何故ジンが苦手なのか。
この独特な薬草チックな香りは、ジンを飲むよりも前に美容室で出会ってる様な気がして、美容室の匂いのするお酒を飲むことに拒否反応が出てしまったのか。
確かに、先行するイメージがあるとそれに引っ張られちゃって違和感を感じることはあると思うんですよね。
ドリアンの匂いだって、台所のシンクの三角コーナーよりも先に出会っていれば違和感なく美味しいと感じられたかも知れないですし。
ネギもふきのとうも菜の花も菊もバジルもセロリもパクチーも三つ葉も花椒も大好きなので、好奇心が強いのか基本初めて出会う香りや味を嫌だと思うことはないんです。
ジンと同じく(種類は違うと思いますが)ハーブを用いているベルモットは好きですしね。
ベルモットは飲めるのにジンが苦手だからマティーニが飲めないという残念な現実。(そもそもアルコール度数的に厳しいってのがありますが)
で、これだけクセのあるものが好きなのにジンが飲めないままなのは、アイデンティティに関わるとまでは言わずともシンプルにつまらないんで、ジンを好きになりたいと思い評判の良いっぽいサントリーの六を買ってきたわけです。
ジンが苦手なもう一つの理由として、ジントニックで飲んだからってこともあると思うんですよね。
そもそも甘いお酒ってあまり好きじゃなくって、トニックの甘さとジンに使われているジュニパーベリーの香りの強さが融合してしくこく後口に残るのが悪印象だったんじゃないかと。
そこで、さっそくソーダ割りで飲んでみると~やっぱり思った通り!爽やかスッキリで美味しい!
美容室の記憶を脳内から追い出しながら飲めば、この柑橘漂う複雑な香りがとても良いですね。
他のジンだとまた違うかも知れませんけど、この六のソーダ割りはお気に入りになりました。
アルボラリス→六の往復が最近のルーティーン。
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