ステージおきたま

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菜の花座、飛躍へ一歩:『闇夜にBlack』

2013-09-16 09:59:47 | 演劇
菜の花座第28回公演『闇夜にBlack』、無事終了!

 今回は初めてづくしだった。シニア一期生が加わっての公演。たった2ヶ月間の稽古期間。初心者の照明操作。いくつもの難題を乗り越えて、観客数230人を越える熱気あふれる舞台となった。

 アンケートに見える反応も、聞こえてくる感想の言葉も、ほぼ好意的なものだった。中には再演を望む声、とりわけ山大工学部で上演したらいいとのありがたい激励の言葉までいただけた。

 シニアの役者たちも出演2作目にもかかわらず、大きくレベルアップできていたし、菜の花座のベテラン、若手も着実な演技で芝居をかっちりと仕上げてくれた。まったくの初体験にもかかわらず、照明担当も見事にその重責を果たしてくれた。地域劇団として、まずは合格ラインに達する舞台だったと思う。

 今回の成果の一番は、シニアと菜の花座がスムーズに合流できたことだ。それぞれが持ち味を出し合い、良い緊張関係の中で信頼を築くことができた。どちらも一緒にやれたことに大きな満足を感じていた。打ち上げでは、日頃ならあり得ない年齢を超えての深い交流に喜びと感謝の声が溢れていた。

 もう一つ大きな成果は、これまで菜の花座の公演に足を運んだことのない川西町の人たちが数多く見にきてくれたことだ。観客総数は232人。目標250にはわずか届かなかったが、久しぶりの大台突破となった。

 ただ、問題は、これら新規のお客さんが、シニア目当てだったことだ。暖かいと言えばそれまでだが、シニア役者が台詞に詰まったりするとなごやかな笑いが起こったり、シニアっぽい動きに爆笑が生まれたりしていた。逆に、ここぞと意気込んだシーンが不発だったりもした。菜の花座の芝居にもっともっと慣れ親しんでもらって、大爆笑のうちに重いテーマが絡んでいく菜の花スタイルに馴染んでもらわねばとも感じた。もちろん、こつらの技倆向上も大きな課題ではあるが。

 シニアとの合流による劇団活動の活性化、という狙いは見事に当たった。この成功をさらに次につなげて、川西町が演劇三昧の町になるよう頑張って行かねばならないだろう。




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コメント (2)
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