立春を前にした先週は気温がグンと下がった。そして、毎日のように雪に見舞われた。今回、最も積雪があった日曜日の朝、厚い雲の向こうで朝日が上る。
同じ日の郷の景気だ。我が家は集落から20mぐらい高台にある。たった20mだが、集落まで降りると積雪の少なさに驚くことが多い。池田山が背後にあることによっての雪のいたずらのようだ。
並ぶ棒樫も頭に雪を被る。池の傍に造った電燈小屋も雪に埋もれている。
椿も凍てついているようだが、これは氷だ。どうも上から落ちて来る滴が凍ったようだ。
今朝の手水鉢だ、厚くないがまた氷が張っている。昨日、いつも水浴びに来るヒヨドリが”凍ってるよ!”と言うように飛び去った後、氷を剝がしたら、こんな塊りが取れた。ここ何日かでここまでになったようだ。
車の窓ガラスにこんな模様が。氷が創った芸術のようだ。
そして今朝だ。長く続いた雪が止まり、雲一つない空が広がる中、山の嶺の北の端から南の端まで見える範囲全てが朝焼ける。そして陽が上り切った8時過ぎ、雪を積んだ北の山がスッキリとした姿を見せていた。
毎日のように雪が舞った今回の雪、最も雪が積んだのは日曜日の朝だ。競馬の日だ。今は3会場で開催されている。競馬は1会場で12レースある。従って3会場の場合は1日で36レースあることは前回に記した。各会場のレーススタート時間は2会場ではほぼ15分間隔だが3会場の場合は間隔が10分になる。レースのスタートがずらされているのはどこの競馬場のレースもライブで見ることが出来、馬券を買えるようにとの配慮だ。だが各レース、先ず勝ち馬の検討→馬券を買う→レース観戦→勝ち負けから配当金を調べる、そして次のレースと繰り返す。が、10分間隔は忙しい。私のようなヘボはその場その場でこれを繰り返すのだがプロ(?)は多分、前日から各レースを検討しているのだろう。
さて日曜日の朝、目覚めたとき先ず、”競馬新聞を買いに行けるだろうか”が気になった。でもそれを女房に悟られるのはシャクなのでいつものようにのんびり起きたように振る舞う。そして機を見て、そっと玄関から外を伺う、”行けそうだ”と安堵。8時過ぎ、何とかコンビニに辿り着く。毎日曜日に出会うコンビニのお姉さんが”大雪の中、ご苦労様です、ありがとうございます”と。うん、今日は勝ちそうだとほくそ笑みながら車を発進した。
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