麻生太郎とオリンピック。
2016年に東京でオリンピックが再び開催されれば素晴らしいと思うが、招致活動の実態と石原慎太郎のバカ騒ぎを知ると白々しくなる。 そしてやはり、マーフィーの法則に嵌った麻生太郎は、重大なミスを犯してしまった。
18日夜、IOC評価委員達を招待した赤坂・迎賓館における晩餐会で、麻生太郎は歓迎のスピーチを行なった。 「この迎賓館は、日露戦争でロシアに勝った直後の1909年に建てられた日本勝利の記念です」 と述べたそうな。 しかしながら評価委員にはロシア人が1人おり、晩餐会にも出席していたという。 あのべランメェ英語でやったらしいが、国際的に微妙な話を大事な晩餐会でやったというから、この人の資質が分かるというものだ。 世界中どこの国でも面子がある。 麻生は長年、外務大臣をやったが、どれほど日本の国益を損なったか思い知る。 小泉さんが麻生を外務大臣に長年据えたのは、麻生の無能力を見越していた訳で、外交は俺がやるという小泉さんの我がままと独善に過ぎなかった。
☆ 東京都の招致活動費は150億円だという。 そして東京を一望する為に、立体的な模型を作ったジオラマは、何と製作日数1年半で、コストは5億円かかった。 恐らく美術をやっている息子の石原ナントカに頼んで、都税を使い込んだことだろう。 東京には身体障害者や難病で苦しんでいる人達、貧困の老人達が、身を削って生きている。 たった15分ほどの説明の為に、東京のジオラマ模型に5億円もかけるとは狂気の沙汰だ。 よく展示館などに行くと、畳三畳ほどの大きさに建物などの模型を置き、電気を点けて場所を示すジオラマがあるが、あれなどは2~3百万円もあれば出来るはずだ。 それを大きくした畳20畳ほどの模型は、さすがに精巧にできたジオラマであったが、5億円もの無駄使いをするとは噴飯ものだ。 この前の3500万円の「水道局ロゴデザイン」 の作り直しも記憶に新しい都の無駄使い。
★
昨日の田原のサンプロ。
名倉正博・防衛医大教授の痴漢冤罪事件。 端的に言えば誰でも冤罪になり得るという恐ろしい現実がある。女子高校生の一方的な親告により、無実の男性が1審2審で実刑判決を受ける。しかも物的証拠が無いのだ。当初警察が調べたはずのDNA検査(女子高校生の肌を触った証拠の皮膚DNA)を検察は裁判所に提出しなかった。また男の手に残ったであろう女性下着の繊維片証拠もなく、同時に調べた女性下着に残ったであろう男の皮膚細胞もなかった。女子高校生の言い分を素直に聞けば、辻褄が合わない。なぜなら途中駅の登戸で、痴漢行為を受けていながら、下車が出来たにも関わらず下車をせず、そのまま乗車していた。教授は語った「私の全人格を否定されるハレンチ罪で無実の罪を負うわけにはいかなかった」さらに「ぎりぎりの所で私を救ってくれたのは家内と息子であった」と。刑事裁判の「推定無罪」をなおざりにして、女子高校生の一方的な説明だけを鵜呑みにした1、2審の裁判官の罪は重い。教授は3年という時間とお金を費やして闘った。その間の精神的苦痛は、いかほどのものであったろうか。
☆ 丹羽宇一郎、CI会長で政府の地方分権委員長。
昨年12月に、麻生太郎に分厚い地方分権改革案を出したが、全く相手にされていないことが分かった。国交省と農水省の出先機関と地方の2重行政を1本化する為の改革案は工程表に乗らず、無視された状態で、官僚役人は合同庁舎の建設に既に着手してしまった。丹羽などは70歳にもなって、麻生太郎のいいようにイメージだけを使われて、最後は晩節を汚したといえよう。
★
河上光(ひかり)君。
11歳、小学校6年生になったばかりの男の子。
島根県浜田市に住む光君は、自身が発達障害であることをクラスメートたちに告白した。 光君は注意欠陥・多動性障害(ADHD)、そして高機能自閉症である。 光君は友だちがいなかった。 昼休みにはクラスの子と離れて一人で遊ぶ。しかし、光君は幼なじみの同級生の女の子に、そのことを打ち明けた。そして20人のクラスメートに手紙を書いた。文面も一緒に考えた。
「少しおかしいとは思ったけど、障害があるなんて知らなかった」 とクラスメートは驚いた。光君のことと障害について知ってもらうために、父親はブログ 「ひいちゃんにっき」を立ち上げ、光君の日常を書き続けている。その後、光君の学校生活は、先生の指示を理解できないでボーッとしていると、級友が声をかけるなど、クラス全体で支えるようになった。「障害を打ち明けて分かってくれた子もいたけれど、からかう子もいた。でも、みんなといっぱい遊べるようになった」 と光君。 来年は中学生になる。「他の小学校から来る子どもは、光のことを知らない。何ができるのか、この1年で準備をしていきたい」 と父親は語った。
(ムラマサ、低くボレロを口ずさむ)
2016年に東京でオリンピックが再び開催されれば素晴らしいと思うが、招致活動の実態と石原慎太郎のバカ騒ぎを知ると白々しくなる。 そしてやはり、マーフィーの法則に嵌った麻生太郎は、重大なミスを犯してしまった。
18日夜、IOC評価委員達を招待した赤坂・迎賓館における晩餐会で、麻生太郎は歓迎のスピーチを行なった。 「この迎賓館は、日露戦争でロシアに勝った直後の1909年に建てられた日本勝利の記念です」 と述べたそうな。 しかしながら評価委員にはロシア人が1人おり、晩餐会にも出席していたという。 あのべランメェ英語でやったらしいが、国際的に微妙な話を大事な晩餐会でやったというから、この人の資質が分かるというものだ。 世界中どこの国でも面子がある。 麻生は長年、外務大臣をやったが、どれほど日本の国益を損なったか思い知る。 小泉さんが麻生を外務大臣に長年据えたのは、麻生の無能力を見越していた訳で、外交は俺がやるという小泉さんの我がままと独善に過ぎなかった。
☆ 東京都の招致活動費は150億円だという。 そして東京を一望する為に、立体的な模型を作ったジオラマは、何と製作日数1年半で、コストは5億円かかった。 恐らく美術をやっている息子の石原ナントカに頼んで、都税を使い込んだことだろう。 東京には身体障害者や難病で苦しんでいる人達、貧困の老人達が、身を削って生きている。 たった15分ほどの説明の為に、東京のジオラマ模型に5億円もかけるとは狂気の沙汰だ。 よく展示館などに行くと、畳三畳ほどの大きさに建物などの模型を置き、電気を点けて場所を示すジオラマがあるが、あれなどは2~3百万円もあれば出来るはずだ。 それを大きくした畳20畳ほどの模型は、さすがに精巧にできたジオラマであったが、5億円もの無駄使いをするとは噴飯ものだ。 この前の3500万円の「水道局ロゴデザイン」 の作り直しも記憶に新しい都の無駄使い。
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昨日の田原のサンプロ。
名倉正博・防衛医大教授の痴漢冤罪事件。 端的に言えば誰でも冤罪になり得るという恐ろしい現実がある。女子高校生の一方的な親告により、無実の男性が1審2審で実刑判決を受ける。しかも物的証拠が無いのだ。当初警察が調べたはずのDNA検査(女子高校生の肌を触った証拠の皮膚DNA)を検察は裁判所に提出しなかった。また男の手に残ったであろう女性下着の繊維片証拠もなく、同時に調べた女性下着に残ったであろう男の皮膚細胞もなかった。女子高校生の言い分を素直に聞けば、辻褄が合わない。なぜなら途中駅の登戸で、痴漢行為を受けていながら、下車が出来たにも関わらず下車をせず、そのまま乗車していた。教授は語った「私の全人格を否定されるハレンチ罪で無実の罪を負うわけにはいかなかった」さらに「ぎりぎりの所で私を救ってくれたのは家内と息子であった」と。刑事裁判の「推定無罪」をなおざりにして、女子高校生の一方的な説明だけを鵜呑みにした1、2審の裁判官の罪は重い。教授は3年という時間とお金を費やして闘った。その間の精神的苦痛は、いかほどのものであったろうか。
☆ 丹羽宇一郎、CI会長で政府の地方分権委員長。
昨年12月に、麻生太郎に分厚い地方分権改革案を出したが、全く相手にされていないことが分かった。国交省と農水省の出先機関と地方の2重行政を1本化する為の改革案は工程表に乗らず、無視された状態で、官僚役人は合同庁舎の建設に既に着手してしまった。丹羽などは70歳にもなって、麻生太郎のいいようにイメージだけを使われて、最後は晩節を汚したといえよう。
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河上光(ひかり)君。
11歳、小学校6年生になったばかりの男の子。
島根県浜田市に住む光君は、自身が発達障害であることをクラスメートたちに告白した。 光君は注意欠陥・多動性障害(ADHD)、そして高機能自閉症である。 光君は友だちがいなかった。 昼休みにはクラスの子と離れて一人で遊ぶ。しかし、光君は幼なじみの同級生の女の子に、そのことを打ち明けた。そして20人のクラスメートに手紙を書いた。文面も一緒に考えた。
「少しおかしいとは思ったけど、障害があるなんて知らなかった」 とクラスメートは驚いた。光君のことと障害について知ってもらうために、父親はブログ 「ひいちゃんにっき」を立ち上げ、光君の日常を書き続けている。その後、光君の学校生活は、先生の指示を理解できないでボーッとしていると、級友が声をかけるなど、クラス全体で支えるようになった。「障害を打ち明けて分かってくれた子もいたけれど、からかう子もいた。でも、みんなといっぱい遊べるようになった」 と光君。 来年は中学生になる。「他の小学校から来る子どもは、光のことを知らない。何ができるのか、この1年で準備をしていきたい」 と父親は語った。
(ムラマサ、低くボレロを口ずさむ)