ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

装置、今年の新機軸!定期公演『朧の森に棲む鬼』

2012-06-10 21:27:42 | 教育
 2週間後に迫った定期公演、演出していないとどうも、も一つ切迫感が湧かなかったけど、さすがに焦ってきた。
 顧問Nにすべてお任せ、はさすがに厳しかったようで、今日は照明プランの相談にのり、その後は装置作りに助っ人した。
 
 これまでもそうだが、僕が舞台を作る時は、必ず何か新しいことを手がけてきた。衣装だったり、演出だったり、道具だったり、で、今回は装置だ。

 高校演劇で装置を作るって言ったら、素材は角材と薄ベニ、それとコンパネってところだ。そんな常識を打ち破って今回は3寸角の柱材と垂木を使うことにした。1間高さでほぼ2畳分の演技エリアを作りたかったからだ。この高さで何人もの人が乗って騒ぐとなると頑丈な作りが要求される。材質だけではない。それにふさわしい工法も取り入れなくてはならない。

 木組みだ。木材に刻みを入れて組み合わせる。こんな具合だ。


Photo


 隙間すきすきだけど、まっ、初めての経験としては、まずまずのできかな。寸法は高さ六尺、間口六尺、奥行き五尺だ。これだけの広さがあれば、上でチャンバラも可能だろう。周囲を作って筋交いを入れたら、頑丈になった。




Photo_2


 上にコンパネを貼れ完成。木組みまで使った装置作りってそんじょそこらの高校演劇部にはないんじゃないだろうか。そして、そこに上がるためにはこれだ。





Photo_3


 わかるかな、末広がりになってるとこ。階段はこれまでかなり作ってきたけど、末広がりってのは初めてだ。生徒たち、大変だったと思うが、本当によくやってくれた。この階段を駆け上がり、駆け下りるなどして、高さと勢いのある舞台が生まれることだろう。
その他に、高さ11尺の三角灯籠を作っている。ね、なかなかの力作だろ?

 ただ、問題はこれだけの力作を定期公演後、どうするかってことだ。できれば、フレンドリープラザに置いてくれるといいのだけれど。1間高さの平台って結構使い道あると思うんだけど。でもかさばるからなぁるもったいないなぁ。




コメント (2)
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