数年前まで まるで興味も関心もなかった川柳、ユーモアセンスゼロ、頭カチカチ、川柳とは程遠い存在の爺さんが ひょんなきっかけで 「面白そう?・・」等と思い込んでしまい、「川柳とは?」も 分からないまま、単なる五七五言葉並べ遊びを続けてきた。
2年半前頃には 相互ブログフォロワー登録している方からのお声掛け、お誘いを受けて 恥も外聞もなく 拙句、駄句を ある「川柳教室」に投句してしまうことにもなっているが、結果、何も分からなかった川柳の世界を ちょこっとでも覗かせていただき、多くのことを教わってきたような気がしている。
ただ 所詮 川柳の才能無しの爺さん。
スタンスは お題に対して 締め切り日までに 錆びついた老脳をギシギシ動かし、言葉を捻り出し 五七五に編むという過程が、ある種脳トレになっているに違いない、ボケ防止に多少役立つかも知れないという期待感から 続けていることだと思っている。
出来不出来に関わらず、四苦八苦して?生んだ川柳(らしきもの)
せっかく作ったものを 忘れてしまう前に書き留め置くことにした。
2020年11月に作った川柳(らしきもの)
お題「地図」
カーナビに無い道走る我が愛車
(十数年前のカーナビのままのポンコツ車、その後完成したトンネルや橋を知らず・・)
コロナ禍で地図で旅する爺の日々
(地図を見るのが好きな爺さん、ブログで紹介される観光地等をチェックしながら)
お題「加減」
いつからか好みと違う塩加減
(血圧上がり気味の爺さん、今はもう、塩分控えめ料理に慣れてきて・・・)
飴と鞭加減で悩む鬼コーチ
(甘やかしてもいかん、スパルタもいかん、・・・)
加減して食べているのにややメタボ
(水を飲んでるだけでも太る体質?・・って誰かにからかわれたことあったっけ)
あの頃は湯加減を聞く母がいた
(今は 自動設定、「オフロガワキマシタ」)
お題「集う」
小春日にベンチの前に群れる鳩
(公園のベンチに座っていると 餌を強請って寄ってくる鳩の群・・・のどか、平和・・)
おばちゃんが三人寄ればエンドレス
(それじゃまた・・と言ってからまた始まる話、延々)
雪の日は炬燵を囲む茶飲み友
(炬燵の上には お茶とみかんと ???・・・・)
人だかり素通り出来ず覗く人
(なんだか知らないけど、大勢集まっているとつい覗き込みたくなり・・)
お題「弾む」
枯葉踏みスキップしてる子らの声
(降り積もった枯葉を踏んで歩く音は大人でも気持ちいいものだ)
自粛中話弾んで長電話
(会っておしゃべり出来ない分、たまりたまった話に花が咲き・・)
新学期黄色い帽子弾む朝
(今年の春は そんな風景も見られなかったが・・)
孫が来るなんだか弾む掃除の手
(子供や孫が久し振りにやってくる日は 掃除にも力が入る?)
お題「帰る」
コロナ禍で帰るに帰れぬふるさとに
(こんな時代がくるなんて・・・)
正月に帰って来いと言えぬ親
(もしも感染させたりでもしたら 周りから白い目で見られてしまうし・・)
帰宅してマスク外して深呼吸
(根っからのマスク嫌い、外出中超不快、家に帰って せいせいする)
「老楽川柳」
やーれやれ今日も病院用の内
高齢者家で過ごすに如くは無し
上下左右ネタ探しする爺散歩
庭先の赤色侘びし冬隣
小春日を浴びて半日野良仕事
泳いだ後ビールじゃメタボ治るまい
水泳でダルーイオモーイを解消し
折句「お・さ・け」
おかげさま三食昼寝健康よ
(それは良かった)
お前さん酒はほどほどけりつけて
(最近は こんな旦那さん、少なくなっているかもね)
おおかたは札束積んでけりをつけ
(原発や各処理施設、基地、ダム等の建設問題、政府からの見返りが大きいだけに揺れ動く地元)
(ネットから拝借イラスト)
「おばちゃんが三人寄ればエンドレス」
この句には、思わず吹き出しました。
他の句は、川柳というより、人情句で、しみじみと感じさせられたり、ホロリとしたり、暖かい気持ちになったり、さまざまでした。
人情句とは、私が勝手につけた名前ですが、これからも頭の体操を続けられ、時々披露してください。楽しみにしております。
とにもかくにも 言葉を探し、五七五に並べるのが精一杯で 滑稽さ、ユーモア、風刺等を 入れ込む余裕等無いレベル、
頭の体操だと決め込んで これからも 恥、外聞もなく続けていきたいと思っています。有難うございました。