桜に目を奪われているうちに庭でも色々な花が咲き始めた。門の傍、ダルマフジ棚の横ではトキワマンサク(常盤万作)が咲いた。トキワマンサクは白い花が基本と聞くので正式名はベニバナトキワマンサクのようだ。初春に”マンズ咲く”ことからの名マンサクが落葉樹なのに対しこちらは常葉だ。垣根にしている家も多い。
ベニバナトキワマンサクの下に白い花が見えるがヤマブキだ。こちらは逆にヤマブキ色と言われる橙色が基になっている。
2本あるサクランボ、1本が今年は多くの花を付けた。ここ数年、数えられるぐらいの実しかならず。しかもヒヨドリにきっちり食べられてしまう。今年は多く実れば網を架けてやろう、と”捕らぬ狸の皮算用”中だが、果たして・・・。
花梨もそこそこ花を付けた。カリンの花はピンク色で愛らしい。かなり刈り込んでいるため我が家ではあまり実が生らない。近所の家では生った実を木の根元へ捨て置くのを見かけるが、さて今年は収穫するほど実るか楽しみだ。
一人静の芽生えだ。もう1枚の二人静を比べるとかなり芽生え時は異なる。これが大きくなり花を付ける頃には花茎が1本か2本かの違いだけになる。面白い花たちだ。
明日4月25日(旧3月25日)は七十二候 穀雨次候 霜止出苗(しもやみて なえいづる)だ。暖かさが増し霜が降りなくなり 苗がすくすくと育つ頃の意味だ。初冬の頃の霜はシモバシラの花の茎に出来る霜柱を待っているため気になるが今の時期の遅霜はあまり気にしていなかった。が、この地へ来て知った。お茶の新芽には遅霜が大敵のようで遅霜が心配な日の前夜は夜半から送風扇が回っている。その総風扉、確かに今週月曜日はまだ回っていたがそれ以降は回っている音が聞こえない。今年の八十八夜は5月2日だ。岐阜はお茶で白川茶と揖斐茶と言う2つのブランドを持つ珍しい県だ。”揖斐茶”が育つ我が里、美味しいお茶が今年も出来ることを祈りたい。
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