偶然なんだけれど・・・
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濱口竜介監督による、3編からなる短編オムニバス。
★「魔法(よりもっと不確か)」
親友が「いま気になっている人がいる」と話題にした男が、
2年前に別れた元カレだったと気づく・・・
★「扉は開けたままで」
50代にして芥川賞を受賞した大学教授。
落第させられた男子学生が逆恨みから彼をハニー・トラップに陥れようと、
女子学生を研究室に送り込む。
★「もう一度」
仙台で20年ぶりに再会した2人の女性。
しかし実は双方思い違いだったのだが・・・
それぞれに偶然の出会いがあったり、できごとがあったり・・・。
そんな中から、彼女たちの過去の後悔が浮かび上がってくるのです。
彼女たちは、想像する。
もしこんな風だったら・・・。
中でも二作目「扉は開けたままで」は、かなりのインパクトがあります。
大学教授を誘惑しようと研究室を訪れる女。
けれど教授は常からいつも扉を開けたままにしているのです。
アカハラやらセクハラ疑惑を持たれないように。
そんな中で、次第に2人の関係が変わっていく・・・。
しかし、その結末がまた、意外でショッキング。
短編で描かれるからこその作品であると思います。
<WOWOW視聴にて>
「偶然と想像」
2021年/日本/121分
監督・脚本:濱口竜介
出演:古川琴音、中島歩、渋川清彦、森郁月、占部房子、河井青葉
偶然度★★★★☆
満足度★★★★☆