映画と本の『たんぽぽ館』

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DEATH NOTE デスノート

2020年12月01日 | 映画(た行)

正義を果たすノート?

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そういえばこれ、見たことがなかったなあ・・・と思い、
今さらながら見てみました。
でもシリーズ最新作は割と最近のものでもあります。

 

デスノート、それは「そのノートに名前を書かれたものは死ぬ」という代物です。
死神が落としたそのデスノートを、
エリート大学生・夜神月(やがみらいと)(藤原竜也)が拾います。
彼は、理想の世界を築くため、自らの手で世界中の犯罪者を裁き始めます。

彼は犯罪者を抹殺することで「正義」を行っていると満足感を憶えていましたが、
やがて、FBIの捜査の手が伸び、
保身のためにその捜査陣をも殺してしまいます。
そして、このノートの存在を嗅ぎつけた「L(松山ケンイチ)」と対決することに・・・。

 

 

初めのうち、夜神のデスノートの対象者は
法の目をくぐり抜けた残忍な「犯罪者」で、
正義のために彼はデスノートを使っていた。
そこまでならまだもしかしたら納得の範疇ではありますが、
次第に夜神はその障壁を取り払い、
単に自分を邪魔する者を抹殺するようになっていきます。
デスノートの本来の持ち主である「死神」は、CGで描かれているのですが、
その死神が思わずつぶやいてしまう、「おまえ、悪魔だな」。
リンゴ好きの死神リュークは、なんだかユーモラスで、私は好きです・・・。

 

この、邪悪な男・夜神(キラ)は、まさに藤原竜也さんが演じるにふさわしい。
よりによって、このキラの父が警視庁の警官で、
キラ事件担当チームのトップというのがなんとも、劇的ではあります。
そしてキラはさらに冷徹で残酷な面をのぞかせるようになる・・・。
誰にも止められない、どうにかして~!!

 

そしてまた、こちらの方がよほど怪しい気もする「L」が、キラのライバル。
ですが本作では、Lの方が負けっぱなしでしたね・・・。
次の活躍を楽しみにしましょう。
Lは甘いものが大好きなようで、いつでもお菓子を食べまくり。
松山ケンイチさん、この撮影で太ったか、胃の具合が悪くなったか、
どちらかなのでは?

 

ここではほんの少しだけ出ていた、戸田恵梨香さんがなんともかわいらしい!!

 

<WOWOW視聴にて>

DEATH NOTE デスノート

2006年/日本/126分

監督:金子修介

 

原作:大場ツグミ・小畑健

出演:藤原竜也、松山ケンイチ、瀬戸朝香、香椎由宇、戸田恵梨香

 

満足度★★★☆☆