小沢一郎と麻生太郎。
昨日、参院で小沢一郎の痛い所を自民党にやられて、民主党はかなり追い詰められたらしい。つまり小沢の陸山会に対する政治献金が、いつの間にか10億円のマンション何部屋とか不動産に化けて、それが小沢一郎の個人名義になっていたという問題だ。それは週刊現代を相手に記事捏造で裁判沙汰になった代物だが、東京地裁と高裁共に、小沢一郎の敗訴になった。その判決書を国会で自民の議員が読み始めて怒声が飛び交い議事に混乱をきたしたという。
さて、一昨日の秋田県知事選で民主党が推した候補者が自民党系に敗れたことを受けて鳩山由紀夫は、「党本部は誰も応援に行かなかったから、民主党の責任問題にはなりません」と述べたが、こういう理屈にならない理屈を平気で口から出てくるとは、民主党というのは自民党に負けず劣らず、堕落に満ちている。だから町村信孝あたりから野党第一党の党首が、「盗人猛々しい」と公然と罵倒される現実があり、それに対して小沢サイドは沈黙を決め込むというのは、町村の指摘は正しいということなのか。自民党には人材はいないが、民主党にもいないということなのか。早く、長妻昭、前原誠司、枝野幸男あたりが、汚濁にまみれた小沢一郎と一新会から離別し、清く正しい道を進むことを要望する。長妻の年金医療、前原の国家安全保障、枝野の福祉、天下り問題、馬淵の道路利権批判、日本にはやらねばならぬことが山積だ。断じて、麻生太郎の借金依存症、麻生企業の隠れ救済、我欲の政治を許してはならぬ。平成維新を断行しなければ日本の未来はない。
★
トヨタ
トヨタの経営陣は今頃、腹の中では大笑いだろう。 豊田家への大政奉還を成し遂げ、経営陣を刷新した。 赤字で引責辞任したトヨタの前社長は官僚的であり、車に対する夢がなかった。
さて、トヨタの2010年3月期の連結営業利益が2年連続の赤字(5千億円)になる見通しだという。今年2009年3月期は4500億円の連結営業赤字になった。そして黒字回復は2011年にずれ込むとトヨタ自身は予想するが、トヨタにとって今の不調は痛くも痒くもない。それどころか冒頭に 「大笑い」と述べたように、この不況時期に不良資産の整理や償却を思い切って行い、2~3年後に来る新しい波に対応できるように着々と万全の体制構築を進めている。まず資金力を言えば、トヨタの内部留保は分かっているだけで15兆円ある。 韓国の国家予算16兆円に匹敵するから恐いもの無しだ。今の米国のビッグ3が倒産の危機にある中、トヨタは断トツの経済力がある。同時に韓国の現代自動車などトヨタにとって「ライオンに留まった蝿」のようなもので本音は「問題外」だ。しかし、トヨタは世界に遠慮しながら静かに潜行するだろう。例え業績赤字でも技術開発にかける人材と金は絶対に減らさないという戦略眼と哲学は、日本の政治家に見習えと言っておこう。まあ、エビとかアユとか知らないが、中国雑誌に載った日本人タレントを外国人プレスで得意気になって見せていた「薄らバカ」の麻生太郎にはつける薬はないが。
★
日本とインドネシア。
インドネシアからの看護婦と介護士は、両国にとってハッピーなのか。
外務省の経済連携協定(EPA)などという官僚が勝手にやっている「人買い」が昨年、突然ニューズになり我々は初めて知らされた。言葉も習慣も違う国から、人の世話をすることなどできるのだろうかという疑問がある。インドネシア人は熱心なイスラム教徒だから、豚肉を食べることはできない。また1ヶ月ほどのラマダン(断食)があるから日本の生活ペースと異なる。そういう彼らの宗教と生活を日本人皆が尊重し受け入れることが出来るのか。
さて、日本の病院や介護施設が希望している今年度のインドネシア人受け入れ人数が、予定目標の計800人の約5分の1にとどまっている。理由は、日本語教育にコストがかかることと、日本人と同じ給料(基本20万円)を保証するが、「コストに見合うだけのメリットがない」。看護師は3年、介護士は4年以内に日本語で国家試験に合格しなければ帰国しなければならない。この国家試験の「日本語」は外国人にとって非常に難しい。
元々、インドネシア人看護師・介護士は2年で計1000人を上限に受け入れることになっている。しかし第1回目の昨年は外務省と厚労省の準備不足で約200人にとどまった。今年のインドネシア側の希望者は数千人に上っている。しかし、日本側の受け入れ希望は169人しかいない。
他方、日本の問題は介護、看護専門学校への入学者が激減しているということだ。重労働の割には給料が安く将来が不安だというのが一番大きな理由になっている。さて5月には、フィリピンからも来日するが、日本側の受け入れ病院が不足している。日本の外務省と厚労省は問題が一杯だ。つまり能力不足。
(ムラマサ、鋭く斬る)
昨日、参院で小沢一郎の痛い所を自民党にやられて、民主党はかなり追い詰められたらしい。つまり小沢の陸山会に対する政治献金が、いつの間にか10億円のマンション何部屋とか不動産に化けて、それが小沢一郎の個人名義になっていたという問題だ。それは週刊現代を相手に記事捏造で裁判沙汰になった代物だが、東京地裁と高裁共に、小沢一郎の敗訴になった。その判決書を国会で自民の議員が読み始めて怒声が飛び交い議事に混乱をきたしたという。
さて、一昨日の秋田県知事選で民主党が推した候補者が自民党系に敗れたことを受けて鳩山由紀夫は、「党本部は誰も応援に行かなかったから、民主党の責任問題にはなりません」と述べたが、こういう理屈にならない理屈を平気で口から出てくるとは、民主党というのは自民党に負けず劣らず、堕落に満ちている。だから町村信孝あたりから野党第一党の党首が、「盗人猛々しい」と公然と罵倒される現実があり、それに対して小沢サイドは沈黙を決め込むというのは、町村の指摘は正しいということなのか。自民党には人材はいないが、民主党にもいないということなのか。早く、長妻昭、前原誠司、枝野幸男あたりが、汚濁にまみれた小沢一郎と一新会から離別し、清く正しい道を進むことを要望する。長妻の年金医療、前原の国家安全保障、枝野の福祉、天下り問題、馬淵の道路利権批判、日本にはやらねばならぬことが山積だ。断じて、麻生太郎の借金依存症、麻生企業の隠れ救済、我欲の政治を許してはならぬ。平成維新を断行しなければ日本の未来はない。
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トヨタ
トヨタの経営陣は今頃、腹の中では大笑いだろう。 豊田家への大政奉還を成し遂げ、経営陣を刷新した。 赤字で引責辞任したトヨタの前社長は官僚的であり、車に対する夢がなかった。
さて、トヨタの2010年3月期の連結営業利益が2年連続の赤字(5千億円)になる見通しだという。今年2009年3月期は4500億円の連結営業赤字になった。そして黒字回復は2011年にずれ込むとトヨタ自身は予想するが、トヨタにとって今の不調は痛くも痒くもない。それどころか冒頭に 「大笑い」と述べたように、この不況時期に不良資産の整理や償却を思い切って行い、2~3年後に来る新しい波に対応できるように着々と万全の体制構築を進めている。まず資金力を言えば、トヨタの内部留保は分かっているだけで15兆円ある。 韓国の国家予算16兆円に匹敵するから恐いもの無しだ。今の米国のビッグ3が倒産の危機にある中、トヨタは断トツの経済力がある。同時に韓国の現代自動車などトヨタにとって「ライオンに留まった蝿」のようなもので本音は「問題外」だ。しかし、トヨタは世界に遠慮しながら静かに潜行するだろう。例え業績赤字でも技術開発にかける人材と金は絶対に減らさないという戦略眼と哲学は、日本の政治家に見習えと言っておこう。まあ、エビとかアユとか知らないが、中国雑誌に載った日本人タレントを外国人プレスで得意気になって見せていた「薄らバカ」の麻生太郎にはつける薬はないが。
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日本とインドネシア。
インドネシアからの看護婦と介護士は、両国にとってハッピーなのか。
外務省の経済連携協定(EPA)などという官僚が勝手にやっている「人買い」が昨年、突然ニューズになり我々は初めて知らされた。言葉も習慣も違う国から、人の世話をすることなどできるのだろうかという疑問がある。インドネシア人は熱心なイスラム教徒だから、豚肉を食べることはできない。また1ヶ月ほどのラマダン(断食)があるから日本の生活ペースと異なる。そういう彼らの宗教と生活を日本人皆が尊重し受け入れることが出来るのか。
さて、日本の病院や介護施設が希望している今年度のインドネシア人受け入れ人数が、予定目標の計800人の約5分の1にとどまっている。理由は、日本語教育にコストがかかることと、日本人と同じ給料(基本20万円)を保証するが、「コストに見合うだけのメリットがない」。看護師は3年、介護士は4年以内に日本語で国家試験に合格しなければ帰国しなければならない。この国家試験の「日本語」は外国人にとって非常に難しい。
元々、インドネシア人看護師・介護士は2年で計1000人を上限に受け入れることになっている。しかし第1回目の昨年は外務省と厚労省の準備不足で約200人にとどまった。今年のインドネシア側の希望者は数千人に上っている。しかし、日本側の受け入れ希望は169人しかいない。
他方、日本の問題は介護、看護専門学校への入学者が激減しているということだ。重労働の割には給料が安く将来が不安だというのが一番大きな理由になっている。さて5月には、フィリピンからも来日するが、日本側の受け入れ病院が不足している。日本の外務省と厚労省は問題が一杯だ。つまり能力不足。
(ムラマサ、鋭く斬る)