武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

それでもボクはやっていない。 防衛医大の元教授。

2009年04月16日 | 人間の欲望
「それでもボクはやっていない」。
防衛医大の教授だった63歳の医師が痴漢冤罪だったとして最高裁判決により無罪が確定した。何でも成城学園あたりの混んだ電車内で女子高生を、悪質な手口で痴漢をしたということらしいが、1審2審ともに有罪だったが、最高裁では裁判官が3対2の僅差で無罪が確定した。それまでに3年を要したという。これについて各メディアは詳細に論評しているが、本ページが指摘したいのは、東京一極集中をいい加減にやめたらどうかということだ。アジア人というのは淋しがり屋というのか付和雷同というのか、混雑している場所が好きなようだ。かつてあった東京遷都論は石原慎太郎の「遷都など断じて許さない」に代表されるように、いつの間にか立ち消えになってしまった。様々な反対の理由はあるだろうが、一番は日本の「土地本位制」の神話である。銀行は土地を担保に金を貸しているから、遷都をすれば不動産価格は暴落する。つまり銀行は取立てができなくなる。銀行と不動産会社救済の為の東京メトロポリタンだ。狭いところにひしめき合って日本人が好きな「効率と猥雑性」だが、今は冒頭の痴漢問題に見ても分かるように一極集中の弊害が大きい。大体が、都内で一戸建ての家を新たに購入できるサラリーマンはいない。この際、北海道に移転せよとは言わないが、関東近県に遷都を行ったらどうか。東京が恋しかったら、リニア新幹線でも通して15分とか30分でシャトルアクセスが出来るようにすればいいのだ。そういう未来都市の創造を真の構造改革という。竹中平蔵は構造改革が止まっていると批判したが、その具体的中身は「法人税を下げろ」ということだったのでがっかりした。法人税を下げることが構造改革なのか。それは単に税制の調整問題だろう。構造改革とは未来に向けた日本のグランドデザインを描き上げ、豊かな日本を打ち立てることなのだ。満員電車を1分間隔で走らせて、朝夕に痴漢ごっこをしている時じゃあるまい。
日本の政治の貧困に我々は怒る。

ソマリア沖の海賊と米国特殊部隊ネイビーシールズ
ソマリアの海賊3人が、米国の特殊部隊によって射殺された。米国船の船長を救出しようとした米軍のネイビーシールズが、現金を渡す振りをして海賊をおびきよせ、隙を見て、海賊3人をマシンガンで射殺した。当然だ。米国の考え方は人質の船長が殺されても海賊を殺す。それに対して海賊は米国に「報復」を宣言している。まあ米国にとって赤子の手を捻るようなものだろうが、米国はソマリアには苦い思い出がある。以前、ソマリアに派兵された米兵がソマリア武装ゲリラに惨殺された1993年の第2次国連ソマリア活動の悪夢がある。ソマリアへの介入を避けたい本音が、この十数年間、米国には受け継がれている。しかしながら、先週も海賊の襲撃を受け、米国のリバティ・サン号は乗っ取りから逃れたものの、ロケット弾、マシンガンの攻撃を受け船が被害を受けた。海賊はこの他、週明けから貨物船など商船2隻を乗っ取っており、活動を活発化させているという。海賊の襲撃方法は、海賊の母船があり、そこから小型艇を支援し、銃弾薬、食糧、水を補給するのだという。事実上の無政府状態にあるソマリアでは、国としての機能がない。しかし、米国商船を含む海賊の襲撃が、今年だけで66件に達する状況に、ソマリアへの地上侵攻作戦が浮上している。米国得意の偵察衛星を使い、ジェット戦闘機やコブラヘリで海賊基地を攻撃すればいいのだ。日本の自衛隊も実戦訓練として米軍と共同作戦をするのもいいが、麻生太郎とハマコーのせがれでは、それを任せられる
能力と信用がない。
(ムラマサ、鋭く斬る)
コメント
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