罪と罰

新宿酒場ロン　５・２５
島、絵美、銀さんがいつものようにいる。今夜は給料日の金曜だ。
「凶悪立てこもり犯に、ありがとうと感謝したのには驚いた」
「身内が１人殺され、もう一人は首から下が麻痺で、気の毒な状態なのに」
「人質がいなくなった時点で、突入して犯人を捕捉するか、抵抗したら射殺するべきであった」
「愛知県警にはかなり批判が出ている」
「そうだろうな、桜田門と警察庁は苦虫だ」
「どうしてそうなったか」
「ＳＡＴ指揮官の能力の無さだろうね、しかもたった一人の犯人のために、大阪、東京のＳＡＴも応援に行った」
｛これ幸いの実戦訓練か｝
「でも愛知ＳＡＴは手ぬるかったな」
「なぜなら、犯人を殺すと、後でもめる」
「最終的には自分の出世に関わってくる」
「世の中の安全の確保というより、自己保身に走った結果だ」
正義漢の島が憤慨だ。
「キツネ目の市橋はどこに消えたか気になる」
「富士山の樹海でテント暮らしか、木の枝にぶら下がっているか」
「ゾッとするね」
「やはり霊媒師に視てもらったほうが早いと思うけど」
「千葉県警のメンツもあるし、テレビでやると捜査妨害になる」
絵美が首をすくめた。
「本村・母子殺人事件」
「あれはひどいね。　人間のなせる業じゃない。　鬼畜生以下だね」
「最高裁が自裁もしないで、高裁へ差し戻しとは責任転嫁だ」
「しかも昨年の6月のことだから、もう１年になる」
「８年もかけて,行ったり来たりだから本村さんが可哀想だね」
「今度の高裁で判決が出たら、弁護団はどうするの」
「死刑だったら、また再上告出来る」
「エエッ、そうなんだ」
「だから、最高裁が自裁すべきだった。汚い仕事は下級審がやれということさ」
「犯人と証拠が明確なのに８年もかかって、まだ先が見えないというのは法曹界の怠慢であり堕落だ」
「主任弁護人の安田は、オウムの麻原彰晃、和歌山カレー殺人・林真須美、ヒューザー・小嶋進事件も弁護している」
「弁護するのはいいけど、どの事件も悪魔か鬼畜がやった事件だ」
ちょっと暑いかしらと洋子ママが冷房を入れた。
もうすぐ雨の季節だ。
新宿には雨は降らない。降るのは涙雨だ。やんだ後に虹は立たない。新宿には人間の業と欲望が渦巻いているから虹は出ないと誰かが言っていたのを思い出す。
（ムラマサ、静かだ）

正義は本村にあり

「正しい裁判ができないなら、犯人を無罪にしてくれ、私の手で殺す」
お見事。当然なことだ。
当時18歳の少年が、強姦目的で水道水質検査と偽ってアパートに上がり込み、隙を狙って本村洋さんの妻・弥生さん（２３）を殺害してから強姦し、母親にすがる11ヶ月の夕夏チャンを床に叩きつけ、泣きじゃくる子を紐で首を絞めて殺した。
そして二人の遺体を押入れと天井裏に隠し、弥生さんの財布を奪って逃げた犯人（２６、当時１８）。
その後、犯人は「最後に笑うのは悪だ。それが今の世の中だ」とうそぶいたそうな。裁判の過程でも悔悛の情はかけらも無い。
1999年4月に起きた事件が延々と裁判が続き、犯人も証拠もすべて揃っていながら８年もかかってまだ終わらない裁判というものは司法の怠慢と言うほか無い。また最高である最高裁判所が自裁もしないで高裁へ差し戻すというのは司法の怠慢・責任転嫁と能力不足を自ら証明するものだ。
今回、差し戻し広島高裁法廷には21人の被告人弁護団がついたそうな。
被告のデフェンスのために50人だろうが、100人だろうが弁護士が付くのはかまわないが、これらの弁護団の「傷害致死」という論法と、山口地裁と広島高裁の裁判官の「犯人は更正の見込みがなきにしもあらず」という無責任な見解は、この凶悪犯の持つ将来の危険可能性に誰が明確な責任を持つというのか。
人の家に偽計を持って押し入り、抵抗されれば容易に殺害し、しかも、その後に死姦をするとは鬼畜以下であり、どこをどのように理屈を付ければ「傷害が結果的に死をもたらした」などと言い立てることができるのだろうか。
罪は罰を負わなければならないという応報主義であるならば、この鬼畜とも言うべき犯人は迷うことなく死刑である。
弁護人が語る『傷害致死』とか『人の命を守る』とか『被告人は未熟な少年であった』という弁護は空虚であり、陳腐の極みである。　砂をかむような思いにかられるのは私だけであろうか。
正義は本村氏にある。
（ムラマサ、鋭く斬る）

酒鬼薔薇聖斗のその後

酒鬼薔薇聖斗・少年Ａ　（本名・東）
夏草むせるタンク山の上で、淳君の首を切り落とし校門の門柱に乗せた少年。
第一発見者は、それはまるで老人の顔であったと述懐する。
神戸市須磨区で土師淳君（当時１１）が殺害されて１０年。
当時１４歳の少年が、小学生２人を殺害、３人を負傷させた事件である。
事件発生当初から、町の少年達の間では少年・東がやったのではないかという評判が立っていた。　東は中学には行っていなかった。　自転車を乗り回して奇声を上げていたという。　当時、父親は神戸製鋼に勤める真面目な工員。　兄弟２人と母がいる傍から見れば普通の４人家族であった。
さて、月日が流れて東京・府中市の関東医療少年院で、その少年は汗だくになってバレーボールを追いかけ、仲間に大声で呼びかけていた。
当初少年は、「世の中は弱肉強食。自分が年下の子を殺しても、大人が自分を死刑にすればつじつまは合う」と言い切り、「生きることを強いる大人は嫌いだ」と、肉親の面会を拒んだ。 キツネ目の陰険な風貌少年Ａ。
入院から２年たった夏。少年は「危機」にあった。「自分が壊れていく」と訴え、「気持ちをはき出したい」と内面を話すようになった。母親役の女性医師を「僕にとって理想の母」と言い始めた。 ９９年、表情にはりが生まれる一方、自らの攻撃性に悩み、将来への強い不安や孤独感をのぞかせた。 移送された東北少年院での１年間　「対人関係と職能訓練」に費やしたそうな。
男は今年３月、遺族に２度目の手紙を送った。
殺害された山下彩花ちゃんの母親は「罪と向き合う意識は読み取れたが、具体的にどう償っていくのかが全く見えてこなかった」と述べる。
少年は２４歳の男になった。　その間、母親役の女性医師を強姦しようとしたこともあった。　殺されなかった分だけ救いであったが、狼を動物園から放してしまった決断と責任は誰が取るのであろうか。　
個人的見解としては、国が一生、医療刑務所で保護・管理するべき対象ではないだろうか。　それは社会の安全・安定に必要なコストであると思う。
今、彼は、富士山がきれいな静岡の御殿場で働いて暮らしているという。
（ムラマサ、静かに鳴る）

日本の防衛は大丈夫か

防衛大臣の首はどうせ７月までだから、どうでも良いが、海自のトップである幕僚長の辞任はあってしかるべきだ。　
日本の自衛隊は中国のスパイに踊らされている。
妻が中国人や韓国・朝鮮人である場合は、重要機密にタッチできないように人事配置に気をつけるべきだ。
最高レベルの「防衛秘密」であるイージス艦情報が海上自衛隊内に流出した事件で、弾道ミサイルに開発した最新の機密情報も流出していたことが分かった。
一連の流出は海自のプログラム業務隊（開発隊）＝横須賀市＝が作成した資料が持ち出され、第一術科学校（広島・江田島）を舞台に学生らに広がった。
今回の事件は、護衛艦「しらね」の二等海曹（３３）がイージス艦の機密情報をパソコンに隠し持っていたことから発覚した。
米軍から供与された機密ファイルが漏れ、広まったのはなぜなのか。　
機密情報を担当したプログラム業務隊は、米国留学帰りのエリート集団。
本来漏れるはずのない機密ファイルは、教官たちの間で引き継がれ、さらに学生にも渡っていた。　日本の防衛は穴だらけだ。
さて話し変わって、１機２５０億円のステルス戦闘機を日本がアメリカから買うんだそうな。
アメリカでの模擬戦闘では従来の戦闘機に対して最新ステルス戦闘機は無敵だったという。　戦闘機同士の空中戦では、ステルス戦闘機は相手方のレーダーに『実際上』　映らないから、例えて言えば、透明人間相手にボクサーが戦うようなもので、相手にはパンチは当たらないが、こちらはめった打ちされるということだ。
米国の最新鋭ステルス戦闘機Ｆ２２Ａ。
２００９年度から日本は購入を進める方針で、総額は１兆円に上る。　　
しかし、現時点で米議会は最新鋭のステルス機の輸出を禁止している。
売らなければ買わないまでだが、最後はアメリカのほうが頭を下げて買ってくださいと頼んでくるだろう。そのときにアメリカから買ってやればいい。
中国、朝鮮、ロシアが仮想敵国になる。
（ムラマサ、鈴のように鳴る）

ＳＡＴはお嬢様学校だった

お粗末な愛知県警。
このていたらくで市民をヤクザの手から守れるのだろうか。
日頃どんな訓練をやっているのか、お嬢様学校で礼儀作法でも教えているのだろうかＳＡＴ。
長久手ヤクザ立てこもり事件。
身内が一人銃殺されても突入しない県警。　
そして最悪なのは目の前で負傷した交番警官を５時間半も見捨てていた能無し、根性無しの県警。　腰抜けとしか言いようが無い、
わが身を省みずに救出するのが職務の前に人間としての道だ。
負傷した警官は首の脊髄損傷を負って、首から下は麻痺状態だそうな。
犯人は射殺すべきであった。
犯人が最後に投降したときに愛知県警がかけた言葉は　
『拳銃は置いてきてくれたんだよね、ありがとう、ひざを曲げて、それじゃあ、手を上げてね』
この凶悪犯人に県警は感謝状でもやりたいのだろうか。　
なぜなら県警暴力団対策課は犯人と友達関係だった。　つまりズブズブの関係。
そしてマークシート・エリート指揮官の能無し。　戦場では指揮官になってはいけない者がなったときに、最大の不幸が起こる。
投降前に、犯人は１１０番に何度も電話をして、「突入しないでくれ」と命乞いをしてきたという。
なんとも浅ましいヤクザ者と腰抜け県警だ。
（ムラマサ、一刀両断）

☆歌舞伎の中村勘三郎（５１）、
国税局の税務査察を受け、所得隠しが発覚した。
総額は７０００万円にのぼる。
このほか、勘三郎の後援会「若鶴会」の代表も、歌舞伎公演のチケット販売で得た収入をベッドの下に隠し、１億３０００万円の脱税をしていたという。
勘三郎は架空の人件費を計上して意図的に２０００万円の所得を隠していた。
ほかに長男勘太郎（２５）、次男七之助（２４）ら息子も、同様に所得隠しをしていた。
次男の七之助は酒乱で有名だが、以前、タクシーに乗ってカネを払わず逃げて運転手に暴力を振い逮捕されたこともある前科者だ。
そういえば、七之助は例のキツネ目の男、市橋にそっくりだが脱税くらいでやめといたほうがいい。
最も歌舞伎役者の素性は江戸の昔から、あぶれ者のといわれ、今でこそ女形などともてはやされているが、オカマ・ゲイボーイの元祖であるから、新宿３丁目の本家でもある。
（ムラマサ、ニヒルだ）