偉人賢人先人の名言あれこれ・その9
「健康十訓」(再)
数年前のこと、新聞を広げた時に、ふっと目に止まり、切り抜いていたものが有る。
なんだか、面白い四字熟語のようでも有り、その出所をネットで調べてみると、
江戸時代の中期、尾張藩の重臣であり、俳人でもあった、横井也有(よこいやゆう)が
提唱したと言われる、「健康十訓」であることが分かった。
「へー!、そうなの?」
知らないこと多しの爺さん、
目から鱗・・・、である。
現代でも、通じることが書かれているような気がするが、
さてさて、「健康十訓」、
果たして、いくつ実行しているだろうか。
「健康十訓」
◯少塩多酢 塩分を控えて酢を多く摂りましょう
◯少糖多果 砂糖を控えて果物を多く摂りましょう
◯少肉多菜 肉を控えて野菜を多く摂りましょう
◯少食多噛 満腹になるまで食べずよく噛んで食べましょう
◯少怒(憤)多笑 いらいら怒らず朗らかに笑いましょう
◯少衣多浴 厚着を控えて日光浴し風呂に入りましょう
◯少煩(憂)多眠 くよくよせずたくさん眠りましょう
◯少欲多施 自身の欲望を控え周りの人々に尽くしましょう
◯少言多行 文句ばかり言わずにまずは実行しましょう
◯少車多歩 車ばかり乗らず自分の脚で歩きましょう
横井也有(よこいやゆう)
元禄15年(1702年)10月24日生、天明3年(1783年)7月15日没、
尾張藩の御用人、大番頭の横井時衡の長男として生まれ、幼名 辰之丞、通称 孫右衛門。26歳の時、父親が没し、家督を継ぎ、御用人、大番頭、寺社奉行等、藩の要職を歴任、武芸に優れ、儒学、俳諧、書画、謡曲等にも通じ、多趣味多芸な人物だった。59歳で隠居し、82歳で没するまでは、草庵知雨亭に移り住み、俳文、漢詩、和歌、狂歌、茶道等に親しむ風流人として暮らした。
横井也有
(ネットから拝借画像)