古い写真から蘇る思い出の山旅・その72(3)
「二度目の苗場山・老いらく山行」(再)
「雲尾坂」の急登を登り切ると、そこは、苗場山山頂部、
南北約4km、東西約1kmの湿原が広がっており、
あたかも田圃をイメージさせる、無数の池塘が点在する、
「苗場山」ならではの風景が見られる、
・・・・はずなのだが、残念、
絶えず、濃いガスが流れていて、展望は叶わず、
時折、ガスが切れ・・・、
ここが、標高2,000m級山頂部?、思わせる風景が・・・、
15時頃、苗場山山頂(標高2,145m)に到着
15時30分頃、「苗場山自然体験交流センター・苗場山山頂ヒュッテ」に、
チェックインしたようだ。
旧苗場山頂ヒユッテを全面改装して、1998年6月のオープンしたという
ログハウス風のしっかりした山小屋だ。
旧苗場山頂ヒユッテには、25年前の1999年に1泊したことがあったが、
すでに記憶曖昧になっていて、まるでイメージが違っていたような気がしたのだったが。
ちょうど、食堂兼談話室では、オリピック競技がテレビ放送されていて
盛り上がっていたが、
それどころではなく、
腿、脹脛、最悪の状態、
宿泊者が少なく、ゆったりしたスペースで、
もっぱら、ストレッチ、マッサージ、
消灯は、21時だったが、バタン、キュー、19時には、就寝したようだ。
第2日目、
4時頃、起床、
早朝に湿原散策を予定し、ご来光も期待していたが、
雨混じりの強風、最悪の天候。
天候の早期回復の見込み薄く、
さらに、再び、腿、脹脛が攣る不安も有って、
早目に下山することにし、
6時朝食後、7時には、「苗場山山頂ヒュッテ」を出発したようだ。
途中、小刻みに休憩しながら、ゆっくり、慎重に、往路を下山、
風雨の中、カメラを取り出す余裕もなく、写真1枚も無く、
ひたすら、足が攣るような事態にならないことを念じながら、
一歩、一歩・・・、
なんとか無事、12時頃、「第2リフト町営駐車場」に帰還、
渋滞する時間帯の長距離運転を避けたい一心で、直ぐ帰途についたのだと思う。
国道17号・三国街道を走り、三国トンネル、猿ヶ京温泉経由、
月夜野ICから関越自動車に入ったのだった。
単純標高差は、約950mとされている「苗場山」だが、アップダウンが激しく、
湿気と暑さでバテ、足が攣るアクシデント付きで、
体力の限界を感じた、老いらく山歩きだった。
足、腰、痛!、痛!、の今となっては、「苗場山」もまた、遠い思い出の山となってしまっているが、よくもまあ、2度も訪ねることが出来たものよと、我ながら信じがたい気もしている。
(おわり)
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