今年の夏、蝉の鳴き声を 「余り聞いてない」「少ない」と 感じている人が多いようでした。春先の冷温等 異常気象の影響なのか、東日本大震災と関わりがあるのではとか 天変地異と結び付けて ささやかれている向きもありましたが 確かに ずっと静かで 不気味な感じがしないでもありませんでした。
ところが 今日 早朝から いつもの夏の蝉の大合唱が始まりました。庭の木々や近隣の林から途切れない 蝉時雨である。ミンミンゼミ、アブラゼミ、ニイニイゼミが 競って鳴いています。やっと 本当の(?)の夏が やってきた感じです。目の前の梅の木でも 今 数匹の ミンミンゼミが鳴き始めました。遅ればせながら 一斉に 羽化が始まったのでしょう。
「蝉時雨」(せみしぐれ)とは 情緒ある言葉ですが ずっと気になっていた蝉の鳴き声も いざ 実際に 直ぐ近くでがんがん鳴かれると 「うるさい」が先に立ち ますます 暑苦しくもなります。
日本の夏は暑くて当たり前、蝉の鳴き声を聞きながら 季節を感じて暮らせるのも 幸せなことだとも 思います。