映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

チケット・トゥ・パラダイス

2023年07月29日 | 映画(た行)

娘のことなら意見も一致

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元夫婦のデヴィッド(ジョージ・クルーニー)とジョージア(ジュリア・ロバーツ)。
20年前に離婚していますが、1人娘をジョージアが引き取ったこともあり、
必要に迫られて顔を合わせることがあるものの、
会う度にいがみ合ってばかり。

そんな2人の愛娘リリー(ケイトリン・デバー)がロースクールを卒業し、
就職までの期間、バリ島へ旅行に出かけます。
そして、その1ヶ月ほどの後、デヴィッドとジョージアの元に届いたのは、
リリーが現地の彼と結婚するという知らせ。

せっかくの弁護士への道を捨てて、あったばかりの男と結婚するなどとんでもないと、
こればかりはデヴィッドとジョージアの意見は一致し、
娘の結婚を協力して阻止するために、バリ島に乗り込んできますが・・・。

何やらありふれたストーリーの所を、大御所ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツがカバーしております。

 

リリーは、両親の期待に応えようとその一心でロースクールへ進み、
卒業もしたわけですが、その道は本当に自分自身が希求した物とは違った、
ということなんですね。
だから あっさりとその道を捨てて、海藻の養殖業を営む青年との結婚を決意。
まあ確かに、この風光明媚さとおおらかな人々の暮らし。
こんな所に住みたいとは思いますねえ・・・。

デヴィッドとジョージアが離婚したきっかけというのが、なかなか現実的でシビアでした。
でも確かにありがちなことのような気はします。

リリーと島の彼の間にもきっといつしか食い違いが生じるだろうけれど・・・、
でもこの美しい海を見ていたら、そんなことはどうでもいいことに思えるかも知れない。

今やネットさえ通じていれば都会も離れ小島も、情報量は変わらない。
それならば、快適に生活を送れるこんなところに住むのもいいか
・・・って気持ちにはなります。

まあ、楽しく見られたのでよかったかな。

<WOWOW視聴にて>

「チケット・トゥ・パラダイス」

2022年/アメリカ/104分

監督:オル・パーカー

出演:ジュリア・ロバーツ、ジョージ・クルーニー、ケイトリン・デバー、ビリー・ロード、リュカ・ブラボー

スピード婚度★★★★☆

満足度★★★☆☆



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