古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

いちばん熱心に読んだ本   江國滋

2025-01-07 06:01:13 | 本の紹介

「素敵な活字中毒者」所収。 集英社文庫

 

昭和五十四年

 

1934年、東京生まれ。演劇関係のエッセイストと

 

云うことだ。この短編は「小説新潮」に発表。「読書

 

日記」に収録されている。

 

これは病気文学と云うジャンルに属するのだろう。痔、

 

である。良くは知らぬが、肛門性交が原因ではなかろう

 

か、と疑うも、妻はいるらしい。野坂昭如氏も痔だったが、

 

あれはルンペンやっていた時、男にレイプされて痔になった

 

のだ。ヒロシも痔だが、あれは、なんだろう、ヒロシは

 

ホモではないようだ。痔の手術して、初めての排便の時、

 

気絶って、うふふ、気絶ね。

 

(読了日 2024年12・5(木)0:16)

               (鶴岡 卓哉)

 

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文字食う虫について  澁澤龍彦

2025-01-06 22:02:36 | 本の紹介

「素敵な活字中毒者」所収。 集英社文庫

 

昭和五十五年

 

澁澤氏と云えば、エロティシズムの権威として有名だ。

 

マルキ・ド・サドの研究に於いても秀でている。

 

この短編は、「ユリイカ」に発表。「ドラコニア綺譚集」に

 

収録。青土社より刊行されている。

 

この短編は衣魚(しみ)と云う虫。本を食べる虫について

 

の話しだ。

 

経典で三行の文章がどうしても読めない。覚念は深く嘆き悲

 

しんで三宝に相談し、加護を求めた。すると、夢の中に気高い

 

老僧が出て来て、「おまえには宿因がある。前世は衣魚という

 

虫で、その三行を食べてしまったのだ」と云う。それからは、

 

つっかえずに読めるようになった、と云う話しが紹介されている。

 

僕はこの話しがとても好きである。宿めとは、動かしがたく、

 

そこに存在すると云うことが明解になっている点が良い。

 

(読了日 2024年12・4(水)14:40)

               (鶴岡 卓哉)

 

 

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悪魔祈禱書 夢野久作

2025-01-05 01:45:27 | 小説の紹介

「素敵な活字中毒者」所収。 集英社文庫

 

「夢野久作全集」より。ぼくは今のところ、ドグラ・

 

マグラは積読と言いますか、一回読んで、挫折して

 

いるのですが。

 

この短編や「人間腸詰」なんかは割りと好きですね。

 

相変わらず、話し言葉で攻めて来ていて、いろいろ

 

古本のことを書き連ねていらっしゃる。

 

また、万引きについて、この先生も言及していらっ

 

しゃいます。書くことがひとつの夢みたいに

 

なってるんすかねえ。

 

持ち込まれた本を3円で買ったのだが、それが、

 

筆写本でロスチャイルドが十万ポンドの懸賞をか

 

けて探していた本だった。外道祈祷書だったらしく

 

いろいろいけないことが書いてあったらしい、と

 

リアリティーをもって書かれているが、オチはウソ

 

と云うことらしい。なんなんだ、この久作と云う人は

 

ふざけておるのか! とわしは少々ご立腹のご様子。

 

(読了日 2024年12・3(火)20:13)

               (鶴岡 卓哉)

 

 

 

 

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万引千摺り百十番 野坂昭如

2025-01-04 10:38:47 | 本の紹介

新年早々、グーブログが不具合で接続不可能

 

に至っていたらしく、更新出来なかった。

 

サイバー攻撃なのだろうか。よくは分からない。

 

兎に角、復旧したらしいので、野坂昭如氏、い

 

ってみましょうか。

 

ーーーーーーー

 

「素敵な活字中毒者」所収。 集英社文庫

 

昭和五十年

 

敬愛する野坂氏のドラッグ短編。バナナの皮の白い部分

 

をこそいで煮詰め、オーブンで焼くとドラッグになる

 

らしい。どうなるかは定かではないが、なんか手近なも

 

のでもあるので、面白い。TNTを主人公はつくろうとする

 

んだが、その煩雑さ故、うまくゆかない。そこへ、息子に

 

ぴったりくっ付いて離れない母親がやって来て、TNTをつ

 

くっておきましたよ、と言う。

 

危ないから、110番に電話して処理してもらうことにする

 

が、ハハの冗談ではないか、と訝る。

 

エロ小説のていもきちんと取っていて、そこはさすがぬかり

 

はない。TNTのつくり方も微に入り細に入り書いてあるが、

 

見当も付かぬ。主人公は万引きを繰り返すが、捕まらずに

 

うまくやっていたように書かれている。

 

うーん、いいねえ、やっぱり、野坂昭如氏、

 

2015年に亡くなっている。RIP。

 

(読了日 2024年12・3(火)10:45)

                (鶴岡 卓哉)

 

 

 

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新年の挨拶+本の中へ 本の外へ 高田宏

2025-01-02 01:55:51 | 本の紹介

我らが弱小ブログも十年を超えていつ星霜。無事、新たな

 

年を迎えることが出来、幸甚に思っておる次第で御座います。

 

難を抱えていた出入り口の扉を年末に自分たちの手で直し、

 

お客人を迎えることも手易く出来るように相成りました。

 

2025年、今年も我らが弱小ブログ共々、古民家ギャラ

 

リーうした及びカフェを宜しくお願いいたします。

 

今日もレビューをやっていたいと存じます。

 

高田宏氏と云う吾人で御座います。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「素敵な活字中毒者」所収。 集英社文庫

 

昭和五十四年

 

7ページほどの短編で、なかなかにして、ひとつひとつ

 

視て行くのもしんどいことでありますが、根気強く視て

 

行こうではないですか。

 

高田氏は京都生まれ。編集者・作家で多くの著作があると

 

云う。

 

この短編は「本のある生活」に書下ろし収録された。

 

引っ越しを十代の終りから二十代の大半していて、

 

京都の四年で五回、東京に出て来て、七年で八回と云う

 

から十三回も致していると云う。引っ越し魔だ。

 

その度に本を捨て、持っている本は結構難しめの本

 

ばかりだ。乱読をしてきたらしく、積読も多いと云う

 

ことだが、2015年に惜しくも亡くなっておられます。

 

RIP。

 

(読了日 2024年12・2(月)22:07)

                (鶴岡 卓哉)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「素敵な活字中毒者」所収。 集英社文庫

 

昭和五十四年

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