”春たけなわ”だと思っていると今日は”立夏”。5月はもう”晩春”、”惜春”が時候の挨拶として使われるようだ。庭の花々は今が盛り、”咲き誇る”の言葉が似合う。
山フジの傍で競うように枠組みを上るモッコウバラも花数が増えた。遠目にも美しいが近くでも見惚れる。美しいとしか表現できない感性が淋しいが。
こちらは負けじと咲き始めたナニワイバラ(難波茨)である。大きな花で見映えがする。好きな木の花の一つで利休梅が終わるころに咲く。イバラの名がつくが大きな鋭い棘には刈込時、毎年悩まされる。
前回、紹介した玄関先のフジも盛りである。甘い匂いが近くを通る人たちの鼻腔もくすぐるようでそっと鼻を寄せてくれる。
忘れな草(勿忘草)とミヤコワスレ(都忘れ)である。ロマンチックな名が今も心の平穏を乱す。忘れな草は薄いピンク色から白く変わり、最後は澄んだ青色になる。
駐車場代わりの門からの通り道に咲くオダマキの花である。どうも花は”好きな場所”があるようで紫色の花はとても増えた。白色の花はまだ少ない。同じぐらいに増えれば嬉しいのだがここ数年、この一株の花である。
最後は珍しい花2種である。。左側は薬草の1種でもある伊吹麝香草(イブキジャコウソウ)である。小さく可憐な花で女房殿が増やそうとあっちこっちに植えている。そして右側はハナイカダ(花筏)である。葉っぱの上にちょこんと咲く。面白い花である。
寒がりの私は4月の終わりまで薪ストーブの世話になっていた。11月初めぐらいからちょうど半年、焚き続けた。”暖かい季節になり、体調が少しは良くなるのでは?”と皆さんいってくれるのだが、私には夏の冷房が最もきつい。車の中は羽織る服がたくさん入っている。動く洋服ダンスとも言おうか、これから夏の上着がまた増える。
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