武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

ソニーは、なぜ没落したのか。

2009年04月15日 | 人生の意味
ソニーの没落。
出井伸之は、なぜ失敗したのか。盛田、大賀の罪とは。そしてソニートップにひそむ欧米に対する抜きがたい白人コンプレックスはなかったのか。技術と芸術の井深、盛田、大賀から英語使いの出井へのバトンタッチの禍根。
ソニーは、1万6千人の正規と非正規従業員の首を切ると発表してから3ヶ月が過ぎた。そして、その記者会見場において、当時の社長・中鉢良治は公然とこう言い放った、「ソニーは、雇用維持の為にビジネスをやっている訳ではない。株主の為にやっている」。耳を疑ったがこのように発言した。同時に派遣切りを問われて中鉢は、「それは個人の問題に過ぎない」。
かつて品川裏通りのバラック小屋でソニーを立ち上げた故・井深、盛田コンビは、社是として「愉快な理想工場」を掲げ、トランジスタ・ラジオを世に出し、テープレコーダーを作り、ウォークマンをヒットさせて世界のソニーに登りつめた。それが今や、ソニー神話は崩壊してしまったのか。かつてパナソニック(松下電器)の松下幸之助は、次のように語ったものだった、「松下は優秀な技術研究所を持ってますねん。その名前はソニーや」。しかしパナソニックは家電の雄として揺るぎない基盤を作り、かたやソニーは没落の崖っぷちに立っている。それはなぜなのか。ソニーは正月明けて、外国人最高経営責任者(CEO)ハワード・ストリンガー会長(67歳)をトップに留め、社長であった中鉢良治を退任させた。ストリンガーは英国ウェールズ出身、身長190センチでがっしりとした体格を持つ。米国の3大放送の一つであるCBSに30年間勤務し、「ボートピープル」などの社会派ノンフィクション番組でエミー賞を9回も受賞したほどのテレビマンだった。 特に1988年から95年までCBSの社長を務め、CBSを米国で最も影響力のあるニュースチャンネルに育て上げた。そして英国エリザベス女王からナイトの称号まで授与された。そんなストリンガー会長をスカウトしたのが、当時のCEOであった出井伸之であった。時は1997年いよいよネットの幕開けが始まろうとしている。彼を米国ソニーの責任者として電撃的に抜てきした。しかし2005年、ストリンガーは、自分をスカウトした出井を業績不振で失脚させ、ソニーの歴史上初となる外国人CEOに就任した。業績不振の原因は様々あるが、一言でいえば、創業精神を忘れ、官僚主義に走った営業数値主義と事業部ごとの縄張り、権益争いが熾烈化していった。別の視点から言えば、ネットユーザーのニーズに応えられない、古い成功物語から抜け出せない、ネットWEBに対応できなかったのではないか。没落の決定打は、アップルのMP3プレイヤー「iPod」の登場だ。映画も音楽も持たないアップルが、「iTunes」という独自のビジネスモデルを打ち立て、世界のMP3プレイヤー市場を一気に掌握してしまった。これに、ウォークマンのソニーは大変なショックを受けたと言われる。ストリンガー会長は、IT技術はど素人で、中鉢良治は東北大出のエンジニアだが、テレビ、オーディオ、パソコン、携帯といったソニーのコア部門ではなく、テープやディスク、バッテリーといった部品のキャリアしかなかったというのがソニーの人選ミスだったろう。 ストリンガー会長が米国流のリストラを断行する中で、ソニーの多くの技術者が会社を去った。ソニーのゲーム機を主導し、プレステの父と呼ばれた久多良木健も、このとき会社を去った。実は、ソニーの株式は外国人が50%以上を保有している。そしてその実態はJPモルガンなど北米の強欲ファンドが主な株主となっているのだ。最近、日刊工業新聞は、「今後ソニーにおける日米のパワーバランスは確実に逆転するだろう、ソニーは米国化され米国企業に変貌する」と論評したのだが。

北朝鮮。
いかにライスとヒルが愚かであったかという証明だ。本ページは初めから6ヶ国協議などは噴飯物だと批判したが、国際外交の格調高い演説は、その内部にある国家のエゴと身勝手さを決して覆い隠すものではないということだ。
昨日「ならず者集団」の北朝鮮は、6者協議に「再び絶対に参加しない」と脱退を表明した。さらに「核兵器開発の強化」を進めると宣言した。 その中で、協議を妨害してきたのは日本だとして、日本を激しく攻撃し、日本が制裁を強化した以上、6ヶ国協議の存在意義は喪失したと強調した。さらに「無能力化した核施設を原状復旧させ、正常稼働させる。使用済み燃料棒は再処理する」として、寧辺の核施設の無能力化を中断して核兵器に転用可能なプルトニウムの取り出しを宣言した。まあ、中国、ロシアが、それぞれ1500発、3000発の核兵器を保有しているわけだから、北朝鮮の恫喝に驚く事はない。本ページは対抗措置としての日本核武装論には反対だが、日本がするべき事は、国民の理解を得ながら冷静に憲法改正を行い、自衛隊を日陰の子として扱う事に、もう終止符を打とうということだ。自民党政治は、ごまかしの憲法解釈を行なっているが、自衛隊は明白に憲法違反である。日本の老若男女、子供、赤ちゃんを守る自衛隊が憲法違反でいいのか諸君。 護憲派は、平和憲法は世界が評価していると言うが、世界の本音は、日本の常識は世界の非常識だとして腹の中では笑っているのだ。
(ムラマサ、鋭く斬る)

コメント
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