新潮社 2013-18年
庭とはなんとも意味深なタイトルだ。ラストを飾る家グモはホラー
ともとれるものだし、なんとはなしに全体的に奇妙感は穴以来イチで
突出している。
穴も奇妙な話だったが、この短編集もかなり妙なおかしさ、とユーモア
で溢れている。
僕が一番良かったのは最新作でもあり、ラストを飾る家グモで、次回作が
、またおもしろいものになるのでは、という希望を抱かせてくれる。
いちばんよく知っていて、勝手知ったる庭で繰り広げられる人間模様の
日常からわずかに逸脱していく様が、心地よくも悪くも、面白いとおもわ
せる。
うーん、次の作品も、タイトル一字なのかなあ………………合掌。
(鶴岡 卓哉)
庭とはなんとも意味深なタイトルだ。ラストを飾る家グモはホラー
ともとれるものだし、なんとはなしに全体的に奇妙感は穴以来イチで
突出している。
穴も奇妙な話だったが、この短編集もかなり妙なおかしさ、とユーモア
で溢れている。
僕が一番良かったのは最新作でもあり、ラストを飾る家グモで、次回作が
、またおもしろいものになるのでは、という希望を抱かせてくれる。
いちばんよく知っていて、勝手知ったる庭で繰り広げられる人間模様の
日常からわずかに逸脱していく様が、心地よくも悪くも、面白いとおもわ
せる。
うーん、次の作品も、タイトル一字なのかなあ………………合掌。
(鶴岡 卓哉)