若いときよりも「命がけ」が身にしみる
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お騒がせ刑事コンビ「バッドボーイズ」のシリーズ第4弾。
何しろ第一作は1995年とか。
えっ?! 30年も前なのですか。
ほんのちょっと前のような気がするけれど・・・。
でも、私、3作目は見たのだろうか・・・?と不安になりましたが・・・。
はい、大丈夫。
ちゃんと見ています。
内容忘れてたら見てないのと一緒かも、とは思いますが・・・。
マイアミ市警のベテラン刑事コンビ、マイク・ローリー(ウィル・スミス)と、
マーカス・バーネット(マーティン・ローレンス)。
2人が敬愛する、今は亡き上司ハワード警部に、
麻薬カルテルと関係があったという汚職疑惑が持ち上がります。
無実の罪を着せられたハワード警部の汚名をすすぐべく、
独自に捜査に乗り出すマイクとマーカス。
しかし、2人とも容疑者として、警察からも敵組織からも追われる身となってしまいます。
上司が残した「内部に黒幕がいる」というメッセージを胸に、
命がけの戦いに身を投じていく2人・・・。
麻薬カルテルと癒着する警察上層部の闇・・・。
ありがちな話ではありますが、
飛行機墜落の危機とか、ほとんど戦争のような打ち合いのシーンとか、
なかなか迫力がありました。
マイクもマーカスも、もうそれなりの年ですが、
アクションシーンの描写技術の向上の故なのか、ぜんぜん見劣りしないと思います。
本作には、獄中にいるマイクの息子(前作参照)も登場。
やっぱり若者は体力・気力共に充実してるなあ。
若い登場人物はやはり必要なんですね。
それから、本作中で、マーティンが心臓発作で倒れて、臨死体験をします。
無事命を取り留めますが、その後彼の言動が
どうもスピリチュアル方向に寄っているのがなんともおかしい。
こういうところにやっぱり年齢が出てしまうけれど、それも又良し。
どうでもいい話をダラダラ続けるだけのシリーズものもありますが、
本作については、この一話の存在価値がちゃんとある、楽しめる一作でした。
<WOWOW視聴にて>
「バッドボーイズ RIDE OR DIE」
2024年/アメリカ/115分
監督:アディル・エル・アルビ、ビラル・ファラー
出演:ウィル・スミス、マーティン・ローレンス、バネッサ・バジェンス、ジョー・パントリアーノ、
アレクサンダー・ルドウィグ、ジェイコブ・スキピオ
アクション度★★★★☆
正義心度★★★★☆
満足度★★★★☆