これまで、散歩・ウオーキングの途中や山歩き、畑地や我が家の猫額庭等で、やたら、コンデジで、カシャ、カシャ撮ってきた花の写真が、外付けHDに大量に溜まっており、時々、その気になって、不要、無用写真を大胆に削除しながら、散歩、旅行、山行・・・等のファイルに仕訳分類整理をしているところだが、懐かしい写真を見掛けると手が止まってしまったりもする。そんな古い花の写真の中から目に止まった花の写真を引っ張り出して、ブログ・カテゴリー「爺さんの備忘録的花図鑑」に、書き留め置くことにしている。草花に詳しい人からは、「なーんだ、そんな花も知らなかったの?」と笑われそうだが、爺さんにとっては、新情報、新知識、後日、また忘れてしまった時等に、確認したりするのに役に立つ存在になっている。
山歩きから遠ざかって久しく、最近は、もっぱら、古い山の写真を引っ張り出しては、懐かしがっている爺さんであるが、高山植物についても、まるで疎かったことをつくづく感じている。
「カライトソウ」も然り、数年前までは、花名も知らず分からずだった気がする。なんとなく、あっちこっちの山で見掛けていたような気もしているが、見掛けても写真を撮る等していなかったようで、撮っていたとしても、花名不明だったこともあり、検索しても出てくるはず無し。外付けHDから引っ張り出せたのは、4枚だけだった。また、すっかり忘れてしまわない内に、書き留め置くことにする。
12年前、2000年9月5日~6日、「五竜岳・唐松岳」を訪れた時に、
「遠見尾根」で撮っていた「カライトソウ」
10年前、2012年8月21日~22日、「白山」を訪れた時、
「砂防新道」で撮っていた「カライトソウ」
同じく、「白山」を訪れた時、
「観光新道」で撮っていた「カライトソウ」
カライトソウ(唐糸草)
バラ科、ワレモコウ属、多年草、高山植物、
別名「トウウチソウ(唐打草)」
和名「唐糸草」は、ピンク色の雄しべの花糸を、唐糸(絹糸のこと)に
見立てて付けられたもの。
原産地・分布 日本固有種
主に、本州中部、北アルプス北部から近畿北部の、高山帯、亜高山帯に
自生している。
高山植物ではあるが、低地でも育つ、
草丈 30cm~80cm、
葉の縁には、ギザギザが有り(鋸歯)が有る、
花色 ピンク色、赤紫色、
枝の先端に、長さ5cm~10cmの穂状花序を咲かせ、垂れ下がる。
花に花弁は無く、6本~12本の雄しべは、淡いピンク色で、
穂状花序体は、赤紫色に見える。
開花時期 6月頃~9月頃、
花言葉 「深い思い」「繊細」「温かい心」