車のナビゲーションシステムの開発を行なっていた時代がある。25年イヤもう30年以上、前になる。まだナビシステムのソフトが不備だらけに加え、GPS受信機の精度向上そして地図の電子化などが行われながらであるからなかなか地図上の車は道の上を走らず苦笑の連続だった▼寺巡りをしていてナビシステムの有り難さを痛感することが多々ある。この寺を尋ねた時もそうである。写真1、2、3は慈眼院(じげんいん)の多宝塔である。寺の近くにいることはナビシステムからも間違いないのだが隣接する日根神社でウロウロした。ここを出て再度、ナビシステムを頼りにグルっと回りやっとたどり着いた▼多宝塔は1271年の建立で国宝に指定されている。高さは10mで重要文化財指定も含めた中で最も小さい。写真4は1月25日に紹介した石山寺の多宝塔である。高野山の金剛三昧院塔(こんごうさんまいいんとう)を加えて三名塔と言われている▼昨年に寺巡りを再開するまで三重塔、五重塔に比べ多宝塔には余り重きをおいていなかった。こうして見ると多宝塔も実に素晴らしい。特に2階の丸みは美しく注視している。 別サイトのHPの”塔のある寺”コーナーに醍醐寺五重塔などを追加しました。 →http://inakaikeda.iza-yoi.net/tahoutoumokuji.html
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます