映画と本の『たんぽぽ館』

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坂道のアポロン

2020年04月08日 | 映画(さ行)

ジャズと青春と

* * * * * * * * * * * *


中川大志さんが見たくてミーハー視聴。
あれ、本作は知念侑李さんメインのアイドル作品だったのかな? 
すいません、オバサンは知念侑李さんをよく知らない・・・。
と、思ったら、写真が出てこない、ジャニーズだったですか💦

えーと気を取り直して、本作は小玉マキさんによる同名漫画の実写映画化。


転校先の高校で薫(知念侑李)は、誰もが恐れる不良の千太郎(中川大志)と出会います。
ジャズのドラムをたたく千太郎と幼い頃からピアノを弾いていた薫は音楽でつながり、
千太郎の幼なじみの律子(小松菜奈)を交えた3人で過ごすことが多くなります。
薫は律子に恋心を抱いていきますが、律子は千太郎に惹かれていることに気づきます。
微妙に思いが交差していく3人。
しかしある出来事があり、千太郎は二人の前から突然姿を消してしまい・・・。

薫も千太郎も人にはなじみにくい性格。
けれどもそんな孤独な心が呼び合うかのように、
反発しながらも心を通わせるようになっていく。
気持ちの良い友情の物語です。
こういうところに女が入るとうまくはいかないのが常ではありますが、
でも微妙に成り立っていた3人の友人関係がキラキラとまぶしく描かれています。



中川大志さん演じる千太郎は茶髪でヤンチャ。
ちょっと今まで私が見ていた雰囲気とは全然違うのですが、こういうのもいいなあ・・・。
バイオリンもいいけどドラムはもっといいですね!!
薫は人の心に敏感で、誰が誰のことを好きかなんていうのはすぐにピンときてしまう。
しかるに、千太郎は超鈍感なのですよ・・・。
だからこそ面倒なことが起きてしまうのですが。
しかしこんな鈍感・がさつ男にも実はつらい過去があって・・・。
こうした人物造形がなかなかよくできていて魅力的。
正直やっぱり本作は中川大志さんメインだと思う・・・。

出会い。
ジャズに向けた情熱。
淡い恋。
涙。
そして決別・・・。
青春だなあ・・・!!
ありきたりだけれどやっぱり嫌いじゃないです。

<Amazonプライムビデオにて>
「坂道のアポロン」
2018年/日本/120分
監督:三木孝浩
原作:小玉ユキ
出演:知念侑李、中川大志、小松菜奈、ディーン・フジオカ、中村梅雀

青春度★★★★★
中川大志さんの魅力度★★★★☆
満足度★★★★☆

 



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