ジュード・ロウですが、先日見た「マイ・ブルーベリー・ナイツ」とは別人ですね・・・。
あのような甘さも、魅力だけれど、多分、こちらの方が、本領なのだろうと思う。
この作品は、72年作「探偵スルース」のリメイク。
その時の出演が、ローレンス・オリビエとマイケル・ケイン。
そして、今回、また、マイケル・ケインとジュード・ロウ、
ということは前作では、マイケル・ケインが若手俳優の役だったのでしょう。
見てみたくなりましたが、残念ながら、このDVDは出ていないようです・・・。
さて、この作品には、登場人物がこの2人こっきり。
舞台も、ロンドン郊外のベストセラー作家のハイテク豪邸のみ。
もともとは、舞台で上演されたものであることが想像つきますね。
老作家アンドリュー・ワイクの元に、売れない若い俳優マイロ・ティンドルが尋ねてくる。
実は、彼は作家の妻の愛人。
はじめから、2人の間に流れる微妙で不穏な空気。
お互いが相手を何とか陥れてやろうと、心理的な戦闘が繰り広げられるのです。
くるくると有利な立場が入れ替わっていく。
一言一言に緊張感が走り、泥沼化していく2人の関係・・・、
しかし、なぜか終盤付近では、お互いにそれを楽しんでいるかのように思える。
もはや肝心の、妻=恋人の存在などどうでもいいかのように。
この辺が妙に、女には理解しがたい男の世界を感じてしまうのですね。
もし、ここにその妻=恋人がいて、一部始終を見ていたら、
「あほらしい」といって逃げ出すのではないかな。
メンツとか、意地とか・・・、そういうものより、女性はもっと現実的だと思う。
あの、ハイテク駆使の無機的な屋敷が、心理的緊張感を盛り上げていたと思います。
ジュード・ロウの七変化も面白かった!!
2007年/アメリカ/89分
監督:ケネス・ブラナー
出演:マイケル・ケイン、ジュード・ロウ
「スルース」公式サイト
あのような甘さも、魅力だけれど、多分、こちらの方が、本領なのだろうと思う。
この作品は、72年作「探偵スルース」のリメイク。
その時の出演が、ローレンス・オリビエとマイケル・ケイン。
そして、今回、また、マイケル・ケインとジュード・ロウ、
ということは前作では、マイケル・ケインが若手俳優の役だったのでしょう。
見てみたくなりましたが、残念ながら、このDVDは出ていないようです・・・。
さて、この作品には、登場人物がこの2人こっきり。
舞台も、ロンドン郊外のベストセラー作家のハイテク豪邸のみ。
もともとは、舞台で上演されたものであることが想像つきますね。
老作家アンドリュー・ワイクの元に、売れない若い俳優マイロ・ティンドルが尋ねてくる。
実は、彼は作家の妻の愛人。
はじめから、2人の間に流れる微妙で不穏な空気。
お互いが相手を何とか陥れてやろうと、心理的な戦闘が繰り広げられるのです。
くるくると有利な立場が入れ替わっていく。
一言一言に緊張感が走り、泥沼化していく2人の関係・・・、
しかし、なぜか終盤付近では、お互いにそれを楽しんでいるかのように思える。
もはや肝心の、妻=恋人の存在などどうでもいいかのように。
この辺が妙に、女には理解しがたい男の世界を感じてしまうのですね。
もし、ここにその妻=恋人がいて、一部始終を見ていたら、
「あほらしい」といって逃げ出すのではないかな。
メンツとか、意地とか・・・、そういうものより、女性はもっと現実的だと思う。
あの、ハイテク駆使の無機的な屋敷が、心理的緊張感を盛り上げていたと思います。
ジュード・ロウの七変化も面白かった!!
2007年/アメリカ/89分
監督:ケネス・ブラナー
出演:マイケル・ケイン、ジュード・ロウ
「スルース」公式サイト