映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

ホリック ×××HOLiC

2023年08月02日 | 映画(は行)

永遠の4月1日

* * * * * * * * * * * *

コミック「×××HOLiC」の実写映画化。
蜷川実花監督作品はいつもながら色鮮やかです。

本作は、松村北斗さんが出演していて、日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞した作品なので、
いつか見たいと思っていたのです。
でも、主演は北斗くんではなくて神木隆之介さん!

人の心の闇に寄りつく“アヤカシ”が見えてしまう、
高校生・四月一日君尋(わたぬききみひろ)(神木隆之介)。
そのため彼はこれまで人と打ち解けられず、孤独な人生を歩んできました。
こんな能力など消し去って、普通の生活を送りたいと願っているのです。

ある時、妖しく美しい一匹の蝶に導かれ、不思議な“ミセ”にたどり着きます。
そこで君尋は、謎めいて美しい女主人・侑子(柴崎コウ)に出会います。
侑子はどんな願いもかなえてくれるけれど、
その対価として、“一番大切なもの”を差し出すように、と言います。

自分の一番大切な物は何なのか・・・? 
君尋はその答えを探しながら、侑子の元でミセの手伝いをすることとなります。
しかし、思わぬ事件に巻き込まれ・・・。

 

四月一日の級友であり、アヤカシを狩る力のある百目鬼(どめき)を演じるのが松村北斗さん。
いやー、さすがにカッコイイです。
百目鬼と四月一日の友情がなんともステキ。

四月一日や侑子と対立するのが、美魔女・女郎蜘蛛(吉岡里帆)と
その女郎蜘蛛に心酔するアカグモ(磯村勇斗)。
この2人のビジュアルがまたシビれます。
コスプレ大会みたいですが、イカすから許す。

彼らのたくらみによって、四月一日は「永遠の4月1日」に閉じ込められてしまいます。

繰り返されるその日は、毎日がそここそ楽しく平穏無事。
そこに安住するのはアリなのか?
この迷宮から抜け出すには・・・?

近頃、毎朝拝見する神木隆之介さん。
それとは全く違う雰囲気をまとう四月一日も、やはりカッコイイです。

 

<Amazon prime videoにて>

「ホリック ×××HOLiC」

2022年/日本/110分

監督:蜷川実花

原作:CLAMP

脚本:吉田恵里香

出演:神木隆之介、柴崎コウ、松村北斗、玉城ティナ、趣里、磯村勇斗、吉岡里帆

 

コスプレ度★★★★☆

怪しさ度★★★★☆

満足度★★★☆☆