昭和30年代から40年代だったろうか、映画全盛時代が有り 全国津々浦々、地方の中小都市にも 大、小の映画館が 1館や2館は有ったものだった。北陸の山村で、まだまだ戦後の貧しい暮らしを続けていた家で育った類だが、小学校高学年、中学生の頃には、「文部省推薦映画」等というお墨付き映画が上映されるや、親に強請って、同級生の従兄弟とつるんで、よく隣り町の映画館へ出掛けたものだった。
地方都市に就職した頃には、確か、西部劇映画が全盛で、以後、若い頃には、洋画の大作、名作が次々制作公開され、超満員の映画館に良く通ったものだ。しかし、テレビが普及し始め、ビデオ等でも映画を観ることが出来るようになり、はたまた娯楽の対象も多様化したことで 映画館に足を運ぶ人が激減、映画産業は一気に斜陽化してしまい、数多有った映画館が次々廃館、地方の中小都市からは、映画館の姿が、消えてしまった。もちろん、現在でも、大都市まで足を運べば、封切映画や大作、名作を観ることは可能なのであろうが、わざわざ遠方まで、交通費、高い入場料を支払ってまで、出掛ける気力は持ち合わせていない。どうせ、いずれ、テレビで観られるだろうという気も起こってしまう。
ただ、国内や海外で高く評価される「よい映画」は、永々と、志有る人達によって制作され続けているわけで、情報として伝わってくるし、やっぱり、映画は、大型スクリーンで観たいという思いは、今でも有る
そんな映画を、地元の団体「よい映画をみる会」が、市内の公共施設の大ホールで、年に数回、上映していて、新型コロナ感染拡大が始まる前までは、何回か足を運んでことが有ったが、今年、4年振りに、その催しが再開された。
今日、午前中、思い立って、その一つ、「桜色の風が咲く」を、観てきた。バスで、映画を観に出掛ける等も、4年振り、非日常気分になっているところだ。
映画 「桜色の風が咲く」
(配布チラシ)
9歳で失明し、18歳で聴力を失いながらも、世界初の盲ろう者の大学教授となり、2003年には、雑誌「TIME」による「アジアの英雄」に選出され、現在は、東京大学先端科学技術研究センター、バリアフリー分野の教授を務めている福島智の生い立ち、幼少期から大学受験までを描くとともに、視力と聴力をともに失った息子智のために、母親の福島令子が智との会話から考案し、リアルタイムで言葉を伝える新たなコミュニケーション手段「指点字」誕生に至る物語が、実話に基づいて描かれている。
監督 松本准平、脚本 横幕智裕、製作・総指揮 結城祟史、
協力 福島令子、福島智、
エンディング曲 辻井伸行、べートーヴェン、ピアノ ソナタ 第8番ハ短調作品13(悲愴)
制作 スローネ・キャラバン・ピクチャーズ、配給 GAGA
公開 2022年11月4日、
上映時間 113分
主なキャスト 福島令子(智の母) 小雪、
福島智(青年期) 田中偉登、
福島正美(智の父) 吉沢悠、
終始、日本語字幕付きで、しかも、難聴観客にも、配慮しているのだろうか、
会話だけでなく、様々な音までも、表示されていて、大いに助かる。
それにしても、客席800を見渡した限り、高齢女性が98%?、
高齢男性は、ポツリ、ポツリ、10数人?、
どこもかしこも、高齢女性には、圧倒されてしまう。
人間それぞれに試練がありますが、視覚聴覚を失って尚、挑戦する姿には感動しますね。
ちっぽけなことでも、悲観してしまいがち我々ですが、与えられた条件で、精一杯生きたいものです。
コメントいただき有難うございます。
とてもポジティブな方のようで、風呂フタがグニャグニャになった話とか覚えています。感激した本の1冊です。
映画、いい題名ですね。
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