。なぜなら実際に親にその気があれば、600万円の補助など黙っていてもやる。そして今の遺産相続の仕組みは、相続人3人がいる場合のモデル相続税を言えば、夫が亡くなった場合、妻の相続分は1億6千万円までは相続税がかからない、そして子供達は一人当たり8千万円までは無税になるから、ほとんどの家庭では相続税はかからない。 実際的に相続税が問題になるのは、3億2千万円以上の財産を残した場合(3人相続のモデル)に限定されるから、庶民にとっては相続税の話は関係ないのだ。一方それらの財源として、建設国債と赤字国債を合わせた国債の追加発行額は10兆円に達する。 本予算では新規に33.3兆円の赤字国債を発行をするから、補正を加えると2009年度の発行額は40兆円を大きく突破する。さらに公共事業は景気対策にはならない。官僚と政治家が建設利権に大喜びするだけだ。もはや日本は財政破綻国家だ。暴走を始めた麻生太郎の亡国政治。
(ムラマサ、鋭く斬る)