古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

もだえ苦しむ活字中毒者 地獄の味噌蔵 椎名誠

2025-01-08 01:26:34 | 小説の紹介

「素敵な活字中毒者」所収。

 

この日本ペンクラブ編 素敵な活字中毒者の選者で

 

あらせられる、椎名氏の作品。

 

以前、読んでいるので、再読だ。めぐろ・こおじと

 

やり合って、こてんぱんにやっつけられ、怨んで、

 

連続性視覚刺激過多抑制欠乏症、すなわち、活字

 

中毒者のめぐろ・こおじをうまい具合いに味噌蔵に

 

閉じ込め、「ぬべっちょ」とか「毛なめ」と呼ばれる

 

なめくじみたいな怖い生命体と一緒に一か月半、ちらし

 

などを与え、徐々に慣らしていく。

 

ぼくも活字中毒者の部類だ、と自認しているのだが、

 

味噌のニオイはあまり好きではない。いや、そういう

 

ことではないか?

 

(読了日 2024年12・5(木)1:00)

               (鶴岡 卓哉)

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