ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

山の中、忽然と演劇祭!銀河ホール演劇祭その三

2019-12-19 09:31:27 | 演劇

 えっ?!なに、これだけ???お客さん、100人足らず。実はそれも水増し、実は・・・。ま、まぁ、キャパ300弱の小さいホールだし、山間の小さな町だしなぁ、こんなもんなのか。

 ほんと、何もない。いや、駅に温泉施設がある。物産館?もある。駅から5分、湯川温泉郷がある。ホール眼前には錦秋湖が広がっている。季節なら観光客も押しかけ大賑わい、・・って風情はほぼない。コンビニも一軒もなし。スーパーはあるようだけど、・・・。町、全体を見て回ったわけじゃないから、断定はできないが、はっきり言って、活気不足、よく言うば、昔の面影を今に残す、ってところ。

 そんな町が27年間も演劇祭を続けている。これ、日本全国七不思議の一つだぜ。山の中ポツンと一軒家!ならぬ、山の中忽然と演劇祭!ってところだ。

 2日間の入場者は、多分200人に届かなかっただろう。比較しちゃ悪いが、菜の花座の1回の公演の半分ってところだ。仮にチケットは入場者以上に捌けてたとしても、チケット収入で経費すべて賄えはしないだろう。我々の招集にかかった費用にだって、全然届かない。悪いねぇ、大枚はたいてもらって、ってそんな豪勢にもらったわけじゃないが。

 これが川西での地元公演だったら、閑散とした客席見て青くなって震え上がってるよな。少ないお客さんの体温で、舞台の上も冷え冷えしちまうことだろうさ。で、はねた後は、大赤字のやり繰り算段に喧々諤々、青息吐息間違いなしだ。

 なのに!泰然自若、動ずる気配まるでなし。入りが悪くてぇぇ、なんて弁解する様子もさらさらない。不可解と言えば不可解!不思議と言えば不思議!

 だが、そんなこたぁとうに織り込み済みなんだろう。演劇祭発足当初はいざ知らず、ここ最近はきっとこんな調子で開かれ続けているんだろう。この山奥で、こんだけ集まりゃ大したもんだ、っておおらかに受け止めてるんだろう。大赤字?そんなことはどうってことない。これだけの人たちが舞台を楽しみに駆け付けた、ってことが素晴らしい!

 うーん、その度量たるや良し!支える町行政の見識や見事!

 それをがしっと支えているのが、ぶどう座の存在なのだろう。戦後の地域演劇活動を強力にリードした劇団、そしてそのリーダー川村光夫さん、その存在が今も光彩を放っているってことなんだ。全国に誇れる偉大な文化芸術活動、町の宝、その誇り!川西における井上ひさし、こまつ座のような存在。いや、創作活動が地域密着なだけ、もっともっと町民に根付いているに違いない。

 かつては、そんなおらほの劇団、うちらの演劇祭へのリスペクトが確実にあった。だが、今じゃどこも風前の灯、時にゃ厄介者の烙印だって押されかねない。文化、芸術、そんなもんは中央のプロに任せておけ。いや、ゲームの方がよっぽど面白いぜ、の風潮だ。

 そんな中、日本の最深部でこの演劇祭が気を吐いている。どっこい、文化も自前だぜ!それは、地域の心意気ってもんだろう。

 

 

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芝居はエンディングで決まり!『焼肉ドラゴン』

2019-09-17 09:27:40 | 演劇

 すまん!今日も本ネタだ。鄭義信(チョンウィシン)の『焼肉ドラゴン』(角川文庫)小説版だ。

 この作品、まず舞台中継で見て、強烈な衝撃を受けた。その後、脚本も読んで圧倒された。じゃあ、映画も、と思って、アマゾンビデオではウオッチリストに上げてあるが、その前に、小説版も読んでおこう。案の定、感動した。なんか小泉パパみたいだが。涙の個所と量は減ったが、今回も随時にこみあげるものがあった。

 1969年から70年、日本全体万博ではしゃいでた頃だ。あっ、もちろん、こちとら見向きもせずに斜に構えてたけどな。大衆的な全共闘運動が先鋭な政治闘争へと変貌して行った時期だもの、当時の大学生としちゃぁ。

 大阪の場末に暮らす在日朝鮮人や、出稼ぎ韓国人、それと下積みの日本人たちの怒涛のぶつかり合いが描かれている。恋に不倫に離婚にいじめに住居立ち退きをめぐる役所との対決などなど、凄まじい罵声と嘆きのエネルギーの中で進行する。

 本も映画もすぐに手に入るはずだから、あらすじの説明は略。

 今日書くのは、エンディングの見事さだ。誕生の際は狐憑きのように飛び跳ねて喜んだ息子は、いじめ自殺?で今はなく、激しく恋情をぶつけ合った3人の娘たちもそれぞれが行き先を見つけ、長年一家ばかりか周辺の人たちの暮らしを支えてきた焼き肉屋の店も、土地収用されてもはや、屋根の一部と『焼肉ホルモン』の看板を残すのみ。

 馴染みの客たちが名残りを惜しみつつ去り、娘たちもそれぞれに再開を期しつつ、北朝鮮へ韓国へ他の土地へと去って行く。残された夫婦の会話。

   「うちら二人だけですな・・・」

   「故郷と、故郷の家族を捨てたときから、わしら故郷と家族に見放されてしもた・・・」

   「すすんで捨てたわけやないです」

   「それがおまえの八字(宿命)で、わしの運命や・・・」

       どこからか桜の花びらが舞い降りて来る。

    ・・・

   「春の風に桜が舞うとる・・・えぇ心もちや・・・こんな日は明日が信じられる・・・たとえ、昨日がどんなでも、明日はきっとええ日になる・・・」

 オープニングで、息子と屋根の上で夕景を見ながら交わした言葉が、出発の心を奮い立たせる言葉として使われる。その前を向いた面立ちに救われる。そして、

       家の中に入り息子の写真をかき抱き、ろうそくの火を消す母ちゃん。

    「カプシダ(行こう)」

       お父ちゃんがリヤカーの前に回って、柄をつかむ。リヤカーの後ろに腰をおろす母ちゃん。

    「押すんやないのか」

    「うちは足が悪いんです」

    「いつからや?」

    「チャー、チャー、バリカブシダ、ヨボ(ほら、さっさと行きましょ、お父ちゃん)」

       明るく声をかける母ちゃん。

    「アラッソ、ヨボ(あいよ、お母ちゃん)」

       父ちゃんはリヤカーを引いて坂道を駆け上がる。屋根の上で手を振り続ける息子。

 ずっと本を読み通し、舞台を見続けて来た人には、このシーンの素晴らしさがググッと迫って来るはすだ。ここにはラストシーンの意味の大きさがすべて凝縮されている。登場人物たちの行く末がすべて語られ、過去の悲痛な出来事が思い起こされ、そして、その苦難を乗り越えて走り出す明るさがある。芝居の基本構造がぎちっとはめ込まれているんだ。

 こういうラストを描かなくっちゃな、ってつくづく思い知らされた。どうだい?『流れ旅 真っ赤な夕日の』。あれでいいのか、エンディング。真っ赤な夕日に立つ幻の兵士。一人、切なく「宵待ち草」を歌い続ける娘。まるで不明瞭だぜ。その後の展開についての示唆も一切なし。もちろん、希望なんて微塵も見つからない。

 なんとか書き足すべきなのか?この小説の読後、しばらく思い悩んだ。以前、井上ひさしさんから言われた言葉、「幕はセリフで下ろさないと」を思い出す。またもや、今回もイメージで終わりにしようとしている。まだまだ、劇の構想力もセリフの発想力も足りないってことだな。も一つの井上さんの助言、ラストシーンが固まってから書き始める、これはずっと守ってきてるんだが、この情緒的なエンディングは、もう俺の本質そのものなんだろう。

 もう一つ思い出した。高校時代、国語の先生から、論理を進める前で止めている!って。見事、中心をグサッ!だったな。

    

 

 

 

 

 

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生徒創作2本!よくぞ!!置賜農業高校演劇部定期公演

2019-07-22 09:06:36 | 演劇

 うーん、急げ!始まっちまうぞ。で、でも、あと1列だから、ジャガイモ掘り。明日からまた天気崩れるって言うし、茎も葉もすでに枯れてるし、曇り空だが2日続いた降雨ゼロ、ここはどうしても掘り上げてしまいたい。

 ふー、やっと終わったぜ。小屋の中に広げるのなんて後、後。それ急げ!昼飯?そんなもん、運転しながらコンビニパンじゃ。おお、食いながら運転、よくやったっけ、演劇部顧問現役の頃、って、どうでもいい。事故起こさぬ程度に全速力、あっ、これ内緒。

 駆け込んだフレンドリープラザホール、ありゃりゃ始まってるよぉ。遅刻だよぉぉぉ。って、もらったパンフレット見たら、なにぃぃぃぃ?!1時から2本立てぇぇぇぇ!てっきり2時からだと思い込んでた。まさかの1時開演、驚きの2本立て!

 そっと後部座席に身を潜めて、2本目『とある愛好会の話し』。どうやら学校怪談、らしい。夜な夜な校舎内を亡霊が徘徊している。夜の校舎で同好会メンバー数人がお泊り会?肝試し?を決行。前半は、泊まるメンバー集めたり、許可とったりのやりとりあれこれ。この高校生のおしゃべりはさすが現役、無駄話しふんだんでリアルだ。こういうのは、高校生、得意のところだ。後半は深夜の校舎で幽霊との遭遇、その正体が実はメンバーの一人だった。う?一人なのか?他は?農作業に疲れた頭脳では追跡不能。なんか、殺したい、とか言ってたけど、あれはなに?うーん、なんだ?要するに仲間から孤立して死んだ、自殺?生徒がサークル仲間を引き寄せたって筋立てらしい。でも、はめち、とかってただの誤解で、仲直りする、ってこういうことかな?

 まずは、しっかり1時間、セリフで埋めたのは大したもんだと思う。1時間の芝居、セリフを繋げるって大変なことなんだ。無理や無駄があったとしても、それ責めることできない。無理、無駄、遊びも劇のうち。ただ、幽霊が生身の人間に交じって行動するって話し、結構書くの難しいんだよ。最後で種明かしがあるんだけど、前段で十分に伏線を張っておかにゃならんのよ。なんか、あの子おかしいぞ、とかなんか違和感ありだ、とか。その暗示の中には、死んだ少女の物語がくっきりと印象付けられてることも大切なんだ。仮に、その子の名は伏せるとしても。そうなれば、その子との関係性も浮き出てくる。そういった学校の階段のルーティンを十分押さえられられなかったのが、も一つ分かりにくかった原因なんだと思うな。

 作ばかりか、演出も自分たち、って以前の置賜演劇部じゃなかったことだ。生徒たちのやる気と力だね。もっとも、かつての演劇部員だって、劣ってたってことじゃない。単に顧問が、やりたがりで、何でもやっちまう、生徒の自主性なんてお構いなしの人間だったってことだ。許せ、出しゃばりだった!

 演出っ点では、教室の壁はきれいに出来ていた。きれい過ぎかな?張り紙ととか物がかけてあるとかあってもいいかも。それと、教室内はもっと机と椅子を多く置いた方がいい。それらを使ってあちこちで演技すれば、もっと動きが出てきたと思う。後半、中割幕を下ろして、その前で幽霊との遭遇場面としていたけど、中割前の演技てのは、あくまでつなぎだと思う。場転とかの。教室の装置で、照明を上手に使った方が効果的だった。あと、終わり方かな?えっ、もしかして、これで終わり?って感じだった。

 それにしても、これだけのものが2本のうちの1本だなんて、凄いことだと思う。どちらにも出演したりする部員もいたようで、稽古、大変だったろう。よぉやった!この迫力で、大会の方もどこまでも突破して欲しいもんだね。

 もう一本も『無名』高校生らしくないタイトルで面白そうだな。 

 

 

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台本書きの秘訣?ぬけぬけと語っちまった!

2019-05-07 08:05:58 | 演劇

 たまぁに、ほんとたまに、何か話ししてくれないか、って要望が舞い込む。ずーっと以前は、地域おこしのことだったり、農家暮らしのことだったりしたが、今は話せることって言やぁ、演劇、それも菜の花座やシニア演劇のあれこれしかない。大して聞いてもらえる内容なんて持ち合わせちゃいないなんだが、菜の花座公演の宣伝のつもりで、チラシ持参で引き受けている。

 今回のお声かかりは、高畠文学会、会長のT先生からだ。高校演劇顧問としても先輩、菜の花座の熱心かつ優れた理解者にして、厳しい批評家のお誘いとあれば、断るなんてあり得ない。たとえ、それが出先の銀行の入口での立ち話であったとしても。

 文学会ってことは、みな何かしら創作活動に携わっている方たちだ。聞け10数名が名を連ね、同人誌の発行はもとより、月々の例会も欠かさず活発に活動を展開しているってことだった。知らなかった。地元なのにね。さすが書き手の集団だけあって、与えられたテーマは「脚本と私」。なるほど、どんな風に書いてるか、他人の台所覗いて使えるコツなんかあれば、持ち帰りたいってことなのね。まぁたしかに、年に定期公演用に2時間以上所要のもの2本、それにコント4本、数だけはこなしてるよな。それも20年にわたってだから。

 そんじゃ、いい機会だ。手前の台本書き手順、振り返って整理してみっか。どうせなら6月公演『異聞・巷説「安寿と厨子王」』の手の内明かしながね。そうさ、宣伝、宣伝!もちろん、チケットだって持って行く。

 1時間のお話しの後は恒例、懇親会。主宰のT先生は町広報の応募詩の選者、かつて映画のプロを目指し今は小説を書いている人とか、孫に勧められてあれ、あれ、ほれ、あれ、ああスマホ、を買った高齢のエッセイスト、中学校での読み聞かせをしなが脚本書きを目指したい女性、童話を書き続ける洋服屋さん。浜田広助記念館の館長さんとはもっばらマラソン談義だった。久しぶりのおしゃべりに居心地の良いひと時を過ごし、気付けばふた時もみ時も居過ごして、あらら、空は暮れなずむ。ハウスのイネ苗、シルバーシート掛けなくっちゃ、と慌ててお暇した。

 それぞれの発表の場もジャンルも違うが、一人自分と向き合い、言葉と格闘している人たちがここにいる。書いたとしても読者は身近にしか持っていない人もいるだろう。それでも、突き動かされるように書く。すぐ近くにそんな努力と喜びを糧に生きている人がいる。これからは、その視線を感じつつ書き続けていくことになるなぁ。励まされるよ。

 チケットも2枚買ってもらったし、ぜひ脚本書きの講座を新しい図書館で、なんて強力にプッシュしてくれた人もいた。ってことは、このお話会、成功だったってことだな。

 当日使ったのが、以下のメモだ。興味のある人はお読みを。

高畠文学会での講演メモ

6月公演『異聞・巷説「安寿と厨子王」』を例に

➀台本書きの手順

 1)ホールドを決める

  ・お題拝借的に、まずは方向を狭める

    前回『ガード下★魔女は踊る』⇒魔女

    今回『異聞・巷説「安寿と厨子王」』⇒中世

  ・ここは直観、場合によっては団員の一言

 2)関連資料の乱読

  ・ほぼ10冊ほど。

    今回だと

     中世の歴史、中世の女の生き方、中世の芸能あたりを手あたり次第

     ただし、資料代は自前なので、高価な本はスルー

     古本が役に立つ

⇒アマゾンマーケットプレース、お世話になってます

安く手に入る、絶版本もある

  ・ただただ読み飛ばす

    ピンと来たら、唾をつける(付箋を貼る)

     やたら付箋を貼ってもほとんど利用できない。

 3)これぞと思う題材に出会ったらさらに絞って資料を探す

    今回は山椒大夫

    ⇒説経節原本(東洋文庫)、森鴎外「山椒大夫」、伊藤比呂美「新訳説経節」

 4)題材が決まる

    ・説経節「山椒大夫」のあまりに一方的な話しに腹が立ったのが動機

    高貴な身分の安寿と厨子王だけには神仏の加護がある

    山椒大夫側にだって言い分はあるだろう

 5)一工夫、仕掛けを考える

    ・ここがもっとも大切⇒ひねりの利かない物語なんて退屈

    前回⇒魔女の力は予知能力だが、暗い未来は伝えないという掟

    今回⇒説経節のストーリーと大夫が提出する真実とのせめぎ合い

 6)ストーリーを考える

    ・面白い!が絶対

    ・スリリングな展開

    ・観客に予測不能な話し

⇒引き込まれて時間を忘れさせるのが目標

  7)キャスティング

    ・出演可能な役者をノートに書き出す

    ・主だった役者から役を振り当てる

    ・全員、力量に応じて役を与える

    ・役者の個性と持ち味を把握し最大限それを生かす

 ⇒何ができるか?何で生きるか?

    ・アマチュアは自分の持ち味を超えにくい

      ⇒初級者には持ち味の中で

      ⇒上級者には持ち味を少し越えて

 8)シーン立てをする

    ・ストーリーが際立つよう、かつ、興味をつなぐように

    ・各シーンで展開する内容、登場人物を決める

 9)セリフを入れる

    ・展開上欠かせぬセリフ

    ・筋だけにならぬよう枝葉をつけて膨らみを

    ・笑いがとれるセリフ

    ・心に残る気の利いたセリフ

      キャラと設定が決まれば、セリフは自然と湧き出して来る

 10)完成と最終チェック

    

②テーマ選びの変遷

 1)意義あるものからひたすら離れた時代もあった

   自分を押し付けるなど傲慢との意識に支配されていた

   地域に愛される劇団でありたい

   ただただ面白いものを書けば

   自然とテーマは入り込む

 2)今は、書かねばならぬものも書く

   娯楽で浪費することに物足りなさ

   たとえ、そっぽ向かれても大切と思うものは書く

   女たちの歴史シリーズ

    1,「お遍路颪」 

      秩父事件を支えた女たちの本音

    2,「女たちの満州」

      満州開拓に送られた花嫁学校のむい娘たち

    3,「予兆 女たちの昭和前史」

      満州事変から一気に戦争に向かい始めた世評に抗した女性誌記者たちの戦い

 3)今回のテーマは

   歴史の改ざんへの意義申し立て。

    権威におもねる説経節、それに喝采を浴びせる庶民。真の歴史は覆いされる、それでいいのか。⇒歴史修正主義者に一撃を与えたい

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2時間の地獄に耐えて、鬼子母神!

2019-03-16 17:20:47 | 演劇

たはっ!こりゃダメだ。劇団たいしゅう小説家「殺してゴメン!」芝居始まって3分、どうする?あと2時間!逃げるに逃げられず、寝るに寝られぬ小劇場の狭い椅子。尻は痛い、肩はコチコチ、時計も見られず、ひたすら我慢!まっ、こういうこともあるさ、それがいきあたりばったりの定めってもんさ、我慢、我慢! 

それにしてもだ、どうしたらこうも詰まらなくできるのか!

まず、台本が酷い!ありきたりの常套句のオンパレード。そこは何か気の利いたセリフ出さんなねべ。50万ネコババしたからって、人の良い記憶喪失のおっさん、全員一致で殺すか?!もう、そこらじゅう、あり得ねぇぇってツッコミどころ満載!俺の台本より詰まらねぇぞ!

役者も役者だ。ダンス下手だし。これって、菜の花座レベル?それ以下?

演出もひでぇなぁ!面白いシーンをわざわざ詰まらなくしてる。演出しだいで、笑いの取れるとこ、ほとんど滑ってる。コメディーだって言うんだぜ。笑い取れたのわずかに4回!嘘じゃないって!そのうち1度は、装置のドアか開かずに困った時なんだから。

これがプロ?これで5000円!!

菜の花座、もつと自信持っていいな。まつ、こうやって自信持たせてもらうってのも、芝居旅の効用ってもんかもな。

その後、巣鴨とげぬき地蔵商店街歩いて、楽しくなったから、まぁ勘弁しよう。

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