重い題材をサラリと・・・

* * * * * * * * * *
料理人を目指し、アフリカからフランスに来ていたけれど、
ビザの更新手続きを忘れてしまったことから、
国外退去を命じられた青年、サンバのストーリーです。

拘束されたサンバに救いの手を差し伸べたのは、
移民協力ボランティアのアリス。
実は彼女は仕事に疲れ、鬱を患っていたのですが・・・。
大変困った状況にありながら、
心優しくユーモアを忘れないサンバに、心慰められていくのです。

ビザもなくお金もない、住むところもない・・・
このような移民問題は、アメリカでも顕著ですが、ヨーロッパも同じなんですね。
まさに現代の大きな社会問題を扱いながら、
決して暗すぎたり重すぎたりせず、
ユーモアを持って描かれているところがいい。
だから、「最強のふたり」の監督・主演タッグ再び・・・というわけなのですが。
黒人の大男と障害のあるお金持ち。
黒人の大男と心を病んだ女性。
このシリーズはもうやめたほうがいいです。
2番煎じはやはり2番煎じで、
はじめほどの感動は得られませんでした。
これ以上続けると、オマール・シーの可能性も狭められてしまいます。

とはいえ、楽しいシーンも多くありました。
サンバが高所恐怖症気味なのがいい。
窓ふきとか工事の仕事はちょっと大変そうですが。
彼と友人のユーモアあるやりとりも楽しかった。
女性ばかりのオフィスの窓の外で踊るセクシーなダンス。
揺れるからやめろ!と必死で止めるサンバ。
屋根の上では、「靴を投げろ」と同僚にいわれて、
下に放り投げてしまうサンバ。
サンバよ、アンタは北海道人か・・・と
密かにツッコミを入れてしまいました。
北海道では捨てることを「投げる」というのです。

結局、楽しくはあるけれど、やや凡庸かな・・・?と。
「サンバ」
2014年/フランス/119分
監督:エリック・トレダ、オリビエ・ナカシュ
出演:オマール・シー、シャルロット・ゲンズブール、タハール・ラヒム、イジア・イジュラン
人種を超えた交流★★★★☆
満足度★★★☆☆

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料理人を目指し、アフリカからフランスに来ていたけれど、
ビザの更新手続きを忘れてしまったことから、
国外退去を命じられた青年、サンバのストーリーです。

拘束されたサンバに救いの手を差し伸べたのは、
移民協力ボランティアのアリス。
実は彼女は仕事に疲れ、鬱を患っていたのですが・・・。
大変困った状況にありながら、
心優しくユーモアを忘れないサンバに、心慰められていくのです。

ビザもなくお金もない、住むところもない・・・
このような移民問題は、アメリカでも顕著ですが、ヨーロッパも同じなんですね。
まさに現代の大きな社会問題を扱いながら、
決して暗すぎたり重すぎたりせず、
ユーモアを持って描かれているところがいい。
だから、「最強のふたり」の監督・主演タッグ再び・・・というわけなのですが。
黒人の大男と障害のあるお金持ち。
黒人の大男と心を病んだ女性。
このシリーズはもうやめたほうがいいです。
2番煎じはやはり2番煎じで、
はじめほどの感動は得られませんでした。
これ以上続けると、オマール・シーの可能性も狭められてしまいます。

とはいえ、楽しいシーンも多くありました。
サンバが高所恐怖症気味なのがいい。
窓ふきとか工事の仕事はちょっと大変そうですが。
彼と友人のユーモアあるやりとりも楽しかった。
女性ばかりのオフィスの窓の外で踊るセクシーなダンス。
揺れるからやめろ!と必死で止めるサンバ。
屋根の上では、「靴を投げろ」と同僚にいわれて、
下に放り投げてしまうサンバ。
サンバよ、アンタは北海道人か・・・と
密かにツッコミを入れてしまいました。
北海道では捨てることを「投げる」というのです。

結局、楽しくはあるけれど、やや凡庸かな・・・?と。
「サンバ」
2014年/フランス/119分
監督:エリック・トレダ、オリビエ・ナカシュ
出演:オマール・シー、シャルロット・ゲンズブール、タハール・ラヒム、イジア・イジュラン
人種を超えた交流★★★★☆
満足度★★★☆☆