散歩道で見た花々を紹介したい。オオトリではないかと思える桜、八重桜である。田畑の一角に植えられている。今の時期、大きな花に吸い寄せられるように八重桜の下を歩きたくなる。
桜が終わりつつある郷を彩るハナモモ(花桃)だ。ハナモモは数種類の色が混じった花の木が多い。この木も白・ピンクに朱色が混じる。ハナモモの木はもう一つ、異なる花かと思えるぐらい真っ直ぐに伸びる木がある。この種のハナモモの花は単一の色しか見たことがないように思う。
近くの畑に造られたチューリップだ。岐阜県水土里(みどり)プロジェクトの旗があり、入り口にはOKB牧場の看板が立っている。OKB(大垣共立銀行)がバックアップして育てているのではないかと思う。田舎道に突然この光景!キレイだ!
一転、我が家では愛らしい花ヤマシャクヤク(山芍薬)が咲いた。昨年は花を付けなかったので2年ぶりの花だ。花も可憐だが雄しべ・雌しべが可愛らしい。覗き込む時、毎年ドキドキ感がある。
フジの季節である。家の南側に広がるフジだ。2本のフジがあるがこちらの方が開花が早い。長い房がゆらゆら揺れる様は良いものだ。そして入り口のダルマフジ(?)だ。こちらは房が短くこんもりとしている。
道端と言うこともあり通る人々から”キレイ!”の賞賛を頂くことがあり、ちょとテれる。中には”フジですよね?”の声も。後ろの白い花はドウダンツツジ、今年は多くの花を付けた。
明日4月20日は二十四節気 ”穀雨(こくう)”。穀物の成長に欠かせない春の雨がたっぷり降り注ぐ頃”のことだ。種まきの頃、この時期の雨は農作業にとっては特に大きな意味を持つ。我が家のちっぽけな畑・庭でも雨を待つときがある。そして七十二候は”葭始生(あしはじめてしょうず)”。水辺の葭(葦とも書く)が芽吹き始める頃の意味だ。多くの農作物が芽を出し成長してゆく時期、そして鳥たちは恋の季節でもある。我が家に最も多く来る鳥ヒヨドリたちも雌雄で追っかけっこしている光景をよく見かける。ヒヨドリには毎日、ベランダにリンゴの芯の部分を置いておくのだが餌となる食べ物が豊富になったと思える今の時期になっても来ている。先日、リンゴを突いているのを見るともなく見ていたらヒヨドリが突然、眼をつぶり足を曲げベランダにベタッとなり羽が広がり始めた。”えっ、どうした、何なの!”。助けなければと思った時、首を上げ立ち上がった。どうも食べていたリンゴを喉に詰まらせて一瞬、気を失ったようだ。一瞬ヒヤッとしたが終わってみれば10秒近くの寸劇、春らしい長閑(?)な出来事で済んだ。
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