映画と本の『たんぽぽ館』

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ターミネーター ニュー・フェイト

2020年08月26日 | 映画(た行)

ターミネーター2の正当な続編

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「ターミネーター」の通算6作目ではありますが、「ターミネーター2」の正当な続編と歌われる本作。
このシリーズは大好きなのですが、本作はまだ見ていなかったので拝見。

 

「ターミネーター2」において、人類滅亡の日である「審判の日」は回避されました。
そんな少し後の話・・・。

メキシコシティで父・弟とごく平凡な生活を送っていた21歳ダニー(ナタリア・レイエス)。
あるとき突然、未来から送られた最新型ターミネーター「REV-9」が現れ、彼女の命を狙います。
そこに現れたのが、同じく未来からやって来た女戦士グレース(マッケンジー・デイビス)。
彼女がダニーを守るため、REV-9と闘うのです。
そしてまたそんなところへ、あのサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)が現れる・・・。

先にサラ・コナーが阻止した「スカイネット」とは別のAIが支配する未来から、
今回のターミネーターが送り込まれてきたのでした。
つまり、その未来において人類による抵抗軍中の重要人物が、この、ダニーなのです。

ターミネーター1・2を踏襲するパターン。
この2重構造がなんとも心憎い。
「正当な続編」というのも、大いに納得です。
「闘う女」が際立つのもいいですしね。
いずれにしても結局人類はAIに支配される、というところもまた切ないですけれど・・・。

年齢を重ねたサラ・コナー(=リンダ・ハミルトン)も、ますます風格が出てかっこよく、
こんな風に年をとりたいと、思う見本。

そしてシュワちゃんもちゃんと出てきますので、彼のファンも納得でしょう。

<WOWOW視聴にて>

「ターミネーター ニュー・フェイト」

監督:ティム・ミラー

制作:ジェームズ・キャメロン

出演:リンダ・ハミルトン、アーノルド・シュワルツェネッガー、
   マッケンジー・デイビス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナ

 

続編としての正当度★★★★★

満足度★★★★☆