映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

デスパレート・ラン

2024年07月27日 | 映画(た行)

走れ、エイミー

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夫に先立たれたエイミー(ナオミ・ワッツ)は、
なんとか平穏な生活を取り戻そうとしていました。
その日、小学生の娘を学校に送り出しましたが、
しかし高校生の息子は、登校を渋り部屋を出てきません。
仕方がないとして、とりあえずランニングに出たエイミー。
森林の中を抜ける心地の良いコースです。
しかし、あちこちからスマホに電話がかかってきたり、かけたり、
走りながらも忙しい。

そんな中、エイミーはかなりの距離を進んだあたりで、
息子が通う高校で銃撃犯が立てこもりをしていることを知ります。

彼女はスマホからの情報や、知人友人、警察、あらゆる情報を駆使。
どうやら息子はエイミーが出かけた後に、登校したらしいのです。
息子は父を亡くした後落ち込んでいて、
いじめを受けていたらしいことも分ってきます。

 

一刻も早く高校へ向かいたいのですが、ここは街から離れた森の中。
街は混乱に陥り、助けも移動手段もない中、
エイミーは一台のスマホを頼りに、犯人の人質になっているらしき息子の元へ走り出します。

そんな中、警察からの電話で、家に銃があるか、息子は薬を服用していないかなどと問われます。
まさか、それはつまり息子が犯人ということなのか・・・?
崖から突き落とされたような気になってしまうエイミーですが、
それでも痛めた足をひきずりながら、走り続けるエイミー・・・。

まさに母は強し。
高校では大変なことが起こっているのですが、
本作の画面はほとんど森の中を駆け抜けるエイミーの姿があるのみ。
力になってくれる警官や車の修理業者、友人知人、皆、声だけの出演。

エイミーはあちこちから情報を得て、なんと犯人を突き止め、
犯人に電話までしてしまう。
これ、リーアム・ニーソンがやりそうな役でもありますね。

高校生で、とてもわかりやすく母に反抗し、そして後には依存している息子に、
あまりにも幼さを感じてしまいましたが、ま、いいか。

<Amazon prime videoにて>

「デスパレート・ラン」

2021年/アメリカ/84分

監督:フィリップ・ノイス

出演:ナオミ・ワッツ、コルトン・ゴボ、シエラ・マルトビー、クリストファー・マラン

危機感度★★★☆☆

満足度★★★☆☆