映画と本の『たんぽぽ館』

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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー

2020年12月17日 | 映画(た行)

ドラクエファンに捧ぐ

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ドラゴンクエストの5作目、
「ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁」(92年)を原案とした3DCGアニメです。
オリジナルゲームの生みの親、堀井雄二監修、すぎやまこういち音楽。

少年リュカは、ゲマ率いる魔物たちに連れ去られた母マーサを取り戻すため、
父パパスと旅を続けていました。
しかし父が魔物たちとの戦いに敗れ、目の前で殺されてしまいます。
ゲマのもとで奴隷として働かされて10年。
脱出に成功したリュカは、故郷の家で
「天空の剣と勇者を探し出せば、母を救い出すことができる」
と書かれた父の日記を発見します。
父の意思を受け継ぎ、リュカは冒険の旅へ・・・!

ドラクエのゲームをしたことがある人なら、
音楽を聴いただけでも懐かしい思いがこみ上げてくるはず。

 

私、多分この年代としては珍しくドラクエにハマった経験を持っています。
当時娘がハマっていたのを一緒になって楽しんいました。
スーパーファミコンの時代までですけれど。
だからこの「天空の花嫁」もちゃんとやりましたよ!
それで思い出しました、ビアンカか、フローラか、究極の選択があったことを。

当時のゲームは、無論今のように緻密なビジュアルがある訳ではありませんでした。
ごくごく単純に表された登場人物たち。
そんな映像ながらも、私たちはすっかり登場人物に感情移入して、
時には涙すらも流したものです。
そんな感覚を久しぶりに思い出したのでした。

長い時間を旅する物語というのも興味深いですし、
勇者とはすなわちリュカなのだろうと言う予想を裏切りつつも、感動の展開。
そういうところも面白い。
そして、最後のオチもまた決まっている。
いいんじゃないでしょうか。

そして、本作、声にあてた俳優がすばらしく豪華なのです。
佐藤健さん、有村架純さん、波瑠さん、
坂口健太郎さん、山田孝之さん、安田顕さん。

透き通ってぷにゅぷにゅのスライムがカワイイ!!

リュカはどことなく佐藤健さんに似てる感じすらしてきます。
良いわ~。

というわけで、私には申し分なく楽しめた作品なのですが、
実のところさほどヒットはしなかったみたいなんですね・・・。
今時の子どもたちには、物足りないのかなあ・・・。

ドラクエが好きだった30年前の少年少女(または少年少女の心を持っていた大人)
のための作品なのかもしれません。

 

<WOWOW視聴にて>

「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」

2019年/日本/103分

総監督:山崎貴

原作:堀井雄二

声:佐藤健、有村架純、波瑠、坂口健太郎、山田孝之、安田顕

 

ノスタルジー★★★★★

満足度★★★★☆