たけじいの気まぐれブログ

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よく使っている言葉で、あまりよく分かっていない言葉 「元の木阿弥」

2023年12月21日 07時38分23秒 | つぶやき・うんちく・小ネタ・暇つぶし・脳トレ

「つい先日、草取り(草抜き)したばかりのような気がしているが、元の木阿弥、雑草の原と化しいる畑地・・・」等と、よく、ブログに書き込んでいる類であるが、では、「元の木阿弥」って何?、あまりよく分かっていないまま使ってきた。
ほぼ365日、漢字パズル?、漢字クイズ?等に没頭している妻の座右には、「国語辞典」「漢和辞典」「日本語に強くなる本」「四字熟語辞典」「役に立つ・故事・ことわざ・慣用句・辞典」が積まれており、ちょこっと借りて調べてみた。


「元の木阿弥(もとのもくあみ)」

「元の木阿弥」とは、一度良い状態になったものの、何かの原因で元の状態に戻り嘆くような場面によく使われる慣用句だが、

では、その由来・語源は?
今更になって辞典等で調べみると諸説有るようで、
主な説は、下記の3つ。
「へー!、そうだったの」・・・、
目から、鱗・・・、である。

(1)戦国大名の身代わり説
戦国時代、大和郡山城主筒井順昭が病死した時、子供順慶がまだ幼く、成人するまで、自分の死を隠し、自分の身代わりを寝室に寝かせるよう遺言した。その身代わりに選ばれたのは木阿弥(もくあみ)という僧侶だったが、順慶が成人し、順昭の死が公表されるや、木阿弥の役目は終わり、再び僧侶に戻った。城主として贅沢な生活を送った木阿弥が、御役御免で元の僧侶木阿弥に戻ったという故事から生まれた慣用句。

(ネットから拝借画像)


(2)長年の修行を無駄にした僧侶説
昔、妻と別れて出家した僧侶がおり、木の実を食べる「木食(もくじき)」という修行に励み、「木食上人(もくじきしょうにん)」等と呼ばれ尊敬されていたが、年をとってから心身が弱くなり、別れた妻のところに戻ってしまった。長年積み重ねた修行を無駄にしたことを知った人々が「元の木阿弥」とからかって呼んだことが由来の慣用句。

(3)元の木工阿弥説
昔、木工兵衛という百姓が、僧侶に献金し、「某阿弥(なにがしのあみ)」という称号をもらったが、周りの人達からは、その称号を呼ばれることもなく、「木工阿弥」等と呼ばれた。
せっかくの買名の苦労がむなしく終わったことから、「元の木阿弥」という言葉が生まれたという説。


「元の木阿弥」を使った例文

「せっかく痩せたのに、休みの間にリバウンドして、元の木阿弥になった」
「失恋から立ち直りかけていたのに、振られた相手にばったり会ってしまい、元の木阿弥になった」

 


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